今日は父の三十五日でした。
函館では、四十九日を迎えるまで毎週お坊さんがおりてきて下さいます。
実は、我が山形家では、父が初めての仏様。
母方は禅宗なので、父方のお東さんとは全然勝手が違うそうで、親子共々、いろいろ教えていただきながら、毎回少しずつ勉強している感じです。
もちろんお仏壇も無いので、四十九日に合わせて入れたいと思っているのですが、肝心のその日は一月七日。
お仏壇も大安の日にいれるのが良いそうで、早めにお願いしておかなければならず、ここ毎日、お仏壇についてあれこれ検討していました。
やっと気に入るお仏壇が決まり、ほっと一息です。
宗派によってお作法が違うのは知っていましたが、お道具の種類や色、形にもたくさん決まり事があるのを知り、ちょっとだけお仏壇と仏具に詳しくなりました。
驚く事もたくさんあって、個人的に面白かったのが、現代風の家具調仏壇
の事を「モダン仏壇」と言うこと。しかも銘柄が「ルドルフ18号」とか「メルモ40号」とかついているんですよね!
最初は言葉にするのに抵抗を感じたのに、今では普通に「モダン仏壇」と呼んでいる自分にもおかしくて…(笑)
あ。そうそう。
函館ベイエリアは有名な観光スポットですが、ベイエリア付近の仏壇屋さんには、クラシックコンサートで来函した外国のオーケストラの皆さんが一同に来て、お土産におりんと木魚を買っていくらしいです。
どちらも素敵な音色には間違いないですが、いつか「オーケストラと木魚のための…」な~んて作品ができてたらびっくりですよね。
人気があるせいかどうかはわかりませんが、振ればおりんで、叩けば木魚という、二つが合体した「ヘブンズベル」なる仏具もあって、浄土ってヘブンなの?と気になったりしてました。
ちょっと不謹慎な事を書いてしまいましたが、我が家に来て下さるお坊さまは、仏事は楽しく…といつも言ってくださいます。
父の供養になるように頑張って、一つ一つの行事をきちんとできるようにしたいと思っています。