さてさて。
昨日のライブですが、とってもよかったです。
すごく上手に組み立てられているな~と思いました。
狭い会場でしたが、そのぶんコントラバスの息づかいというものが直接的に感じられ、演奏と音の両方を堪能できたという感じ。
会場中にコントラバスの豊かな響きが伝わっていました。
チェロみたいな温かい響きと、時にザスザスするようなコントラバスならではの迫力ある響き。
適切な言葉がみつかりませんが、素敵な響きなんです
小寺さんも岡部さんも、とても社交的で、ライブの合間の時間には、各テーブルをまわって会話をしてくれるんです。
アットホームな雰囲気で、ライブならではの交流が心地よかったです
あと、小寺さんの曲解説がかなり面白い!
もっとお話が聞きたくなりました

(↑この手の話なら、一日きいても飽きません!)
曲目は
1stステージ
・コルニドライ M.ブロッホ作曲
・いのり E.ブロッホ作曲
・ソナチネ ベートーヴェン作曲
・??
前半2曲がとにかく心に響きました~。
同じブロッホさんですが、別人とのこと。
お二人ともユダヤ人ということで、なんとなく似ている響きも感じられ・・・
一生に一度しか演奏することを許されない曲。
やっぱり曲の持つ重みたるや、すごいものがあります。
小寺さんの熱い演奏にも、ぐっと泣きが入りそうでした
今回のライブの中で、「いのり」に一番感動しました~
2ndステージ
・アダージョ ショスタコーヴィッチ作曲
・マドリガル グラナドス作曲
・モーゼファンタジー パガニーニ作曲
・G線上のアリア
ショスタコいいな~~~!
懐かしいロシアの香りがします~~。
ピアノだと、あんまり魅かれる曲がないのですけどね・・・
グラナドスも弾きたい衝動にかられましたが、あの雰囲気を出すのはなかなか大変そうです。
でも、この曲を聴いたとき、小寺さんってすごく音楽的センスのある方だな~って思いました。
こういうちょっとしたクセのある曲を弾くとき、センスって出るんですよね。
モーゼファンタジーに関しては、すごすぎます

いろいろ面白くて、かなり楽しかったです~
「コントラバスの演奏って大変そうだな~」と改めて思っちゃいました。
あの太い弦をおさえるだけでも指が痛そうなのに、ポジション移動がかなり激しい!!
きっとコントラバス奏者さんの悩みは、首痛と肩こりじゃないでしょうか?
3rdステージ
・鳥の歌 カザルス作曲
・コントラバス協奏曲より第二楽章 ヴァンハル作曲
・ヴォカリーズ ラフマーニノフ作曲
・アベマリア
鳥の歌に関しては、本当にそれぞれいろいろな演奏があるのですが、今回はピアノの方にちょっとした驚きが。
和声の感じ方が私と全く違っていたので、「へ~、なるほど~」という箇所がいくつかありました。
他の人の演奏を聴くことによって、あらためて気づくことってあるんです。
あとでもう一度楽譜を見てみよう~と思いました
里奈ちゃん、私達もがんばろうね