Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

次回の発表会

2022-07-29 12:15:00 | ピアノスタジオ
2023年度の発表会の会場が決まりました。

重要文化財 自由学園明日館の講堂です。


次回の発表会のゲストは読売交響楽団のコントラバス奏者 樋口誠先生。

コントラバスの音色は、この温かい会場の雰囲気にピッタリ!
きっとものすごくカッコいいと思います!

アンサンブル参加予定の生徒たちは、今から気合いを入れて基礎練習に励んでいます。
素晴らしい先生に来ていただいて、生の演奏を聴かせていただいたり、共演させていただけること。
生徒たちにとってはかけがえの無い経験になるでしょう。



発表会を自分の生徒たちだけで開催するようになって次回で9回目。


最初の頃は、発表会はしません、できませんというところから始まりました。


ちょっとずつ皆さんがお友達を紹介してくれたり、家族みんなでピアノを勉強してくれるようになって…


気がつけば、みんなピアノを辞めることなく、長く続けてくれるようになりました!

最初に来てくれた生徒は12年目となり、次回の発表会で記念すべき10回出演です。

みんなに約束しているトロフィーの初受賞式も楽しみ。
きっと生徒たちの憧れの的となることでしょう♪


ジャコウアゲハ

2022-07-28 17:22:00 | Weblog
美人さんなジャコウアゲハの♀。
金色のようなベージュのような美しい羽の色をしています。
雰囲気が柔らかい!



ジャコウアゲハは羽の色が♂と色が違うので、わかりやすいです。


落ちないでよ・・・

ちゃんと飛べる蝶になりますように〜〜と願いを込めて見守る人間。


美しい!!


傷ひとつない綺麗な羽化ができました!


こっちは♂



♀と比べると、やっぱり色合いがはっきりしていて男らしい!
クールなお洒落くんといった雰囲気です。

でも、ジャコウさんはなんとなく穏やかで、飛び方もゆっくりですし、逃げないので可愛い!



こちらは羽化直前の蛹さん。


今年は6株、ウマノスズクサを用意しましたが、この食欲には参りました・・・


たった1匹で、数時間でコレです。


あっという間に、全然ウマノスズクサが大丈夫じゃない状態に!!

最後の1匹だったのですが、食草が限界です。

次の子がきたらどうしよう。。。
来て欲しいけど、ウマノスズクサが枯れても困る。。。。。



そんな大食漢だけど、私の希望通りの場所で蛹化してくれるお利口さん。


ナミアゲハも飼育しているので、餌やりは大変です。

今年は、ナミアゲハ、カラスアゲハ、キアゲハ、ジャコウアゲハが羽化していきました。
クロアゲハはまだ来ていません。
クロコちゃん、来ないかなぁ。


やってきたばかりのジャコウさんの幼虫たち。
生まれた時からずっとこのモダンな外見で、ちょっとずつ大きくなっていきます。


こちらも♂



今年は全員無事に飛び立っていきました!

富士山と沈む太陽

2022-07-25 14:18:00 | Weblog
演奏会後、立ち寄った施設でパチリ!
富士山からの何かを浴びたい日本人!



この日はソプラノ川口翠さんとメゾソプラノ岩本久美さんとご一緒しました。



ピアノは綺麗な木目のアップライト。


翠ちゃんは自作の着物ドレス。
久美さんはお母様作の緑のドレス。
は翠ちゃん作の着物ドレスです。


翠ちゃんと久美さんは、事前に送ってくださる楽譜がとにかく綺麗!!
パーフェクトなお二人です。
対訳はもちろんのこと、製本は空調の風通しのことまで考えてテープの貼り方を一枚一枚絶妙に変えてあるという素晴らしい気配り。
ピアニストにとっては何よりありがたいことです!!



この黒留ドレス。
この時はまだ寒かったのでボレロを着ていますが、模様がミュシャの様でとても気に入っています。
歌曲の伴奏の時に大いに活躍してくれそうな1着です。


むじか〜にゃコンサート

2022-07-24 08:13:00 | Weblog
ソプラノ川口翠さん主催のコンサート「むじか〜にゃ」が終わりました。


ソプラノ 森澤かおりさん。



着物ドレスからすみれ色のドレスに!


ソプラノ 川口翠さん。


川口翠さん、長谷川暖さん、富澤祥行さん、木村雄太さんによる四重唱。
歌4+弦2+ピアノで素晴らしく重厚な響きを堪能させていただきました!


明石さん、森澤さん、詩織さんと一緒に!


器楽隊で記念撮影!

メゾソプラノ 岩本久美さんと!


ソプラノ 小田嶋薫さんと!


ソプラノ 平野真理子さんと!


メゾソプラノ 長谷川暖さんと!




メゾソプラノ 中島清香さんと!

そしてみんなで!



ソプラノ 和田美奈子さん、堀口加奈子さんも一緒に!
これだけ声楽家さんが揃うとやっぱり華やか!



そして…
でましたのトミィ!

テノール 富澤祥行さんと!


平野さんとの二重唱で壁ドンをしていたので、ぜひとものお願いで人生初の壁ドンをしていただく!

うーむ…

暖ちゃんに「リサさん、鷲掴みですね!」と言われてしまった。

本人的にはめちゃ頑張っているのだが、結果はまさかの肉食系…


気を取り直して、木村さんと再びのプリマ風写真をお願いしてみる!

やはりどことなく違和感が…なんだろう。
エスコートされる経験が足りてないということか?!


ソプラノ 市村頼子さんと!
振袖ドレスがめちゃめちゃカワイイ!

そしてこうなる!



愉快な音楽仲間たち

2022-07-23 15:06:00 | Weblog
合わせ練習の一コマ。

ヴァイオリンの岩谷明石さん、チェロの岩谷詩織さん、テノールの富澤祥行さん、ソプラノの堀口加奈子さん、バリトンの木村雄太さん。


ガッツリメニューをこなし、今日も一日お疲れ様でした〜の瞬間。


こちらは別日。
メゾソプラノの長谷川暖さんと!


これは練習初日。
ピアノとヴァイオリン、チェロのトリオ編成だったので、打ち合わせをしながらそれぞれの担当を確認していきます。


やっぱり私は器楽派の人間だなぁと思う。


ソプラノ 小田嶋薫さんと!




器楽派の人間…と言った後に、ナンですが。
こんな写真が出てきました。



テノールの富澤さんことトミィ(ぐっさん風表記で)と、楽屋で遊んでた時のもの…

パンク系を演じてみる。

自分でウケちゃってる私。
トミィはさすがテノールであ〜る!


姫になってみるも金髪似合わず!





田頭英子先生

2022-07-22 14:30:00 | Weblog
中学生の頃からピアノを教えていただいていた田頭英子先生が函館で初めてソロリサイタルをされた時のコンサートのチラシとプログラムが出てきました!

懐かしのホラーク先生や若尾先生のお名前も…!

実家の収納型のピアノ椅子の中にずーっと大事にしまってありました。

私がこの三曲を好きなのは、先生の影響かもしれません。



今年は先生と連弾で共演。

次にお会いした時に、このプログラムに先生のサインをもらおうと思っています(笑)



小さなヴァイオリニストたち

2022-07-21 12:35:00 | Weblog

ヴァイオリン教室の発表会にて、小さなヴァイオリニストたちと共演!


みんなカワイイ!
この日のピアノはカワイの懐かしのグランド。


身体に合わせて、小さいサイズの楽器があるというのもピアノの人間にしてみたら、ワーオの世界。
写真は10分の1と16分の1サイズ。


降りた駅に両さんがいて、大興奮で写真を撮ってしまいました!



きゃいきゃいしていると、駅の反対側にもあるとのことで、ダッシュでそちらも記念撮影!



生徒さんたちからお花や沢山の素敵なプレゼントをいただいて、お部屋が一気に華やぎました!
このお花たちは、羽化した蝶たちにもお裾分け(笑)




ジャコウアゲハのオス♂
夜に羽化してしまったので、翌日の朝までここで待機。



ヴァイオリニストのRちゃんと一緒に♪

Proses lyriques 叙情的散文

2022-07-19 14:51:00 | Weblog
1892年〜93年 ドビュッシー作詞・作曲の歌曲集「叙情的散文」。

ついにここまで来たか〜の気合いの入る一曲(夢、砂浜、花、夕べの4曲で構成)です。

ここまで来た…は、ドビュッシーにも自分にもかけております。

ドビュッシーの歌曲全曲制覇を目標にしていますが、3分の2はいったかな、というところ。
先生には一曲につき3回やってナンボと言われているので、そういう意味では人気の有名どころはなんとかクリア。
残るところはもうちょっとマニアックな曲ばかりで、歌い手さんも選ぶゾーン。
私としては、大好きなヴェルレーヌさんの詩による「ヴェルレーヌの3つの歌曲」、ピエールルイスの詩による「ビリティスの唄」、マラルメの詩による「マラルメの3つの詩」を早めに勉強したい。

さて、この叙情的散文。
まさにザ・ドビュッシーといった作品です。
憧れの曲だったので、やっと到達できたことに感無量!
しかし、本当にドビュッシーの音楽は象徴的だと思う。
微睡む空気、星の煌めき、鐘の音、街のざわめき、人々の喧騒、水の滴り・・・・
「愛情のこもった唇のように身をすり寄せる」なんて、ちょっと「きゃぁ♪」となっちゃいそうな一文にも、ちゃんとそういう音の表現があって、演奏していると、恥ずかしいどころか、陶酔しちゃうくらい気持ちがいいのだから、さすがドビュッシー!!と思うのである。

ここで考えるのが、詩が先か、曲が先か、それとも同時かという問題。

私は、同時説に一票。

なぜか・・・と言うと、どうやっても全てがドビュッシーそのものだから。
普通は、何かしら曲の中に、違和感とまではいかないけれど、詩人と作曲家の距離感が感じられる箇所がある。
この曲に関しては、もし詩が先にあるとしたら「ちょっとベタすぎないか?」と思う表現があったり、詩が先でも後でも関係ないような圧倒的に音楽がこうなるべきという方向性を持っていたりする。
作曲に困ると、詩を改編したり、カットしたりするのはよくあることだけど、自分で詩を書く分にはそれも必要がない。
やっぱりドビュッシーは「歌曲」という形式で自分の音楽を書いてみた!という感じなんじゃないのかなぁと思うのである。
真の音楽家による芸術的衝動・・みたいな?




ターナーの水彩画


今回、叙情的散文をご一緒するのはソプラノ 石井揚子さん。

フォーレから始めて、何曲ご一緒してきたのかな・・
阿吽の呼吸がとれているので、こんな大曲がやってきても心配なく演奏できるのがとっても楽しい!
そしてこの曲、めちゃめちゃ石井さんに合ってるんですよね。
4曲で22分超え。
なかなか全曲通して演奏する場所がないかもしれないけれど、これはいつか舞台に上げたいなぁと思う作品です。


男声合唱団 NYMCJapan

2022-07-17 14:13:00 | Weblog
男声合唱団 NYMCjapanの皆様方とホールにて公開練習がありました。

コロナで活動が厳しくなってしまった合唱界ですが、皆さん、国や都の方針を常にチェックして、もしかしたらそれ以上かもしれない配慮をしながら、ルールを守り、真剣に活動されています。



この日はわたしの大好きな「箱根八里」を清田さんの指揮でご一緒しました。
林光先生編曲の箱根八里は、前奏が難しいのよね…


うっかり2番を忘れて満足げに1番だけで終わっちゃったよーの図。


合唱祭 タイムテーブル

合唱祭 タイムテーブル

第77回東京都合唱祭 出演順 ホール 日付 ブロック 新宿文化センター 大ホール 7/10(日) Aブロック …

東京都合唱連盟

 

明日は東京都合唱祭です。

NYMC japanは

7月18日(月・祝)
Jブロック
第一生命ホール
16:02

の出番。
指揮は杉田さん、清田さんのお二人です。

素敵なハーモニーが会場に響き渡りますように!

皆様、応援よろしくお願いします。

Tel jour telle nuit こんな日、こんな夜

2022-07-16 13:01:00 | Weblog
1937年のプーランク作曲の歌曲集「 こんな日、こんな夜」

エリュアールの詩集「肥沃な眼」から厳選された9曲で構成されている。

第一曲めは「うららかな日」

この「うららかな日」の冒頭のC E Fis Gの音階が、いけない扉を開いちゃった感が半端なく、なんともツボにハマって仕方がない!

うららかな日、忘れえぬ男と、これからも決して忘れることのない男と再会した。

な〜んて始まるのだが、この冒頭の音階は、そんなレベルの扉ではないのである。

異世界へのゲートが開いちゃった的な、曼荼羅的な感じとでもいうのか・・・
私的には、まさにスターウォーズ。
弾きながら、エピソードなんとか〜って画面が浮かんできちゃうのである。
9曲目の後奏も半端ない宇宙感で、まさにこの冒頭に対する締めくくりにふさわしい完成度!!

いやしかし。
「うららかな日」の一言にこの旋律をつけちゃうプーランク・・
やっぱすげーな、の脱帽であーる。

エリュアールといえばシュールレアリズム(超現実主義)を牽引した詩人の1人であるが(そしてハンサム♪)、シュールレアリズムとは「口頭、記述、その他あらゆる手段で思考の真の過程を表現しようとする純粋な心的オートマティスムである。」と定義されている運動とのこと。
理性による監視を全て排除し、美的、道徳的な全ての先入見から離れた、思考の書き取り・・だなんて、やりたくたってなかなかできない。

それなのに、プーランクさんってば「二階の高さから機関車が姿を現したのだ。機関車が一本のプラタナスに巣を作るのに、超現実主義など私は必要としなかった。子供の頃の思い出に感動した私は「うららかな日」の詩を音読し始め、夕方には音楽がひとりでやってきた。」(村田健司先生のCD解説より)なんて言えちゃうんだから、ほんとにカッコ良すぎる!
すごいです!




さて、今回はバリトンの吉永研二さんとこの曲をご一緒します。

どんなゲートが開くか!