バッハ弾きとして有名なマルティン・シュタットフェルト。
ショパンのエチュードを全曲弾くというプログラムにそそられて、初めて演奏会に行ってきた。
第一印象は…大っきい!!
あのフルコンが小さく見える、というか、ピアノを弾くのに窮屈そう。
めちゃめちゃ椅子が低くて(途中出てきた調律師さんの膝下だった)、それなのに膝がピアノの下にぶつかりそうという感じ。
あんなに足がくの字になってピアノを弾く人を初めて見た。
背が高いのも、手が大きいのも羨ましくて仕方がなかったけど、足が長過ぎるのも困ることあるんだなぁ。
最近は、演奏者がオリジナル作品を演奏したり、アレンジを加える演奏が流行りなのかもしれない。
すごいにはすごいのだけど、ほんのちょっぴり違和感もおぼえた。
これだけの曲を弾くこと自体が普通ではない凄さだけど、それがゆえにかなりの省エネ奏法をしていた。
ショパンは果たしてエチュードをこんな風に演奏してほしかったのだろうか??
面白いことやるな!と、喜んでるんだろうか???
ショパンのエチュードはピアニストにとっては、何度も何度も繰り返し勉強する大切なレパートリーの一つ。
自分の知ってる曲には聴こえなくて、それはなんだか残念だった。
でも24曲プラスαで弾けちゃうところも、並大抵のスゴイではない(笑)