Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

抱負

2008-01-13 01:41:55 | ブラジル
昨年一番の思い出「山形リサ・サンバ体験」の一枚です

「サンバショーに行きましょう」=「サンバを見る」つもりだったのですが、とんだ大間違いで、「一緒にサンバを踊りましょう」という意味でした


戸惑う私に

『山形さん、踊る阿呆に見る阿呆、どうせ見るならおどらにゃ、そん、そん!ですよ』

と、現地日本語学校のナナコ先生から伝説的な名言が


こう見えて、意外とシャイだったりする私
(↑つっこまないでくださいね~!)

出来ないこととか、格好悪いこととかがあると、すぐに小さくなってしまったり、神経質に考え込んだりする傾向があるのですが、この一言は'最高’でした


ということで、今年の抱負

「自分を楽しむ


ちなみにこの日、サンバなんて全く踊れない私に、周りにいたブラジル人の方たちが、次から次へと「教えてやるよ~~」と声をかけてくれ、いつのまにかサンバ特訓

彼らの腰と足は、まるで別の生き物です・・・・・

どんなに親切に教えてくれても、私は全くできるようになりません

「ひぇぇぇ」となりましたが、彼らは気にせずいつまででも教えてくれるんです。

だんだん、できないことに申し訳なくなって、気がつけば足の裏に豆ができるまでステップをやり続けたのでした・・・・


でも。

これも最高に楽しい思い出

今年もいろいろ挑戦していくぞ~っと

SANTOS Bolsa de Cafe

2007-12-20 10:32:56 | ブラジル
サントスの町は、コーヒーの輸出港として発展したブラジル最大の貿易港だそうです。

写真は、旧コーヒー取引所です。

素敵ですね~~!!

サントスは、歴史ある建物が多くあり、町の雰囲気が今まで行ったどの町とも違います。

今度、もっとゆっくり見て回りたいな・・・と思うほど、絵になる町でした!

私はどちらかというと古い町並みが好きなんです


昔、日本からの移民船が到着するのはここサントスだったのだそう。

いろいろそういったお話も聞きしました。

スケールの大きさを感じます

SANTOS

2007-12-19 10:18:49 | ブラジル
サンパウロに移動して、嬉しいサプライズがありました


空港に着くと、ヴィトリアでお世話になった高崎さんの奥様、まゆみさんのお姿が・・・・

一瞬

「乗る飛行機間違えちゃった!?」

とも思いましたが、思わぬ再会に大感激

サンパウロでの演奏会を聴くために、わざわざ飛行機でヴィトリアからいらしてくださったんです


サンパウロ滞在中は3回の公演がありますが、全てつきっきりでお世話してくださったのでした



一回目の演奏会は、サンパウロから車で2~3時間ほど離れた場所、SANTOSにあるサントス厚生ホームです。

ほとんどの曲を口ずさんで、みなさんとても喜んでくださったのが印象的でした


余談ですが、この日、もう一つびっくり事件がありました

着替えに用意していただいた部屋でドレスに着替えようとしたところ、窓から見える隣の家(?)の扉が開いて、そこからでてきた男性に真正面で鉢合わせしました

こちらは思いっきりハダカです

・・・・男性は動じることなく「HA HA HA」と去っていきました




Praia de Ipanema

2007-12-18 10:08:55 | ブラジル
イパネマ海岸です!


2007年の夏、日本ではブラジル製の水着が大人気でした。

派手な色使いや、ビーズなどの刺繍がかわいいからです。


ということで、私も出国前に

「ブラジルに行ったらセクシー水着をGETしてくるね♪」

と、半分冗談で話をしていたのですが・・・・・



写真の砂の人形をよ~く見てください。

究極のヒモです・・・

そして、ビーチにはどんなにあがいてもかなわない現実がありました

ブラジルの女性と比べたら、私なんてまるっきり小学生です

胸もお尻も、迫力が違いすぎました

そうそう!
ブラジルでは'大きいお尻’が格好いいんだそうです
整形手術で、お尻を大きくする(盛り上げる?)人も多いんだとか


でも、やっぱり骨格の違いは大きいですね


これは笑い話なのですが、初めてブラジルの国際空港に着いたとき、トイレに入ろうとしたんです。

前の人が出たので、私が次に入ると・・・・
鍵がありません

どんなに探しても、中からかける'鍵’がついていないんです

どうしよう!と焦っていたら、私の次に並んでいた、日本語を話せるブラジル人の女性が「大丈夫!」と言ってきます


おそるおそる、中から自分でドアを押さえて、トイレに入ったところ、その後が大変でした

何をするにも、ものすごいストレッチ運動をしているような状態なんです

腕の長さや、足の長さも違うのね・・・と、一人静かに反省し、その後、鍵の無いトイレには一人で入らないことを決意したのでした


Morro de Corcovado

2007-12-17 10:15:10 | ブラジル
「コルコバードの丘」にも行ってきました。

朝一番で行ったのですが、あまりに高い標高なので、雲に隠れてなかなかその姿を見ることがかないませんでした。

2時間ほどいたのですが、そのうち数回だけ、わずか数秒ほどの時間ですが、雲の切れ間に現れたキリスト像!

感動的な瞬間でした!!


さてさて。
ここでまたもや治安の話をご紹介。

こんなに有名な観光名所である「コルコバードの丘」も、とっても危険なそうなんです。
ここに行く方法は、登山電車と車の2種類あるのですが、電車で行く場合、駅を降りてすぐ、道が二股に分かれています。

これが'天国Or地獄’の世界で、コルコバードの丘かファベーラ(貧民窟)か・・・という恐ろしくギャンブル的なシチュエーションなんです。

私たちが行った時には、ファベーラ行きの道の前に警察官が立っていましたけど、
一昔前はそれがなく、事件多発地帯だったのだとか。

もちろん、行き先の表示されている看板は、ファベーラで待つ悪い人たちの手によって内容を書き換えられています。
それで観光客に「間違えるな」という方が酷ですよね。

コルコバードの丘に登った後、展望台にも行ったのですが、そこにも何やら警察官か、管理人のような人がいて、お世話してくださっている方がポルトガル語で話をしていました。

何を話していたのか尋ねてみると、

「ここは以前、とっても危険でした。なので、今はどうなのか聞いてみたのです。大丈夫だそうです。行きましょう。」


・・・・え、ええぇぇぇぇぇえ??????

すごいですよね!!!
ちょっと信じられません。

日本でたとえるなら、東京タワーの展望台が危険といっているようなものです。
まして、浜松町の駅から、右に行ったら東京タワーで、左に行ったら犯罪の町に着きますよ、というような内容ですから。

私も覚悟を決め、デジカメは「盗まれるのを前提」として撮影していました。



ブラジルの人たちは、ほとんどがいい方です。

飛行機に乗っていても、ちょっと荷物を棚にあげようとしただけで、付近の男性が助けてくれますし、お年寄りにもみんなとても親切です。
気軽に、当たり前のこととしてやってくれるんですね。
ここは日本人も見習ったほうがいいと思います。
全体的に、人がとても温かいです。

でも、悪い人はやっぱり悪いんですね~。

ただ、現地の人いわく、日本やアメリカと違って'快楽殺人’というものは存在しないのだとか。

ドラッグでの事件はありますが、基本はみんな'お金’のための犯罪なのだそうです。
目的がはっきりしているので、逆らわなければ、命までは奪わないということでした。


なので、私が会った日系のみなさんのほとんどが、「日本よりブラジルの方が住みやすい。」と言って、自分の責任でのびのびと行動していらっしゃいました。

ですが、多くの方が、ピストル強盗にあった経験がある・・というので、これまたビックリ!
中には、格闘歴のある方も・・・。
「うちは幸いなことに怖い経験は無いですね~。」という方でも、泥棒に入られた経験が2回あるとか、ひったくり、かっぱらいをされているんです。



お家を取り囲む壁は数メートルの高さで、その上には必ず高圧電流。いろんなところにセンサーがとりつけられていて、警報装置が鳴るというのに、すごいですよね。

サンパウロでお世話になった御宅の玄関の前の路地には、24時間二人の私営警察官が常駐していました(100Mほどの路地の入り口と出口に)。

住人たちでお金を出しあい、警官を雇っているのだそうです。

それでも、日中だというのに、出かけるとき、帰ってくるときには、門が開くまで「女性が路地に立っていると危ないから。」と言って、常に男性が私たちに付き添っていてくれました。

もちろん、ただの観光客ではなく、演奏のために行っているので、立場が違うと言えばそうなのですけれど・・・・。

こんなVIP待遇は、もう二度とないでしょうね(汗)

ほんのちょっと、岡田準一さんのドラマ「SP」を思い出してしまいました。


ちなみに、車も女性だけで乗るのは危険なのだそうです。

特に夜になると、渋滞や、信号待ちの時に、窓ガラスを石で割られ、ピストルを突きつけられるんだそうです。
お金だけならまだしも、トランクに詰め込まれて、誘拐されてしまうこともあるとお聞きしました。
さすがにこのときばかりは、誰も助けてはくれないそうです。

サンパウロでは、夜8時を過ぎたら外出しないという方たちもたくさんいらっしゃいました。

今回のブラジルでは、今まで行った海外のどの国よりも「自分で安全を確保するには。」といったことを、考えさせられました。

日本に住んでいると、ついわからなくなってしまうのですけれど、「危険を避け、当たり前の生活をする」ということを忘れてはいけませんね。


ずいぶんたくさん怖い話を書いてしまいましたが、それでも私はブラジルが大好きになりました。

できれば何度でも行ってみたい!!


日本から観光で行こうと思っている皆さんには、あまり欲張らず、のんびりとした旅行を楽しんで欲しいと思います。

朝から夜遅くまで外出して、写真もたくさん撮って・・・と思っていると、持ち歩
くお金も多くなりますし、危ないですから。

多少のトラブルには目をつむって、身の安全を第一に行動すれば、きっと楽しい旅行になると思います。


Eu amo Brasil ♪
(ブラジル大好き)





Rio de janeiro

2007-12-16 11:06:08 | ブラジル
リオデジャネイロでは一日観光を楽しみました。

『Garota de Ipanema』

なんと、かの有名な『イパネマの娘』の作曲者の生家へ連れて行っていただきました。
今はお洒落なカフェになっていて、快く写真撮影を許可してくれました。

・・・が。

リオで受けた注意事項。

1.カメラ、携帯電話は持ち歩くな。
2.Tシャツは引っ張ったり、汚したりして、よれよれの格好で歩け。
3.うろうろ外出するな。


私たちは、現地に住んでいる方のお世話になっていたので、いろいろと安全に過ごさせていただきましたが、普通であればあっという間に「かっぱらい」されてしまうのだとか・・・。

携帯電話も、通話しながら歩いていると、それをひったくりされてしまうんですって。

実際に現地日系人の方が体験されているので、間違いない話なんです。


リオの不思議なところは、街並みがとにかく綺麗で、ヨーロッパの避暑地を思わせるような雰囲気があり、なんとなく開放的な気分になってしまうということ。
とてもそこまで「危険」だとは、なかなか思いにくいのです。

そういった意味ではサンパウロの方がわかりやすい感じが・・・・。


嘘か本当かはわかりませんが、強盗にあったとき、命の値段は50Real(50へアイスと現地では発音します。2500円くらいでしょうか。)と聞きました。

カバンは持ち歩かず、ポケットに50Real忍ばせておいて、いざというときはそれを持っていってもらうのだそうです。
「そうすれば殺されないらしいですよ~。」とのお話だったのですが、ピストルで脅されたらそれだけでショック死してしまうかもしれません(汗)

「気をつけて生活していれば、そんなに危険なことは無い。」とのことでしたが、日本に住んでいれば、自動販売機は24時間営業、コンビニエンスストアもいたるところにあり、深夜でも出歩くことはよくあります。

それがいかに'普通’ではなく、'特別’なことなんだと思い知らされますね。




カトリックの国

2007-12-15 23:48:26 | ブラジル
今回初めて知ったのですが、ブラジルはカトリックの国でした。
ローマ法王もよくいらっしゃるんだそうです。

由緒ありそうな素敵な教会が、あちこちにたくさんありました。

ブラジルの建物には落書きが目立ちますが、さすがに教会には落書きが無いようです。
なので、私には余計に美しく見えました。


ちょっと思ったのですが・・・・

やっぱり落書きってよくないですね。

どんなに上手で、POPなものでも、壁や道路に落書きされていると、治安が悪く思えます。
治安の話はまた別に書こうと思っていますが、住環境って大切ですね。

サンパウロでは、この落書きをめぐって殺人事件が起こるとききました。

「他のグループの書いた落書きの上に、落書きをした。」という理由で、しょっちゅうイザコザがあるのだそうです。

もともと落書きなのに・・・・不思議ですよね。


でも、本当に驚くような場所に、たくさんの落書きがあるんです。

町を眺めていると、落書きできない場所ってないのかな?と思うくらいで!

古くなった高層ビルの窓からも、逆さまになって、いたるところに落書きが書いてありました。


あ。
今回、面白かった話があるので、みなさまにご紹介しようと思います。

ヴィトリアでの演奏会は、エスプリットサント州の工業高校の講堂で行われたのですが、会場決めの際、もう一つ候補があったそうなんです。

その会場は、歴史ある劇場なのですが、かなり古い建物で、建物の強度が不安のため、却下されたそうなのですが・・・・

どのくらい「不安」なのかが、面白いんです!!

今回のコンサートを主催してくださった方が、以前、バレエ公演の責任者として準備を進めていた時、前日のリハーサルで、太鼓(ティンパニーでしょうか?)がドーンと一回鳴った瞬間に、客席に天井の一部が落ちてきたんだそうです!

コンクリートの数メートルの塊が!ですよ!

慌てて中止にしようとしたところ、劇場のオーナーが「大丈夫だ!明日までに間に合わせるから!」と断言。

どうするのか聞いてみたところ、
「今日のうちに太鼓を鳴らして、危なそうな部分は全部落としてしまうから。」
との回答が。

結局、その方式で、無事に公演は開催、事故もなく終わったそうですが、責任者の方は生きた心地がしなかったそうです。


いや~~~。
すごすぎますよね!!

迫力が違います。
いろいろ突っ込みどころ満載で、面白いお話でした!
外国ゆえのエピソードですね


ジャブチカバ

2007-12-14 10:08:05 | ブラジル
ヴィトリア日系協会のみなさんに、ヴィトリア観光へ連れて行っていただいたときの一枚です

これ、何をしているかわかりますか??

実は、木の幹に鈴なりについているのは「果物」で、木によじ登って食べているところなんです

確か名前は「ジャブチカバ」だったと思うのですが・・・
おぼえにくい名前だったので、ちょっと自信がありません

これが甘くて美味しいんです

ブラジルでは果物が美味しくって、フルーツ天国でした

あ。。。。

でも、このジャブチカバ。

あんまり食べ過ぎると便秘になってしまうんですって

その予防のために、一番最後に二粒ほどを、皮ごと種も全部、よ~く噛んで食べるといいのだそうです

ポチ と ナナ

2007-12-13 22:26:54 | ブラジル
ヴィトリアでお世話になった高崎さんの御宅のワンちゃんです

日本の皆さん、ちょっとびっくりしませんか?

このワンちゃん、「秋田犬」なんですよ~~

海を越えて、遠~いブラジルまで、ちゃんと日本犬が渡ってきてたんですね

すごいなぁ


やはり秋田犬だけあって、なかなか他人には心を開いてくれない様子・・・。
ムキになってかまい続けて、最後には呼んだら来てくれるようになったのでした


ところで、このポチ君。

舌に痣模様があるんです。

ふと思ったのですが・・・・
舌にこの模様が出るのって、アイヌ犬の特長だったような・・・・

飼い主に絶対服従、他人には警戒心バリバリのポチ君。
(ものすごくいい犬です

気質的にはアイヌ犬でもおかしくないかもしれません

思わぬところで出会った日本犬にメロメロになってしまった私でした


この後、イグアスへ行ったときにも、お世話になった園田さんの御宅に、秋田犬が5匹くらいたんです。

ブラジルでは秋田犬が人気なのかな??

こちらの秋田犬は北海道の札幌から連れてきたとお聞きしました。

土地もお家も広くて大きいので、秋田犬がちっとも大きく見えないところが不思議です

でも、そばに近づくとやっぱり大きいんですよね~~