獏の食わず嫌い

プロ野球を好きになってほんの45年です。阪神のせいでネガティブ根性が骨まで染み付いております。

似顔絵デイズ3 似顔絵屋さん技術編

2005-01-12 23:23:03 | アートデイズ
最初に皆様にお断りしておきます。
私は似顔絵が苦手です!
そこんとこを踏まえて、技術編を温かい目でお読みいただければ幸いです。
↓道具の図解です。


水入れ 何でもいいです。プリンの空きカップでも何でも・・・。それにしても私のは汚いですね(^^;)

くまとり筆 二本用意して、一本を肌色、もう一本を髪の毛用に使います。

ライン用筆(デザイン筆) 彩色筆か面相筆を使いますが、私はナイロン毛のデザイン筆を使います。一本は墨入れ用、もう一本は影と唇の紅用。

梅皿 陶器製の方が重くて安定するので陶器製の梅皿使ってます。(注:よくわれます)
 
水彩絵の具(透明) 水彩絵の具には透明水彩と不透明水彩があります。色紙には透明水彩が適してます。ポスターカラー等の不透明水彩は不向きです。
私が常備するのは次の色です。
肌色(今の表記は薄い橙)・セピア(線と女性の髪)・アイボリーブラック(瞳とおっさんの髪)・バーントアンバー&バーントシェンナ(肌の影。私はこれにインディゴをすこーし加えます)・バーミリオン(唇や子供のほっぺた)・スカーレット&オペラ(化粧した人の口紅)

固形水彩 服や背景用に使います。

色紙 私は画仙色紙を好んで使用しています。
見本のモデルは女性ではありません。
かつて大活躍したビジュアル系ボーカリストで、変な声の女性と結婚してすぐ別れた人です。
・・・・・・・・・
だから温かい目で見てくださいってば!



①まずはデッサンをとります。
私はまず目から描きます。
そして、鼻、口、輪郭、髪、の順ですが、これは時間を短縮するための反則技なので良い子は真似しないでね!

②次に墨入れです。
私はセピアとアイボリーブラック混ぜてを使います。
目はとくに慎重に。



③彩色。私はあっさりつけるのが好きです。
線だけで売れるくらいにしといて、色はついでって感じです。
薄い色から調子をつけています。
唇は上唇を暗く、下唇を明るくすると立体的になります。

透明水彩はやり直しがきかないのでなかなか辛いです。
もし失敗したら潔く謝るか、

あなたはそんな顔ですよとシラをきりとおしましょう



追記
私の先輩に絵の具をつけすぎてたれてしまい、口から血が滴った状態で売った人がいます。
こんな感じです。↓


コメント (10)
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