獏の食わず嫌い

プロ野球を好きになってほんの45年です。阪神のせいでネガティブ根性が骨まで染み付いております。

「間」のあるプレーの美

2006-01-27 20:37:51 | しゃもじ元会長の野球日記
仕事に行く道中は車中おはようパーソナリティー道上洋三ですを聞きながら通勤しています。
シーズン中勝った翌朝は必ず国歌(六甲颪)斉唱

そして長年のファンならではの鋭い突っ込み。

道上さんは関西のマスコミにおける阪神一色化の原動力となった人ですが、PLより弱いと揶揄された頃からズーっと阪神を応援してこられただけあって、見る目も決して優しくはなく、どんなにどんなに勝ち進んでも「まだまだ」とほぼ私のような気弱ファンに沿ったコメントをされるベテランアナウンサーなのです。

もうかなりのベテラン(MBSの角淳一か、ABCの道上か)なので局アナながら局のしばりもほとんどなく、最近は阪神マンセーやキヨノリのマスコミの扱いについて厳しく非難するなど、自由すぎるとも思える放送っぷりが気持ちよかったりするんですが、、道上さん、シーズンオフは相撲とテニスを取り上げることが多くて、おかげで魁皇について何も知らなかったのにちょっと詳しくなりました。

で、今はシャラポアにご執心なようでよく取り上げられるんですが、シャラポアの何が美しいか?という話が面白かったんです。

シャラポアが美しいのは顔だけじゃなくサーブする時、スマッシュ・ボレーの時の「間」が美しい。サーブする時にフッとした「間」があるとき、ほぼサービスエースをとっている。

ウンウンわかる気がします。
そこへ例えに持ち出したのが我らがしゃも・・いえ、今岡誠。


はい、お待たせ!

道上さん談
今岡がカーブを待つ、
観ている自分もカーブを待っていることを感じ取る
そこへカーブが来る!


フッと(観ている自分と選手とが共有できる)「間」がある。


今岡がバットを振る。


ボールがレフトスタンドへ消えていく。


その時に

まるで自分が打ったような何とも言えない感動に包まれるんやねえ!




わかります わかります(;-;)


私はその瞬間を共有したからしゃもじ会長を作る気になったんです。


あの交流戦、ロッテ戦甲子園での第1戦


金本が敬遠される

ネクストからとてつもないオーラが発せられる

出囃子が終わる前にもうバッターボックスに入る今岡誠

集中していることが背中から伝わる

誰もがランナーがたまった時の今岡の凄さを知っている

私も集中する

白いボールしか見えないくらい集中する

バットを振る

オレンジシートで見ている私の目の前を、この世のものと思えない綺麗な白いアーチが通り過ぎていく

白い筋はレフトスタンドに突き刺さる



(=´∀`=) はあ~今思い出してもいい気分~

例えば浅田真央ちゃんの演技には「間」が感じられたから美しいんですよね。

野茂のトルネードが回転しきって投球にうつる時の間

赤星が盗塁する時投球動作を盗んだ時の一瞬の間

井端がスーパー守備をするときの打球を捕って送球するまでの一瞬の間


そうそう、阪神の選手でもう1人、美しい「間」を感じる選手がいます。


藤川球児が投球する時の一瞬の間



そう、この瞬間

え~ワコムと格闘して描きました(A^^;)
もちっと使いこなせるようになりたいなあ・・・