今回はメルモも函館に来ています。
赤ちゃんの時のメルモを知ってる人たちが口をそろえて「顔が変わらないね!!」と言うので、子猫の時の写真を見せてもらったら…。
ホントに同じ顔でした(^-^;
28日のコンサートで使う予定の募金箱を作ってくれたカナちゃん。
忙しいのにありがとう!
函館はとてもいい天気です!!
函館に入りました(*^_^*)
実家ではインターネットが使えないので、急ぎのご連絡は携帯&携帯メールにお願いします。
函館に帰る前日、イタリア人ピアニストの友人・コスタと偶然の再会♪
コスタは最近、イタリアオペラのピアニストをしているそうです。
実はコスタとは、一緒に函館旅行をした仲(#^.^#)
もう4~5年前になるかと思うのですが、それはにぎやか珍道中だったのです。
大沼湖畔でのカヌー体験や駒ケ岳散策などなど。
面白写真がたくさんあるのですが、それはまたの機会に!
函館は涼しくて、東京の暑さが嘘のようです。
よかった~!
夏のバラたち。
暑さに負けず、繰り返し咲き続けています!
この夏、とうとう「バラの会」の会員になっちゃいました。
秋には黄色のバラが里子ちゃんで来ることになっているし、予約していたモーリス・ユトリロも届くので、いっそうお庭がにぎやかになると思われます(*^_^*)
さて、先日、音大教授の先生が
「最近はソプラノでもリリコだ、レッジェーロだ・・・と細かく分かれていて、専門といえば聞こえはいいけど、きちんとした勉強をしない人が増えた。昔は、ソプラノはソプラノだったから、なんでも歌えなきゃいけなかった。もちろん、レパートリーといった面では音楽性とかいろいろあるけれども、幅広く練習して、大きな基礎があって、初めて自分が何かわかるでしょう。ピアノだって、得意、不得意はあっても、バッハだってベートーヴェンだってストラビンスキーだって、昔のピアニストはなんでも弾けなきゃいけなかったよね。」
とおっしゃっていました。
たしかに、クラシックピアノにも、ピアノソロ、アンサンブルピアノ、コレペティトール、オーケストラピアノなどなど、ジャンルがたくさんありますが、ピアノソロの中にも、ショパンが・・・プロコフィエフが・・・・、アンサンブルピアノといっても弦楽器が・・・、金管楽器が・・・木管楽器が・・・、声楽の伴奏にしてもオペラが・・・、歌曲が・・・と、さらに細かく分野がわかれていきます。
同じドの音でも、楽器が違えば、倍音の鳴り方や発音の仕方が違うので、聴こえ方も変われば、タイミングの取り方も違ってきます。
楽器によっては、音の鳴りやすい調というのが限定されてしまうので、ふと気がつけば♯系の調は苦手になっているということもありますし、求められる音質、ペダルの使い方など、言い出せばキリが無いくらいそれぞれ奥が深いです。
どれも極めるのは難しいですが、まるで大きな連峰のように裾野が広く、登頂地点はたくさんあって、ルートもそれぞれ。
それらをまんべんなく理解しているというのも大変なことなのです。
とくに何かに突出してはいなくても、全体的に何でも弾ける(理解している)ピアニストの方が、ピアノという楽器を極めていると言えるかもしれません。
それにしても、必要な時に必要な要素を発揮できる、偏らない、というのは難しい。
その上、絶対という概念は無いので、自分にある程度の自信も必要です。
知らないことはたくさんあるし、わかっているつもりでも、いつの間にか全体に甘くなってしまっていたり、何らかの癖が出ていたりするので、厳しいチェックは必要不可欠。
ロシア語のレッスンに行ったときの話ですが、
「あら?あなた、最近フランス語をやったのはいつ?Гが鼻濁音になってるけど、今まであなたがこの単語で鼻濁音を使ったことは一度もないわよ。」
とのこと。
30人が同時にロシア語で歌っても、一人ひとりの発音を聴きわけできるという先生。
さすがでございます。
「実は4日前に・・・。」となり、あわわわわ。
ある日、フランス歌曲を弾いた時には、
「う~ん。悪くはないけど、今のだとドイツロマン派だね。シューマンみたいだった。」
となり、
「・・・・。(シューマンのピアノ協奏曲弾いてるのがばれてる!?)」と、あわわわわ。
器楽の伴奏をした時には、
「あなた、今日、どうしちゃったの?ペダルが多すぎるわ。」
となり、
「・・・・。(最近、オペラやってました~。)」と、あわわわわ。
鍛え方が足りないな~と反省しきりの日々でした。
お許しをいただいて、本荘先生のお写真を公開(*^_^*)
偉大なピアニストでもあり、尊敬する大先生です。
8月23日の厚沢部での演奏会のポスターです。
厚沢部町内にお住まいの方も、無料でコンサートにご来場いただけることになりました。
みなさまぜひいらしてくださいね♪
東京の皆さまには、厚沢部のメークインが超おススメでございます(#^.^#)
ご興味のある方はこちらへアクセス☆http://www.town.assabu.lg.jp/index.php
『烏野慶太&山形リサ デュオリサイタルInあっさぶ』
8月23日(火)13時30分開演
会場:厚沢部町町民交流センター(あゆみ)
入場無料
問い合わせ:厚沢部町教育委員会事務局社会教育係
0139-64-3311(内線79)
主催:厚沢部町教育委員会
今年の私ですが、いろいろ音楽的チャンスに恵まれ、作曲の先生にもご指導をいただいています。
「フランス和声とフランス音楽を中心に、音楽史や、和声法、楽曲分析など、音楽全般についてご指導いただきたいのですが。。。。」
などという、とんでもなく幅広い希望(わがまま?)にもかかわらず、「結局わからないという事がわかるといいですね・笑」と快くお引き受けくださり、「音階の定義はなんですか?」とか「音楽の要素・・・って日本語で何になるんですか??」などという、マイナスレベルからの話にもお付き合いしていただきながら、長年曖昧にしてきた音楽の諸々について一つ一つ勉強し直しています。
音楽は「例外」が常なので、ソナタ形式ひとつとってみても、授業や本で学んだ基本だけで全てを理解できるわけもなく、そういった細かいことについて、気になること、わからないことを確認していくと、今まで以上に音楽が具体化して見えてくるので面白いです。
ピアノという楽器は、他の楽器に比べて非常に多くの情報を処理する役割を持っていますが、作曲家や指揮者は、さらにその上をいきます。
これだけ楽譜を見て、考えて、いろいろわかってきたつもりでいても、本物の作曲の先生と楽譜を見ていくと「まだこんなに見落としている事があるのか!?」と、‘楽譜’の情報量の多さに驚愕&感激してしまいます。(ピアニストゆえに偏った見方になっていることもわかります。)
きちんと意味のある言語ですら、様々な解釈ができるのですから、音楽ともなると、それはまた広く様々な読み取り方ができるわけで、それが難しくもあり、楽しいところ、醍醐味でもあったりします。
演奏家としての曲の捉え方と、作曲家の曲の見方は違いますが、先生はそこもまたとても尊重してくださっていて、自分で根拠を見つけられない発想を口に出しても「それは面白いね。演奏家としての嗅覚だね。」と、一緒に考えてくださり、毎回、本当に充実したレッスンとなっています。
しかしながら、私のよれよれ頭脳にとってはかなりのフル回転をしなければ話についていけないらしく、レッスンから帰宅した後、2~3時間の睡眠をとらないと、そのあと、全く何もできなくなってしまう!というのは、ここだけの話・・・・・(*_*;
↑「全くシッカリしなさいよ!」と言っているメルモさん。
さて、こちらは↑フランスのとある音楽祭のポスターです。
日本ではちょっと見かけない配色とデザイン。
雰囲気ありますね!
こちらの音楽祭で、先生の委嘱作品が演奏されたのですが、帰国した時に、こんなお話しをしてくれました。
「今回、山形さんが興味あるだろうなっていう演奏会があったんだけどね、フォーレの歌曲を、ソプラノ&コントラバスだけで演奏したんだよ。二人とも上手な演奏家だったんだけれども、教会という場所で、フォーレを扇情的に歌い上げていたのも面白くてね、すごく素敵だったんだ。山形さんに聴かせたかったなぁ。」
いやー、これはすごく興味あります!
ぜひとも聴いてみたかったです!
この音楽祭のためにアレンジした演奏ですが、コントラバス一本でどんな風にフォーレの歌曲を伴奏していたのでしょうか。
先生に「すごく素敵だった」と言わせるくらいの演奏ですから、完成度も高かったのでしょうね。
でも、私が一番感激したのは、
「フランスの人たちはね、普通のフォーレの歌曲も聴くし、知ってるけど、こういう新しい演奏についても、‘面白いね’と言って聴けるんだ。」
ということです。
この音楽祭では、例えばシューベルトの「冬の旅」をオペラのように役柄を作って複数名で演奏するといった様々な演奏会があったそうですが(ちなみにこれはイマイチだったそうです)、伝統的な演奏から革新的な演奏まで、聴衆がどれも普通に‘演奏’として楽しめるって凄いことですね。
神楽や歌舞伎や浪曲うんぬん、、、、日本の伝統文化を何一つちゃんと鑑賞したことのない私が言うのもなんですが。
日本でよくある「気軽にクラシックコンサート」と題した、アニメやポピュラーソングを演奏するような類のものは、発想が安易かもしれません。
それは将来クラシック音楽を聴く導入にはならないと思うんです。
私自身、クラシックコンサートのほかに、ジャズライブや、有名歌手のコンサートなんかに行ったりしますが、それぞれ楽しむ目的が全然違います。
ゆえに、当然、聴く体制も違います。
古典芸術の面白さをどうやって現代のみなさんに伝えていくかということも、奏者にとって考えるべき大切な事案のように思います。
と、いうことで、8月22日の財団・出前コンサート、23日の厚沢部町学術鑑賞事業コンサートでは、烏野君とアイディアを出し合ってプログラムを用意しました。
慶太氏の音楽トークもお楽しみに♪
今日はソプラノの佐藤夕鼓さんとご一緒してきました。
毎年、イタリアに長期滞在して声楽の勉強を続けている佐藤さん。
勉強熱心でとても素敵な方なので、いつもご一緒できるのを楽しみにしています。
先日、帰国されたばかりなので、今回もまたいろいろイタリアのHotな話題を教えてもらい、音楽トークで大盛り上がりしてきました♪
私はイタリア語がダメなので、曲を通じて毎回ちょっとずつ佐藤さんにイタリア語を教えていただいていますが、それぞれの言語の特性と音楽の関係がわかってきて、とても面白いです。
イタリアといえば、つい数日前、ひょんなことから大学時代とてもお世話になった先輩、水野直子さんから連絡をいただきました。
イタリアに長く留学されていたのですが、ご帰国されて日本でも演奏をしているとのこと。
先輩はイタリアで古楽に転向されたのですが、ピアノもめちゃめちゃお上手なのです。
チェンバロやフォルテピアノなど、たくさんご自分の楽器をお持ちなので、今度、バッハやモーツアルト、シューベルトなんかについて、教えていただこうかな♪
海老澤先生にも、モーツアルトのソナタを一度フォルテピアノで演奏してみるべきと言われていますし。
先輩のお教室 http://tastiera.jp/index.html
先輩とは、私が大学院時代、同じマンションに住んでいて、同門でもあり、いろいろ仲良くしていただいたのでした。
当時、先輩はウサギを飼っていて、演奏で家をあける時には私がウサギのお世話を仰せつかっていたのです(*^_^*)
でも、すっごく繊細なウサギさんで、私には猫臭があったのか、なかなか懐いてもらえず、ウサギキックをもらったりしてました。。。
そして・・・・・
先輩とお話しした翌日の事。
今度は、偶然、大学時代の後輩、高久美和さんにお会いしました。
美和ちゃんは、私が大学2年の時、一年後輩として寮に入ってきて、実は同部屋だったのです!
そして、私が大学院の時に引っ越したマンションの同階、斜め前のお部屋に住んでいて、当時、一つ下の階には直子先輩が住んでいて、公私ともども仲良くしていただいていたのでした!!
直子先輩とそんな懐かしい話をした翌日に、偶然会えるなんて、すっごいご縁を感じますよね(笑)
ちなみに、私が演奏で家を空ける時には、猫のラズのお世話を美和ちゃんがしていてくれたのでした!!
ラズは現在17歳。
実家で、母とアリスとのびのび生活しています。
今日は、コントラバス奏者の池上里奈さんと伴奏合わせがありました。
9月24日(土)にリサイタルがあるので、新曲を中心に念入りに打ち合わせ&練習です。
今回もまた、意欲的なプログラムとなっていて、私としてはピアソラのキーチョがお気に入り♪大人な雰囲気で絡み合うような演奏ができたらな~と思っています。
リサイタルでは、読売日本交響楽団のコントラバス奏者、樋口誠氏がゲストとして、ボッテジーニのパッショーネ・アモローザを演奏されます。
コントラバス二重奏は初めての経験。
こちらもまた楽しみです!
来月にはコントラバス2台&ピアノでの合わせが始まりますが、心配していた天井高も全く問題なしで、ほっと一安心。
今のレッスン室にグランドピアノを2台置こうかどうかずいぶん迷ったのですが、アンサンブルのためにスペースを確保しておいてやっぱりよかった!
トリオまでは十分可能です。
↓コンサートの詳細はこちらのURLをクリックしてください。
http://tuno.a.la9.jp/guest/ikegami/
今日はもう一つ、悲しいご報告があります。
今朝早く、クンクンがお空の星となりました。
↑7月初旬のクンクン。
クンクンが我が家に来たのは2005年。
ちょうど池上さんと知り合った時期と同じです。
クンクンが1歳くらいのころから知っている池上さんは、クンクンの事をずっと心配してくれていたのですが、久しぶりに彼女が来てくれるというその日に亡くなってしまいました。
クンクンは、チャイと違って副腎腫瘍を患っていたので、よくなったり悪くなったり・・・というよりは、一気に坂道を転がるように容体が悪くなって、あっという間にお星様になってしまいました。
最後まで、一生懸命、頑張っていたけれど・・・・・
手術は考えていなかったので、あんまり長く苦しむよりはよかったのだと思うようにしています。
7月31日に、大事なフランス歌曲の勉強会があったのですが、それが終わるまで旅立つのを待っていてくれたクンクン。
うちの子たちは、いつもみんなとっても健気です。
今年5月のクンクン。