Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

楽器の選択

2011-02-27 12:48:44 | Weblog
今年の演奏会の予定が、どんどん具体的になっていく今日この頃。

先日、ヴァイオリニストの友人と選曲の話をしていた際、

友人「この曲さぁ・・・・難しいんだよ?」

私「でもさ~、かっこいいじゃん。私(ピアノ)は楽チンだし、問題ないもん。」

友人「・・・・・すごい練習しないと弾けないんだよ。そんなに弾きたくもないし、なんかずるいよ~。
この曲のオケ伴のヴァイオリンだって、最初から最後まで、ぜーんぶ16分音符で楽譜真っ黒で難しいのに、ホルンなんて出だしの『ぷほっ』って一音しかないんだぜ!?自分なんて最後まで必死で弾き続けてるのにさぁ~」

という会話になり、ピアノも、ソロから伴奏まで弾き続けることが多い楽器なので、妙な仲間意識で大いに盛り上がったのでした。

が、しかし。


だからと言って、他の楽器がいいのか・・・となると、これはまた別問題なのです。

一曲の演奏時間はそれぞれですが、その中に、たった一音の出番というのもプレッシャーですし(出だしであっても、曲間であっても、終わりであってもイヤ)、演奏会全体の中で、出番が1、2回しかなく、その他は姿勢正しく座っているだけというのも、貧乏症な私には耐えられません。


緊張しすぎると眠くなるという変な癖を持っている私としては、舞台の上で、うっかり寝てしまって椅子からずり落ちかねないですしね。。。。
もしくは、楽器を落とすとか。。。。。

それをクリアしたところで、待ち時間のために固くなってうっかり変な音を出したり、意識がどこかへ行ってしまって楽譜を見落としたり、、、、なんて考えると、恐怖で絶対不可能な気がしてきます。

真偽のほどはわかりませんが、オーケストラの金管楽器の方たちは精神的プレッシャーが強く短命という話もあるそうです。

大げさかもしれませんが、個人的には「さもありなん」!

年齢を重ねてきて、ハードな練習の後には、整体やマッサージなどのケアがかかせなくなっていますが、毎回、失敗できない一発勝負・・・という役割を担ったとしても、それはそれで慢性胃炎になっていそうです(笑)

そうした諸々がある上で、一流の演奏家というのはきちんと演奏ができてしまうのですから、本当にすごいと思います。

ちなみに私が一番無理だと思っているのは・・・・打楽器でした。

指揮者とガチで向き合うティンパニーの立ち位置からして、どうにもこうにも考えられません(*_*)

私的日記その3

2011-02-19 22:04:36 | Weblog
函館にいる伯父からもらったエアプランツ。

もう何年も育てていて、毎年花を咲かせるというこのエアプランツがずっと欲しくて、事あるごとにおねだりしていたのですが、先日、やっと許可をいただいて、見事、東京の新居を飾ることとなりました♪

伯父は植物を育てるのがとても上手で、北海道にいながらカトレアや胡蝶蘭を温室無しで開花させてしまうほどの腕の持ち主。

今となっては、山で果樹や野菜の数々を栽培しているので、もうプロの領域です。

http://www.agri.pref.hokkaido.jp/fukyu/hyn/h21/h21katudo/1005kajyu/1005kajyu.html

私の園芸の隠れ師匠ともいえましょう。

さて、このたび、伯父の反対を押し切り、念願のバラ栽培を始めました!

アンティークタッチの白薔薇が好み。


意気揚々と始めたものの・・・・・

『地植えするのに60センチ四方の深さに掘りましょう』とあり、「このくらい余裕ですな」と、いざトライしてみたら、土づくりも含めて、1本植えるまでに3時間もかかってしまいました。

そして、翌日は腰痛で、整体へ・・・・。

残り2本は、とりあえず鉢に植えて、地植えは来年へと持ち越しになりました。

バラ栽培は冬の作業が厳しくて、あまり身体にはよくなさそうです(/_*)
(↑何度も言われていたのですが、体験するまでわからぬその辛さ・・)




さて、久しぶりのおいたち様です。

今、私の周りでは病人が続出していて、心配事が尽きないのですけれど、クンクンも副腎疾患が進行してしまい、なんと河童ハゲになってしまいました(涙)

脱毛の場所は、尻尾や体部から始まることが多いそうですが、病状が進んでくると頭部や体全体が無毛になってしまうそうです。

あんまり寒い時期に無毛になってしまっては可哀そうと思っていましたが、体部は毛がありますし、少しずつ暖かくなってきてホッとしています。



こちらは相変わらずのメルモちゃん。

新居に移ってナーバスになっていたのもつかの間で、今は毎日お外に散歩に出ています。

そして、家に入りたくなった時には、玄関前でそれは信じられないくらいの大きな声で鳴き続けるので、最近では道路工事の警備員のおじさんなんかがチャイムをならして教えてくれるのです。

「ネコちゃん帰ってきてますよ」

と。。。。



こちらは分身の術・・・ではなくて、ラブ&親友の庄助くんのツーショット。

家を空ける事が多い私ですが、よきお友達に恵まれ、いつもこうしてラブを預かっていただいているのです。

庄助くんですが、その名の由来そのままに、お酒好きなイタグレちゃんなのでした。


私的日記その2

2011-02-07 18:14:34 | Weblog
年末年始は何かと飲む機会が増えますが、仲間内で集まった時に必ずでる「今年のお酒の話」ほど面白いものはありません。


昨年、偉大なピアニストの先生のお宅にお邪魔した時も「酒に酔ってコケちゃったのよ!」と、小指に包帯を巻いてらっしゃったし、某音楽大学の先生も「去年は酔って転んで前歯折っちゃったのよ!」と怪我の功名(?)の新しい歯を見せてくださったし、もちろんお酒を飲まない方もいらっしゃいますが、私のまわりの音楽家は、たいがい皆さん派手にお酒好きであります。

それぞれにすごい武勇伝を持っていて、たまに‘お酒’から‘スポーツ’に鞍替えする人もいるのですが、たいてい持ち前の集中力を発揮して、いつの間にか趣味から本業に代わっていたり(大学の同期は卒業後始めたという射撃でオリンピックに出場!)、熱心に取り組みすぎて怪我に悩み、本業に差障りが出ているのがなんとも面白いところです。

真面目な話、音楽家は常に脳内麻薬を分泌しているので、ちょっとくらいのアルコールでは脳が「酔った」気分になれないのだとか。
それでもって、「追及」することに慣れているので、発散しようと思った時には本気でそれに向かう傾向があるようです。

つい先日、仲間の一人が骨折するという事件(自転車で飲みに行き、帰り道に転倒するという鉄板ともいえる展開)を起こし、みんなで「骨折だけはすまい!!」と固く誓った2011年でありました。

それにしてもお酒の席というのは楽しいモノです。

昨年末、急きょ、北海道へ帰ることになったので、懐かしい高校の友人との忘年会に参加してきました。

普段よく会う友人は参加できないということだったのに、誰が来るのか確認しなかった私は、現場についてからオロオロと

「ねぇ、、、それらしき人が誰もいないんだけど、今日ってだれ来るの??」

と、その場にいない友人に電話。

結局、無事に合流できたのですが、高校時代には話したことのない方たちとの忘年会となったのでした(笑)

我らが高校の結束は固いので、すぐに打ち解けて大いに盛り上がったのですが、いつの間にやら高校時代の秘密暴露大会となり、お互いに懐かしい青春の日々の裏側を覗きあって、それはそれは充実したひと時となったのです。
(↑しかしながら、当然、飲んでいたので、そのほとんどを既に忘れてしまいました・・・)

そんな中、女友達の一人が、某俳優さんの写真を携帯の待ち受けにしているところから、どんな人がタイプか・・・という話になったのですが、酔っ払いの思考恐るべし。

私は男子フィギュアスケートのステファン・ランビエール選手の大ファンで、この世の中で彼以上に王子服の似合う男性はいない!と思っているくらい超憧れているのですが、なぜかその時、

『ステフ様は大好きだけど、私、言葉がしゃべれないから・・・』
(※ステファンさまはスイス人)

と、謎の思考が働き、

「私、フランス人がいいと思ってるんだけど!」

と自信たっぷりに宣言。

当然、その場で、そんな人がいるのか??となるわけですが、そんなことあるはずもなく、みんなに

「なんだ~、それじゃボンジュールからじゃないかぁ!」(←周りも基本酔っ払いです)

と大爆笑され、その後の乾杯の掛け声がひらすら「ぼんじゅ~る!」になったことは言うまでもありません・・・・・。

何が面白いかというと、そんな私はまるきりフランス語が話せないということです。