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ロスチャイルド財閥-345 アメリカの歴史-9 : 大量移民の流入 自由移民時代の開幕

2024-12-14 16:20:28 | 国際政治・財閥

「私は一隻のフリゲート船に上がっていった。 甲板(かんぱん)には海外移民があふれていて、錨(いかり)が巻き上げられるのを眺めていた。 彼らの間にとときでも留まって彼らが互いに接する際の暖かい真心を見さえすれば、ドルと原始林の国に移住するため祖国を捨てる人々が決して極道者でないという事が分かる。 

この国に留まり、真心をもって糧(かて)にせよという金言は、ドイツ人のためにつくられた様にみえるが、実はそうでない。 真心をもって糧とせん者はアメリカへ行く。 少なくともしばしばそうである」。

 

一八四一年、ブレーメンで見たアメリカ移民の出航風景をこのように書いたのは、二十歳の若いフリード・リッヒ・エンゲルスである。 またカールマルクスは、一八四語五年、ブリュッセルから故郷のトリールの尊敬すべき王国政府支庁より北アメリカ合衆国への移民証を私にお与えくださるよう,謹んでお願い申し上げます。


私のプロイセン王国兵役免除証は、トリール市庁か当地の王国政府支庁のもとに現存する筈です。閣下の忠実な、ドクトール・カール・マルクス」。

 

二人はアメリカに移住することはなかったが、それでもこれらの文章は世界移民史における新しい時代の到来を示している。

一八一五年、ナポレオン戦争が終わって、大西洋には平和が訪れた。これから第一次世界大戦までのちょうど一世紀間が、自由な移民がアメリカに大流入した時代である。

 

フランス革命とナポレオン戦争、そして産業革命は、ヨーロッパに新しい時代を切り拓いた。 市民生活に対する国家の規制は弛緩し、西欧諸国は移民の自由化に踏み切った。

重商主義時代の植民とは異なり、移民は海外の独立国家への自由な個人の移住となったのである。 合衆国の方も、国内に五年以上移住した『自由な白人』に帰化権を与え、移民統計をとるだけで、ほとんど制限措置を講じなかった。 

パクス・ブリタニカ、すなわちイギリスの世界支配による相対的平和の継続も、自由な移民の流れを容易にしたのだった。

 


トランプ氏、CIA副長官にケネディ氏の義理の娘の起用検討

2024-12-14 16:05:00 | 米大統領選2024

トランプ氏がCIA副長官への指名を検討中だというA・F・ケネディ氏/Tristar Media/Getty Images
トランプ氏がCIA副長官への指名を検討中だというA・F・ケネディ氏

 

(CNN) 

米国のトランプ次期大統領は、自身の政権の要職にケネディ家から2人目の人材を起用しようと考えている。

保健福祉省長官に指名されたロバート・ケネディ・ジュニア氏の義理の娘、アマリリス・フォックス・ケネディ氏だ。

 

事情に詳しい複数の情報筋がCNNに明らかにしたところによると、トランプ氏はフォックス・ケネディ氏を中央情報局(CIA)副長官に起用しようか検討中。

CIA長官には元国家情報長官のジョン・ラトクリフ氏が指名されている。

 

フォックス・ケネディ氏は、ロバート・ケネディ・ジュニア氏の大統領選での選挙陣営を統括していた。

トランプ氏は既に、CIA副長官の職位について本人に打診しているという。事情に詳しいある情報筋が明らかにした。

 

CNNはラトクリフ氏が12日にフォックス・ケネディ氏と面会したことを把握している。

フォックス・ケネディ氏は同日、X(旧ツイッター)への投稿で、「CIAの中核的な任務は、米国民の代表である米国大統領を最大限の情報で武装すること」と明言。

 

「局が持つ表に出ない卓越性をどうやって取り戻すか、我々は正確に理解している。

これは早急に達成可能であり、国内政治の干渉や犯罪となる権力の乱用、検閲、米国市民に対する宣伝工作を排除しつつ進めていく」と述べた。

 

CIA副長官の職位は上院での承認を必要としないが、フォックス・ケネディ氏はトランプ氏の支持者、トム・コットン上院議員(アーカンソー州選出)からの強い反対に直面している。

コットン氏はトランプ氏と非公開で言葉を交わし、フォックス・ケネディ氏をCIA副長官に指名しないよう強く求めた。事情に詳しい人物がCNNに明らかにした。

 

コットン氏は次の連邦議会の上院情報委員会で委員長を務めることになる人物。CNNはコットン氏の事務所にコメントを求めた。

ロバート・ケネディ・ジュニア氏は長年、自身のおじに当たるケネディ元大統領の暗殺にCIAが関与したと示唆。昨年はラジオのインタビューで、それを裏付ける「圧倒的な証拠がある」と語っていた。

 

CNN記事2024.12.13より引用

 


AI半導体の新スター・ブロードコム NVIDIAと戦えるか

2024-12-14 15:16:41 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業

 

13日の米株式市場は半導体大手ブロードコムの話題で持ちきりだった。四半期決算で収益の先行きに強気の見方を示したのをきっかけに株価が急伸。時価総額は初めて1兆ドル(約154兆円)を超えた。新スターの誕生に市場は沸き立った。

ブロードコムの株価は13日、前日比24.4%高の224.80ドルで終えた。米国の半導体企業の時価総額が1兆ドルの大台に乗せたのはエヌビディアに次いで2社目だ。人工知能(AI)向け半導体の販売が収益の拡大をけん引し、株価はさらに上値を追うとの期待が広がっている。

 

 

株価が大幅に上昇したきっかけは、ブロードコムが12日夕に発表した2024年8〜10月期の決算だ。売上高は前年同期比で51%増の140億5400万ドルと大幅な増収となった。

24年11月〜25年1月期の売上高は146億ドルになる見通しで、QUICK・ファクトセットが集計した市場予想(145億5000万ドル)を上回った。

 

好材料はこれだけではない。ホック・タン最高経営責任者(CEO)は決算説明会で、主要顧客3社に対するAI向け半導体の収益機会が27年10月期に600億〜900億ドルに膨らむとの予想を示した。

24年10月期は150億〜200億ドルとしており、数年間で大幅に拡大する。

 

キーバンク・キャピタル・マーケッツのアナリストによれば、ブロードコムが抱える主要顧客3社とはグーグルとメタプラットフォームズ、動画共有アプリTikTok(ティックトック)を運営する中国のバイトダンスとされる。

タンCEOは「今後3年間におけるAI向け半導体の事業チャンスは非常に大きい」とみている。

 

アナリストの間では目標株価の引き上げが相次いだ。トゥルイスト証券はAI向け半導体の伸びが「大企業としては驚異的だ」と指摘。目標株価を205ドルから245ドルに上方修正した。エバコアISIは250ドルと、従来の201ドルから改めた。

ネットメディアのジ・インフォメーションによれば、ブロードコムはアップルとAI向け半導体で提携している。アップルに対する売り上げの伸びが期待されたのも投資家を強気に傾けた要因といえる。

 

 

バーンスタインのアナリストはブロードコムのタンCEOについて13日付のリポートで「革ジャンが似合うかもしれない」と記した。

革ジャンはエヌビディアのジェンスン・ファンCEOが講演などの際に着用し、同氏のトレードマークとなっている。エヌビディアに次ぐAI向け半導体の担い手として存在感を強めることへの期待を示す賛辞だ。

 

もっとも、13日のダウ工業株30種平均は下落した。半導体の競争激化への懸念からエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が下げたほか、その他のハイテク株への売りも目立った。

ブロードコム株を買う資金を手当てするために幅広い銘柄に売りが出たとの見方がある。ブロードコムが米株相場のけん引役になるには、新規資金の流入が活発化するのを待つ必要があるかもしれない。

(NQNニューヨーク=川上純平)

 

 

 
 
 
 

マーケットコラム「ウォール街ラウンドアップ」の一覧ページです。2024年10月1日、コラム名称を「NY特急便」から変更しました。

 

 

 

日経記事2024.12.14より引用

 

 

 

 


アサド氏、親族も知らず出国 「ロシア援軍来る」と欺く

2024-12-14 15:09:22 | 中東情勢・基礎知識・歴史・問題・真実


政権を追われたアサド大統領(2019年)=AP

 

【イスタンブール=時事】

旧反体制派の進攻で政権を追われたシリアのアサド大統領が、慌てて国外へ脱出するまでの経緯が欧米メディアの報道で明らかになってきた。

軍や治安当局の高官には出国直前まで「ロシアの軍事支援が来る」とうそをつき、側近や親族にも告げないまま逃亡したという。

 


ロイター通信は13日、10人以上の関係者の証言を伝えた。それによると、アサド氏は脱出直前の7日も国防省で軍関係者らと会合を開き、政権軍の地上部隊に抵抗を促した。

アサド氏は旧反体制派が攻勢を始めた翌日にロシアを訪問。攻勢を阻むためロシアに軍事介入を要請したが、聞き入れられなかった。

 

アサド氏はロシアと同じく後ろ盾となっていたイランには支援を求めなかった。イランが介入すれば、イスラエルがシリアやイラン国内へ攻撃を強める口実になると懸念したとされる。

戦況は不利と判断し、出国を決断したアサド氏はアラブ首長国連邦(UAE)に受け入れを求めたが、UAE側は国際的な反発を恐れて拒否

 

米ブルームバーグ通信によれば、アサド氏はロシアから身の安全を保証され、シリア北西部にあるロシア空軍基地を経由しモスクワへ向かった。ロシアではアスマ夫人と子供たちが待機していたという。

ロイターによると、アサド氏は軍高官を務めていた弟マーヘル氏や母方のいとこにも出国意思を伏せた。マーヘル氏はイラクへ逃れた後にロシア入り。いとこ2人は陸路レバノンへ脱出を試みたものの、旧反体制派戦闘員に襲われ、1人は殺害されたとの情報がある

 
 
 
 
日経記事2024.12.14より引用

住友理工、16年ぶりにショールーム刷新 材料400種展示

2024-12-14 15:03:45 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


ゴム・樹脂製品の材料を約400種類展示(13日、愛知県小牧市)

 

住友理工は技術研究所「テクノピア」(愛知県小牧市)のショールームを16年ぶりに刷新し、13日に見学会を開いた。

ゴム素材や配合技術、各製品を紹介するほか、面談スペースも設けた。取引先などとのコミュニケーションの場として活用する。一般向けには非公開。

 

住友理工は自動車用防振ゴムの世界大手で、ゴムや樹脂の材料配合技術に強みを持つ。ショールームでは約400種類の材料を展示したり、配合による特性変化をモニターで解説したりする。

音や振動の制御技術も、実際の製品を使いながら仕組みを披露する。電気自動車(EV)向け防振ゴムなど新製品も展示する。

 

ショールームは2008年に開設したが、従来は社史の紹介などが中心だったという。研究開発部の米山史紀さんは「実際に製品の性能を体験できるなど、自社技術を分かりやすく伝えられるように見直した」と話した。

 
 
 
日経記事2024.12.14より引用