オヤジのバイクいじり

モンキー、隼、部品作り

カワサキzzR1100ニッシンブレーキ調整、その後

2013-07-07 22:51:12 | カワサキ1100ニッシンブレーキ
★バイク仲間のカワサキzzR1100、フロントブレーキレバーを握ってもスポンジ状態!?。
 何とかならないかと、相談を受ける。

 [点検結果]
 ・ブレーキレバーを握るとグリップ付近まで来る・・・・・・・・エアーが入っています!!。
 ・クラッチオイル黒ずんでいます       ・・・・・・・・カウルタイプはエンジン熱で劣化が早いです。

 [処置]
 ・エアー抜き実施・・・・カチッと効くようになりました。
 ・クラッチオイル全取替え実施。

 ☆番外
 ・ニッシンのマスターですが、ストローク調整機能がありません。
 ・ブレーキレバー握ってからの効き始めまでがしっくり来ません。

 [処理]
 ・方法は3通りあるが、一番手っ取り早い方法で対応しました。

    厚さ1.2mmのスペーサーを作成。
    ピストンの先端に取り付けます。
    ストロークが固定となる方法ですが、友人の握り心地はバッチグーとのことで一件落着。

★ストローク調整の結果
 ・箱根周りを走行後、小田原に下りてきた頃に、レバー握っていないのにフロントブレーキが効き始め完全にロック状態となる!!??。

 [状況]
 ・ブレーキレバーを握ってもストロークしない。
 ・ブレーキオイルラインに圧力がかかっている状況。(マスター内のプッシュロッドが押されている状況)
  ○通常はブレーキレバーを戻せば圧力(ブレーキオイル)はリザバータンクに戻されフリーになる。

 [処置]
 ・ブレーキレバーを外す。
 ・マスターピストンをフリーにすることで、ブレーキオイルラインの圧力(ブレーキオイル)をゼロにする。
 ・この状態でバイクを動かしてみてスムースに動くことを確認。(ブレーキ系統の固着が無いことの確認)
 ・追加した1.2mmのスペーサーを取り外し、ブレーキレバーを取り付ける。
 ・ブレーキレバーを握ってブレーキがかかること、戻せはフリーになることの確認。

 [結果]
 ・ほぼ同じルートを走行するも異常なし。

 [考察]
 1)ブレーキオイルの入れすぎも考えられるが
  リザーバータンク内の
  ダイヤフラムは正常なので問題無いと考える。

 2)マスターピストンのプライマリーとセカンダリーカップの位置と
  マスターシリンダー内の穴の位置が
  1.2mmのスペーサーを追加することにより
  微妙にずれ
  ブレーキを何回もかけていくと
  ブレーキオイルラインの圧力が上昇していき
  ブレーキがかかった状態となったと考えられる。
 
 ・通常なら
  ブレーキを繰り返しても
  ブレーキレバーを戻せば
  ブレーキオイル(圧力)は、リザーバータンク内に戻り内圧はゼロになる。

 ☆今回はマスターピストンの固着なども疑ったが
  元に戻せは問題ないことから
  穴の位置が微妙にずれたことにより
  問題が発生したと考えられる。

 [今後の対応]
 ・カチッとしたブレーキタッチが希望なので

 ☆スペサーの厚みを変えて
  1.2mm以下でどうなるのか??
  1.2mm以上ならどうなるのか??
  安全を考慮したスピードで検証していくことにした。
 
 今後の楽しみが増えました。
 
 ●ニッシンの刻印があるが・・・・中華??
  付いている状態で購入したので本人曰く・・・・???・・・・・です。

   
コメント
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