魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

鎌倉殿の13人 第4回「矢のゆくえ」

2022-01-31 00:29:27 | 本・映画・テレビのこと

大河ドラマの一番古い記憶は「草燃える」

今、娘が聞きましたら「草www」って言われちゃった・・・

父が好きだったので、日曜夜8時はいつも大河ドラマを観る時間でした。

子どもがまだおむつをつけていた2012年。

歴史上の人物が「本当にこうだったかもと思えた大河ドラマがきました‼︎

「そんなにテレビ観たいの?」

と言われたことが離婚原因となった「平清盛」!!!

(ウソです)(ウソじゃないです)

2017年の「真田丸」

2018年の「おんな城主 直虎」

2年続けて瞬きもできず、早・本・再放送を観ずにはおられない傑作が続き、

「こんなんじゃ、毎週身が持たない・・・

となったところで一息つけ、「いだてん」は尻上がりに引き込まれ、「麒麟」にも惹きつけられ、「青天」も長閑に観ることができた後に来たのが三谷幸喜さんの「鎌倉殿」‼︎

「新撰組!」「真田丸」を描いてくださった三谷さんの3度目の大河が面白くないはずはない!

第2回のラストでは鳥肌が立ちましたよ・・・!

ブログを始めたのが第1回を過ぎてからになってしまうのですが、途中からでも感想を書かせていただきます!

第4回「矢のゆくえ」

いよいよ佐殿が挙兵を決心し、佐殿の妻となった政子の北条氏も一族上げて盛り上がってきたのが前回。

小栗旬さん演じる義時の読みから勝算を得て、兵を集め、ついに源平の戦いの火蓋が切って落とされる今回。

ムック本ではこんな感じで↓

 

「私は全て見通してあやつってますよ」的に腕を広げてますが。

義時、振り回されてます!

今のところめっちゃ周りに振り回されています!

今回も、八重殿に振り回されています!

前妻・八重VS現妻・政子の対面からフェイドアウトするかな?と思った八重ですが、

俺たちのガッキー!をそんな簡単に逃すはずはない!

八重、大活躍ですよ!

私、弓道やっていたんですが、あそこまで遠くに矢を飛ばすとは・・・

さすが俺たちのガッキー!

伊東の娘だから父にチクッたよ、失敗したら佐殿ワンチャンより戻せるかもしれないって思っていたけれど、確実に殺すって言われて焦っただろうねえ、ガッキー。

私は、八重の旦那、気になりますね。

八重が北条に通じていることや、佐殿に未練があることなんかお見通しで大事な情報を八重に流してるのでは?・・・これから、なんかしてくれそうで楽しみです。

個人的に気になる俳優さんの宮澤エマさん演じる実衣(ムーミンのミイから三谷さんが名付けたとか)が「誰も教えてくれない、ないがしろ!」と訴えているところも気になります。

義時父は今回もキュート❤️

坂東武者の荒々しさと雑さと素朴さと、強かで大胆さが垣間見えるそのバランスが魅力的。

父上、挙兵にドキドキしながらも、政子の婿殿に命運を賭けてる。

「源頼朝、伊豆で挙兵」

後世ではこう表されるこの一文でしかないが、八重がチクらなくても八重父・伊東の元には頼朝挙兵の密告が次々と寄せられているし、集まってくるのは老人を含めた10人、15人で周囲は様子見だし、鎧はみすぼらしいし(by宮沢りえ)襲っても祭りで館にいるのかいないのか分からないし、失敗したら多分佐殿の命はないだろうし

中盤まで割と笑いを含めて来てるけど、実際ここで平氏か源氏どちらにつくのか、挙兵が成功するのか、紙一重だったという緊迫感がある。

乗るか反るか。

でもなんか楽観的?これはもし挙兵が失敗しても、殺されるのは佐殿だけで、北条は命までは取られないのかな?

毎回、政子の顔芸が見どころなんですが、今回は川向いから見ている八重に対して

「私、どうなるかわかりませんからね」

「どうなるかわかりませんからね」

大事なことだから、二度言いました・・・目がね、わろてないやん(震え)

八重と姉上の板挟みになり、父上と兄上の脳筋具合に胃がキリキリした義時、

「坂東武者に頭を下げるなんて嫌だ!お前がやれ!」

と佐殿に噛みつかれてついにキレる。

義時の剣幕に押された佐殿、人たらし発動!それを見た義時の顔!

「挙兵前の頼朝が『お前だけを頼りにしてるぞ!』と坂東武者を口説いた」

というのがコレですね

佐殿、めっちゃ大泉洋www

楽観的な脳筋な北条、臆病な人誑しの佐殿。

上手くハーモニーして出来たのが鎌倉幕府では???

しかし出陣できる人数が24人って、少な過ぎやしませんか?

ヤクザの出入り前出陣前に談笑する一群、佐殿が

「首を挙げて参れ!」

に武者らしい顔つきになり、ブチ上がる北条氏!

おっかなびっくり出陣し、ついに戦が始まる。

さすが源氏の棟梁・・・やる時はやる・・・って

え、佐殿は行かないの?

雅子の膝枕なの?

次回「兄との約束」、お楽しみに!

っていうか兄って誰?宗時?え?どうなっちゃうの?

今回も「早すぎませんか?」とかで笑かしてくるのに、終盤にかけてこの展開。

第1回からこのながれ、流石、三谷幸喜さん。

切って落とされた戦いの火蓋。

初戦の勝利の行方はいかに?!

ここまでに至る平氏がどうやってのし上がってきたか、ぜひこれを観てね!

(隙あらばゴリ押す海の底の民)

OGPイメージ

大河ドラマ 平清盛

大河ドラマ51作品目「平清盛」。本当の親を知らないまま、武士の新興勢力・平氏のもとで育てられた清盛は、養父・忠盛と共に海賊退治を行い、一人前...

 

 
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「問題のあるレストラン」がよ!

2015-03-01 16:47:56 | 本・映画・テレビのこと

岡田准一さん、初の日本アカデミー賞二冠、おめでとうございます

「永遠の零」は、わたしは戦争ってやだなって心から思っただけで、彼の演技は素晴らしかったなと思います。そんなにたくさんの賞を取るとは思いませんでした

岡田さんがスピーチで緒方拳さんについて語っておられたけど、岡田さんはたくさんの名優と言われる方から「向いているから続けなさい」と言われていることはよく聞きますが、岡田さんのすべてに対する真摯で学ぼうとする姿勢、「知らないことを知っている」ことが、いろいろな人が彼を助けてアドバイスをくれることにつながっているんではないか、と思います。

以前複数回お会いしたことがあるのだけど、とても真剣で真面目な態度で収録に臨んでいる方でした。

これからもご活躍、楽しみにしています。

 

で、「問題のあるレストラン」ですよ

観てますか?みなさん、観てますか?

先週の、ちかちゃんの演技・・・!もうもうおばちゃん、号泣でしたよ

引きこもりで、ほっといたら自殺しちゃう母親にずっと甘えられなかったちかちゃんが、とっても甘えた声でお母さんに「小さい頃にやってもらいたかったこと」を伝え、

「でももういいの。ちかは大人になったから、大丈夫」

って・・・もうもう・・・うわあああん!

演じている松岡さんは「あまちゃん」のリーダーだったんですが、こんなに素晴らしい女優さんになったんですね・・・。

他に若手で「ごちそうさん」でヒロインの義理妹だったのにゆるふわ女子になってる高畑充希さんや、東大出たけど使えないって言われ続けてきた女子で二階堂ふみさんが出演していて、それぞれ素晴らしい、本当に素晴らしい演技を毎週見せてくれてます

ひとりひとり、だんだんとレストランのスタッフになってきて・・・ほんっとに可愛いの。

そしてハイジさん・・・女装のパティシエなんですが、安田顕さん演じるこのハイジさんがとっても仕草や言葉遣いが綺麗で。とても癒されるんです。

ハイジさん回がまだなんですが、今から楽しみです

さて、第一回で全裸で土下座させられ失意のうちに会社を去った藤村五月さんが、レストラン・フーに現れて・・・そこに一緒に来たのが愛君・風間俊介さんだっていうのだから、もうこれは怖いもの観たさ全開ですよ

なんとびっくりなYOUさんが弁護士さんで、全裸土下座させた社長に訴訟を起こすという流れになってるのですが、愛君が五月さんの婚約者なんかですと、最初は協力してるけど、そのうちに

「ねえ、本当に訴訟なんてするの?俺が幸せにするから忘れればいいじゃない。恥さらすことないよ」

なんて言いだしそうですがそしてど修羅

しかしYOUさんの

「過去を忘れて生きていても、明日、それとも10年後、過去に追いつかれるかもしれない」

って言葉、重いですね・・・。

ふたをして生きてきても、いつかそれがぱっくり開くかもしれない、向き合わない限りは。

そういうこと、ありませんか?

わたしはその殆どが夫関係だったので今つけを払っているような門なんですが

YOUさんがこのレストランに関するあれやこれやを外野から見ていて、ついに負けた裁判から10年して弁護士業に復帰するのですね。

それを話している時に、公園で若手女優三人、昔ピアノを習っていて、クラシックを仲良くイヤホンで聴いているシーンが流れるんですね。

穏やかに、お茶飲みながら。本当に美しくて穏やかなシーン。

それぞれが苦しみながらも辿り着いた場所。

とても心に残ってます。

この三人、お互い毛嫌いしてて、ケーキを顔にぶつけたことまであったのに。

「生きてて良かった。生きような」

って、引きこもりのお母さんにご飯を食べさせるために料理の腕を上げた末にフーのシェフになったちかちゃんが呟くわけですよ。

そしてYOUさんが

「わたしは怒るほうをやる」

って。若い世代にこの連鎖をつなげないために、大人は立ち上がるって決意するのですよ。

このドラマって、セクハラだけでなく、いろんな人が踏みつけにされて、消費されてます。

イケメンシェフとして消費され、シェフ見習いの使えないやつとして消費され、売上げの取れない部下として消費され、可愛くてゆるふわな無害な少し馬鹿な女の子として消費され・・・。

そういうものすべてに対して。

女性が社会に出て行くと、多かれ少なかれ、「女性としての役割」を期待され、それが出来ないと「可愛くない」などと言われ、男性の期待する女性をこなしつつ、仕事してきませんでしたか?

わたしはそれも「しょうがない、当たり前なこと」とおかしくも思わず生きてきました。

そして大切な仕事をあっさり手放して、専業主婦になり、夫に支配されることになったのだと思います。

主人公のたまこは「良い仕事がしたい」ってよく言います。

そう、良い仕事がしたい。それだけなのに、負わされるものが多すぎる。

わたしはそれにも疲れてしまったところもありました。

それなら男の庇護の下に入っちゃった方が楽・・・でもそれは違ったんだよ。

ソフトな奴隷のようなもの。

 

このドラマを観てると、いろんなことを思い出して、ぐっとなります。

「それくらいのセクハラ」に、「訴訟」という形で立ち向かっていくことを決めたヒロインたち。

タイムリーに最高裁で「言葉のセクハラでも懲戒免職は違法ではない」というニュースが出ました。

「そんなにいやな思いをしていたなんて思わなかった」

これは男性側、いや、ハラスメントをする側の言い分です。

でも「いや」や「NO」を発していても、彼らは気付かない、届かないんです。

「相手が嫌がることはやめる」

って、とてもシンプルなことだと思うんだけど違うかな?

わたしはこのドラマ、すごく楽しみに観てます

そして新しい月9、恋愛否定をこの枠でやる!「デート」もね

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「我ら、時」

2014-03-25 23:22:47 | 本・映画・テレビのこと

こんばんは

子供が寝たあとのリツコ、フリータイムです

先週は、休みを取って連休にして、首都圏の姉宅に寄せてもらっていました

休みに入る前日、義理実家に行った娘が、鼻をたらして帰ってきて・・・夜、熱出しました

まあ、この感じだったら明日は下がってるかな・・・と思ったのですが、次の日の朝は熱は下がって元気になった娘。

でもやっぱり本調子じゃないみたい・・・でも無理って訳ではないし、上京して遊んで帰ってきたのですが、行った先の姪が熱出しちゃって

姉が「私からうつったんだよ」って言ってくれたんだけど、娘からうつったかな~、ごめんなさい

義理実家、寒すぎるんだよ~あの大雪で寒かった2月も風邪引かせなくてきたのに~

もっと着せておけば良かった・・・とママは反省

まったりとした連休を過ごしたのですが・・・その間、わたしにとってすごいインパクトある出来事が

その長い歴史に幕を下ろす、「笑っていいとも」に、小沢健二さんが16年ぶりに出演

ちょうど、ツアーの実況CDが発売されて、あ~欲しい、でも買いに行く時間がないって思ってたんですが。

観ましたか?みなさん観ましたか?

いいとも観て泣けたのって初めてですわ

今、テレビ観たあとに、夫を買いに走らせた「我ら、時」を聴いてます。

(都内のHMVは売り切れ続出・地方なら大丈夫?と思ったら、最後の一枚だったそうで

タモリさん、幸せそうだったなあ・・・優しい顔をして、聞き入っていた。

小沢さんは、何曲かメドレーして唄ってくれたんですが、45歳になった小沢さんのアレンジが素晴らしく。

遠くまで旅してきた小沢さんが、タモリさんのために唄ってくれた歌。

そしてYou Tubeで観た、増刊号のCM中の「今夜はブギーバッグ」

若い時の、キラキラしたディスコとは違って、落ち着いたダンスフロアーに流れる曲。

ああ、こんな風に歌えるんだ、歌えるようになったんだ、と。

そして帰宅して、「我ら、時」を通勤の車の中で聴いた朝。

わたしが地方の高校生をしていて、ちょっと都会の大学に行って、東京に仕事で出てきた時の会社の同僚が、小沢さんのCDを貸してくれたのが、はじまりだった。

「LIFE」を聴いて、ええ、これ、すごい良いよ、なに?この人?

それから同僚は全部貸してくれて、フリッパーズから、全部。

それで全部好きになって。その頃はまだ23とかだったから。

でも、小沢さんは程なくして、消えてしまった。何年かに一度出るシングルやアルバムはずっと聴いてたけど。

その時聴いていた時に感じたことと、その朝聴いた時に感じた事が、全然違って。

今も「暗闇の中 挑戦は続」いてるし、「勝つと信じたい」し、まああんまり「オッケーよ」じゃないんだけど「二度と戻らない美しい日にい」て、でも「静かに心は離れて」行ってる。

今も「ほんのちょっと誰かに会いたくなる」し、「こんな恋を知らぬ人は地獄に落ちるでしょ」っていうような恋には落ちて結婚したけど。

40過ぎた今、くっきりと浮かび上がって感じるものがある。

「時は戻らないし、人は去っていく、でも人生は美しい」

それが小沢さんの歌から伝わってくる。こんなにも。

よしもとばななさんが、著作の一貫しているテーマにも通じる気がする。

20年たってから、こんな風に感じられる歌があるだろうか。

まったく違った意味が立ち上がってくる。まるで仕掛けられてるかのように。

アレンジが違うっていうのもあるだろう。アレンジがまた素晴らしいのだ。

「天使たちのシーン」のアレンジなんて、昔はなんか姿勢を正して聴いてるような感じだったんだけど、今は「海に行くつもりじゃなかった」のジャケット写真みたいに、リラックスして浜辺を散歩している人や遊んでる子どもを眺めているような気持ちになる。

今、小沢さんは日本には住んでいなくて、今の日本がこんな風になっているなんて、20年前は全く想像もつかなくて。

でもまた日本に来てくれて、それも「結婚してっていやだよ、何でも買ってあげるけど、結婚はやめときなって、だって僕は死ぬまできっとわがままだから」って唄ってた彼が、結婚して子供もいて。

ちゃんと、年をとって、大人になって、それでまた歌ってくれて。

本当に、感無量でした。

良かった、歳をとって。

また聴けて良かった。

幾つになっても、「我ら、時」なんだ。

車の中で涙がとまらなかった。

誰にでも、本当に特別なアーティストっているんだろうけど、小沢さんはわたしにとって唯一無二の。

ツイッターで、「アルタ前で出待ちしていたら、奥さんと子供とタクシーに乗って行かれた」ってあって、

「ああ、近くの空の下にいたんだ!」

って。

溢れる幸せを祈るよ

って気持ちになりました

あらぶってすみません・・・

若い人は「オザケンって本当にいたんだ・・・」っていう感じみたいですが

聴いた事がないなら、一度聴いてみて欲しいです。

「LIFE」はぜひ。

 

 

 

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あまちゃん&半沢直樹、そして冷え取り生活のスタート

2013-09-24 23:38:31 | 本・映画・テレビのこと

こんばんは

「半沢直樹」観ましたか

堺雅人さん、好きなので観ていたのですが毎回スッキリさせてもらってました~

しかし半沢さん、大和田常務、黒崎さん、近藤さん・・・顔芸がすごかったですね

大和田常務の「うん、楽しみにしてる」ツボで忘れられない・・・ミッチーの指パッチン

黒崎さんの婚約これにひっかかって、最後集中出来ませんでしたよ~

視聴率、すごかったですね

やっぱり分かりやすいのが観やすいですね

そして今週最終回を迎える「あまちゃん」

←こんな目をしたアキを、もう観られなくなるなんて・・・

ユイちゃんも好き夏ばっぱかっこええそして鈴鹿さんの可愛さ、はんぱないですね

元々クドカンさんの面白さがツボで

まさか朝ドラでクドカンと思ったけれど、日本中のたくさんの人が「クドカン・ワールド」にはまったのかな

元気が出るドラマでした終わるのがイヤだなあ

来週私はまさに「あまロス」でしょう

「分かるやつだけ分かればいい

 

さて、新しい職場。

事務職なので、銀行などに行く以外はほとんど屋内で座り仕事、エアコンのついた室内にいます。

そしたら、もう冷えちゃって

運動しないから、ちょっと肥えちゃって

これはやばい・・・と思っていろいろ見ていたら「冷え取り」というワードにひっかかりました

なになに、「冷えは万病のもと」うん、そうだね、「なのでこの冷えを取ると身体の毒が出てくる」とな

してその方法は・・・「腹七分目、半身浴をして、靴下を重ね履きする」・・・おおこれなら出来そう

そう思ってとりあえず近くで絹100パーセントの5本指ソックスをさがしたのだけど、案外100パーセントってない

ネットで捜して、ポチりました

今履いて4日目です。

絹の5本指ソックスの上に、綿の5本指ソックスを重ね、さらに絹の先丸靴下、面の先丸靴下と重ね履きするのですが。

私はいつも化繊のゆるふわ靴下を履いて寝るのですが、いつも朝には脱ぎ捨てられてるのです。

暑くなっちゃうんですよね、足が。

でもこれはむれない・・・熱がこもらないから、朝まで履いていられる絹ってそういうものなんですね。

それで3連休、娘の体調が余り良くなかったので、うちでいる時はずっと履いていたのですが、一日目の夜に

「なんか関節がだるい」感じになって。ちょうど風邪の時になる、あのだるさ。

そして鼻が詰まって。トイレに夜中4回も行ったのです。

二日目の朝、脂汗が出るほどの腹痛と下痢(汚くてすみません

鼻水はどんどん出てくる。

トイレの回数は多くなりました。

三日目は夕飯後、すごく胃が痛くて重くていつもと同じくらいの量だと思うのだけど、久々に胃痛。

そして今日までずっと鼻水ずるずるです

冷えが取れてくると「めんげん」と言って体から排毒されることによって不調がでてくるそうなのですが、もしかしてこれがそうなのかな?

そう思って「めんげん辞典」というところを見てみたら「鼻詰まりは食べ過ぎ」だそうで・・・

あとは「甘いもののとりすぎ」とか、思い当たる事がたくさん

なので、今日は全体的に食事を少なめにしてみました。

以前鍼でダイエットした時に、一日の食事が両手に乗るくらいの量しか食べなかった事があって、

「人間って意外と食べなくてもイケルんだな~」

って分かったので、明らかにわたしの毎日の食事は食べ過ぎなんですよね・・・

そしたら胃の痛みはなくなりました

「半身浴を20分以上」っていうのがなかなか子供と一緒に入浴していると難しい

独身の頃は新聞読みながら1時間半身浴なんてしていましたが

四十路としては

「痩せたい、かっこよいスタイルになりたい」

というよりはもう

「無理しない(できない)、身体を労って不調がない程度に健康でありたい」

「そのために適正体重と言うものになりたい」

という程度なんですよね。

無理して奇麗になるより、健康でにこにこしていたいっていうか。

見苦しくないくらいでいいっす、ずぶん。

事務職だと主婦より運動量が少ないってのも発見でしたね

そして大きな発見は

「自分は大学卒業してからずっと働いてきたので、働くのがフツウのこと」

「むしろ『仕事をしていない』主婦の期間が、わたしの人生の中のスタンダードではなかった」

「そして仕事、苦にならない、楽ではないけど、仕事するのはやっぱり好きだ」

っていうことでした

今の仕事は社員じゃないから責任はないし、時間が来たら帰れるし、子供が具合悪かったら休めるし、あの「他の人の人生かかってる」というプレッシャーがある前職とはまったく違っているので、気楽ではあります

でもいずれはちゃんと仕事したいな・・・という気持ちも、自分のなかで発見しました。

今は無理だけど・・・。

夫を見てると

「なんで男で、キャリアの中断もないのに、仕事に打ち込まないんだろう、文句ばっか愚痴ばっか言ってんだろう」

っていう気持ちは、やっぱりわたしのなかにあって。(これは夫に会った時から夫はそう言っていたのです)

「あー、思いっきり働きたい!」

という気持ちも、ひそかに自分のなかに発見したわけであります

そしてわたしが仕事で、夫が休みの日に、事件は起こったのです。

いつか夫が

「給料少ないくせに」

というだろうな・・・と思っていたのですが、それは案外早く、働いて3週間後でした。

「そんな時給で、おれに家事やれなんて言うな」

というセリフ、いただきました

(つづく)

 

 

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菊田と覚馬

2013-02-24 00:29:29 | 本・映画・テレビのこと

大河ドラマ「八重の桜」観ていますか?

八重がヒロインというより、彼女の兄の覚馬が主人公みたいな感じの今ですが…(^^;;

彼がその素晴らしいボディを披露した回は、Twitterすごかった…!

前回は温泉シーンもあり、由美かおるかっ!と言いつつガンみしてしまいました。

西島秀俊さん、ブレイクの年か…!

彼が演じる菊田や覚馬は、男らしく優しく、筋が通った真っ直ぐな男で、とてもステキです。

韓流スターのボディガードも朴訥として良かったですね。何となく観ていたドラマだったんですが印象深かったです。

ドラマの方は、もう毎回毎回、会津がどんどんつらくなってきて…観ているのがつらいですね。

会津に焦点を当てた大河ドラマは初でしょうし、こんな立場であった事を細かく描写したのって初めてで、会津の人々が余りに真っ直ぐで…これから起きる戦争の事など調べれば調べるほどつらい…。

雪と修理様夫婦なんて、なんで?と言う位の結末で…。

八重と尚の介も、これからどうなるのかな…と。明日もまたつらいタイトルとなってます。

 

 

 

 

 

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ひとりで生きていけばいい・「最高の離婚」

2013-02-16 23:18:47 | 本・映画・テレビのこと

今一番楽しみなドラマ「最高の離婚」

今期のドラマは、スタートが資格試験前で、「八重の桜」以外はすべて第一回から観ていなくて、試験が先月末に終わったので晴れて「シェアハウスの恋人」「夜行観覧車」なんか観たのです。

(「夜行観覧車」は湊かなえさんの原作読んでいたので、興味津々だったのですが、娘さんの暴言・暴力にちょっとダメージ受けてしまって・・・原作もあんな感じだったのかな?続きが観る気持ちが萎えてしまいました~。「シェアハウス」はなかなか面白いです☆「サキ」は仲間さんが「ピンポンダッシュしていくような人」って言ってたのがわかった~!面白いです)

資格試験は6割出来ていれば合格、というゆるめな試験なんですが、自己採点でおそらく実技・学科ともに8割は取れていたのでセーフかな・・・と。マークミスがないのを祈るのみです

今年は資格を取ることに専念し、一生続けられる仕事に就けるように土台を築いて行く年にしたいと思っています。

この間、一番大事なラスト10分で娘が大泣き・隣で寝てる夫はまったく気付かずで、ちょっと飛んでしまったのですが

しかしこのドラマ、観ているとすごいリアルに思い出すんですよね、いろんなことを。

皮膚感覚で、「そう、こうだった」って思い出してきて、イタイくらい涙さえ出ないって感じ。固唾を呑んで、ダブルヒロインの演技を見つめています

オノマチさんに引き続き、真木さん、凄まじかった・・・

浮気しているであろう、男と、相手の女のことを思い浮かべる嫉妬。

それでも言えなくて、笑いを張り付かせている自分。

いい顔して、見てないとこでは死んだ目をして。

でも。

ぶちまけてしまった。吐き出してしまった。

憎くて、汚らわしくて、でも自分が一番イヤで。

「触らないで!」

って言ったとこ、ほんとに分かる・・・もう触られたくもない。憎い、こんな気持ちを持つことになってしまった、あなたが憎い。

こんな自分になってしまった、自分が憎い。

踏みにじられた、痛くて痛くて。

でも相手の男だって、今度こそ彼女だけを見て生きていきたくて、そんな彼女に応えたくて。

悲しいすれ違いでした

 

嘘をついてはいけない。浮気をしてはいけない。

なぜなら相手の心を殺すから。

 

一度殺された心を再生させるのは大変です。

でもそれをこっから出来るか。ぶちまけて、それでも愛し抜く覚悟が、りょうとあかりにあるか?

夫婦なんて奇麗事で済むわけないんです

りょうの駆け落ち事件のトラウマ、あかりの両親のトラウマ、お互いぶちまけ合って、それからでしょう

一生かかって、その人を知っていく、その人を理解する努力をしていく、結婚はそのチャンスなのだ。

そして、自分を映し出す鏡でもある。

その人を通して自分が見える、不思議なことに。

 

あれだけの仕打ちをされたあかりが

「じゃあ一人で生きていけばいい、結婚なんて茶番だ」

って言うのは、至極当然

それに対して光生が

「それじゃあファンキーでモンキーなファミリーになれないじゃないですか

って叫んだのが、もう爆笑

彼は彼なりに、自分のラインじゃないものからでも学んで取り入れているんだな・・・なんて

「なに、この野武士軍団」

とか、今回かなりウケたセリフが多くてあ、スラムダンクネタも嬉しかった

・・・まあ、結婚なんて、茶番なんですよ。

でもなぜ人は結婚するか。人を求めるか。

それはあたたかさ、優しさ、安心、それを知っているから。

一度でも猫の毛玉を知った人が、それを忘れられないように

人は、誰かと過ごしたしあわせな記憶をなくさないから。

なんだと思います。結婚しなくても、だれかと生きて行きたい、誰かに優しくしたい、優しくされたい。愛したい、愛されたい。

そういうものなんだと、思います。

さて、俳優さんの凄まじい演技を披露してくれている「最高の離婚」、次は綾野さんのりょうに期待したいですね

光生と同じく、こちらもめきめき変貌中。

そして重盛くんが好青年でこちらもどう絡んでくるか?重盛君が幸せそうで・・・涙ですわ

 

あ、愛し愛されで思い出しましたが、小沢健二さん、ベイビーが誕生するみたいですね、春

なんか、感慨深いですね。「結婚してってだめだよ~♪」って唄っていた彼が、エリザベスさんという女性と結婚し、赤ちゃんも誕生するなんて・・・本当におめでとうございます!

人間って変わるものなんだなあ・・・ってつくづく。なんか嬉しいです

そして「ラブリー」カバーの件・・・PV観てなんとも言えない気持ちですわー・・・。

 

 

 

 

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闇を飼う―映画「ストロベリー・ナイト」

2013-02-16 22:39:51 | 本・映画・テレビのこと

「ストロベリー・ナイト」、観に行ってきました

玲子の過去から今に引き摺る闇が、菊田との間を分けてしまった・・・そんな感じがした物語でした。

原作を読まないと分からない、細かい部分があったかと思いますが、まるで爬虫類ですね、の大沢たかおさんの存在感、安定の菊田の対決

「あんたには無理だ」

って、それ正解

たしかに、玲子の抱える内なる闇は、菊田には分からない。

だからこそ、その上で、わたしは最後、菊田が去ったのは、また戻るためだと思いたい。

闇を抱えた玲子を、闇を知らない菊田が、それでもなお包んで欲しい、と思いましたが・・・

菊田も、車から出て来る玲子に声をかけちゃうとこが、まあ菊田らしいというか・・・

いや~わたしだったらマキタみたいな男が出て来たら、蛇ににらまれたカエルのように逃げちまうと思いますがね・・・ダメ、ぜったいみたいな

玲子も、男として惹かれていたというより、マキタの闇に引き寄せられてしまった・・・というか。愛だの恋だのでなくて・・・その辺が、とても上手く演じられていたなあ、と。竹内結子さんは。

漠然とした感想ですが、続きが観たいなあ、やっぱり

姫川班、「このヤマ絶対取るわよ」が聞きたいです

 

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心の栄養・ドラマ「最高の離婚」

2013-02-07 02:09:51 | 本・映画・テレビのこと

面白いとママ友の話題となっている「最高の離婚」

遅まきながら観てみました

途中からなので、分からない点もあるのですが、「カーネーション」に出演していたオノマチさんと綾野さんが出ているではないですかそして真木ようこさんも

いや~オノマチさんの演技、すごかった

「ご飯食べてレジでお金払うでしょ。家でご飯食べて『ご馳走さま』『美味しかった』がなかったら食い逃げだよ。」

「仕事じゃないの、喜んで欲しいからやってるの」

などなど、うんうんと全国の主婦がうなずいているであろうセリフが次々と

そしてあの喧嘩の具合も、本当によく分かる

好きになって、結婚出来て、子供が出来たら変わるのかなって思って、でもいらないって言われて、それでも好きで・・・と心情を吐露するオノマチさん。

それに対し旦那は「じゃあ子供つくろう、式もしよう」って・・・そうじゃないって声が出てしまいましたよ

女は気持ちを分かって欲しい、聞いて欲しい、それに対して男は解決法を出してくる・・・これ典型的ですよね。

そうじゃない、そもそももう遅いの、もう気持ちが冷めたの、あなたに求めるものは何もないの、冷めたら戻らないのってことですよね。

「あなたが好きなのは自分なの」

と叫んだ時、一緒に観ていた夫を見たら・・・衝撃を受けてましたよ・・・自分の事だってわかったんじゃないでしょうか~?

(セリフはうろ覚えで意訳、みたいなものなので、相違がありましたらお許しください

ぐっと引き付けられたドラマでした。継続視聴決定です

先日受講したコーチング講座で、とても印象に残ることばがありました。

「身体の栄養と同じく、心の栄養も与えなければ衰弱してしまう」

なんとなく、感じていたことですがズバリ言われた感じがしました。

「身体は栄養を与えなければ、目に見えて周りの人にもわかる。でも心の栄養は見えにくい。だからちゃんと自分で栄養を与えてあげなくてはいけないのです」

と先生は仰っていました。

オノマチさんが言っていた「美味しかった」という旦那さんのひと言も、心の栄養ですよね。

趣味を持ったり、好きなことをしたらり・・・そういうこともありますが、ありがとうの言葉も、こころを潤してくれると思います。

ひとは心の栄養を摂らなければならない。

一昔前だったら嫁が自由にするなんてもってのほか、なんて「八重の桜」でも言ってますが(わたしには会津の嫁は無理だ~しかしあんつぁまのボディは眼福だった~)、やっぱりどんなひとにも必要で、摂らないとならないものなんですね。

ということを高く掲げて、映画「ストロベリーナイト」の菊田に会いに行って来たいと思いマッスル

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「平清盛」最終回

2013-01-08 12:23:40 | 本・映画・テレビのこと

「平清盛」が終わりました

私、子供の頃は別として、毎回観たのって初めてかもしれません。

途中の清盛の中二病が長くて(でもそれもあとから回収する伏線がハンパないのですが)飽きてしまった時もあったんですがそれでも観ていたら、後半、もう目が離せなくて、早盛、本盛、再盛と3回も観てましたよ

「画面が汚い」と某知事?からクレームが来て注目されましたが、わたしは以前の「龍馬」の方がコンスターチの量はすごかったし、弥太郎の小汚さは「これ、よく香川照之さんOKしたなあ」というカッコウでしたし

たしかに「八重の桜」の初回が放送され、美しい会津の風景を観ると「綺麗だなあ」とは思いますが。

出演者のお衣裳やセットは素晴らしいものでした

坂東玉三郎さんが「途中から機会織の衣裳が出てきたが」とご自身のHPで書かれておられましたが、それまでは手織りだったということなんですよね。

鳥羽院、崇徳院、すごかったです。前半さらってきました

天皇家のドロドロ・・・現在の天皇家からはまったく考えられないですわ~。その前からずっと続いてるのね、天皇家ってすごい

中世はあまり詳しくなくて、平安末期から鎌倉、源氏が殺しあって滅亡するあたりなんて「なんで?」と、歴史的な事象は知ってはいてもわからなかった時代でした。

なぜ貴族から武士の世に移行していったのか。

初回オープニングで頼朝が「平清盛なくては武士の世はなかった」という、よく分からない言葉が、一年かかってやっと分かりました。

もののけ、と言われた白川上皇の落胤と言われた清盛が、武士の忠盛の息子として平氏の棟梁となり、自らももののけとなっていくも、もののふの魂を取り戻し・・・って何いってんのかさっぱりわかんなくてすいません

「八重の桜」を観ると改めて思うのですが、大河らしくない大河だったなあって。

松山ケンイチさんは清盛を引き寄せて、演じ切りました。

清盛の父、中井貴一さんや鳥羽院の三上さん、崇徳院の井浦新さん、堀川のりょうさんなどしっかり脇を固め、なかでももののけタフマン白川院の不気味さが効いてましたね~そして上川さんの盛国

そして若手の役者さんが素晴らしかったです

重盛の窪田さん、頼盛のAAA西島さん、徳子の二階堂さん、「平家にあらずんば人にあらず」時忠のV6森田さんなど。

重盛の窪田さんは若いのに夭折した清盛の長男を熱演していました。最後、海の底の都で彼が微笑みながら待っているのを観て、号泣

「下流の宴」で無気力なフリーターを演じていた人とは思えない・・・「大奥」では上様の娘の父親になったお楽を気楽に演じていて、それも涙・・・。

紅白でAAAで踊る頼盛様・・・アイドルであられたのですね・・・これも晩年まで清盛の弟を演じ切り素晴らしかったです。

二階堂さんは宮崎あおいさんに似ていますね。夫婦愛に泣かされました

森田さんは最初調子がいい清盛の妻となる時子の兄として出てくるのですが、のちに清盛の右腕になり暗躍。

「平家にあらずんば人にあらず」というのはあまりにも有名な言葉ですが、このセリフを時忠が言う場面が・・・

まさかこんな風に言わせるとは、という。そしてそのセリフを森田さんがこう言う。

そして彼は平家滅亡のあとも「しぶとく」生き残るのです。

清盛の妻・時子を演じた深田恭子さん、壇ノ浦の最期。彼女の壮絶な美しさは、どんな役よりも凄みがありました。

可愛らしく、源氏物語にあこがれていた女の子は、平家の棟梁の妻となり、一族と共に海に沈むのです。

「平家は一蓮托生」のことば通り、平家は仲が良かったようで、その連帯感が特によく出ていて、それだけに斜陽となっていく平家が悲しく・・・

源氏パートでは義朝さんがワイルドでカッコよかったですし、妻の由良さんは最期までツンデレ、常盤はその美しさだけで納得。義経はキラッキラしてたし弁慶の、鬼若からのストーキングぶりも素晴らしく、最後の立ち往生は見事でした

伊豆でニートをしていた頼朝が、杏の政子に気合入れられて源氏の魂を取り戻すのですが、歴史は政子の恋心によって動いたといっても過言ではないんですね・・・

時の権力者に地方に流された頼朝が、子供も殺されて、抜け殻になっていたところに政子が彼を見つけて、渇入れて、立ち上がらせて武士の誇りを取り戻せ!と。

そこから源氏が平氏を滅ぼし、政の中心は鎌倉に移る。武士の世が始まる。

政子がいなかったら・・・政子が頼朝に惚れなかったら・・・歴史は変わっていたのだろう。

そして清盛の母・宗子が頼朝を助命しなかったら、平家は滅びていなかったかもしれない。

あまり歴史の表に出ない女性達も、たしかにそこに生きていたのですね。

そして大きなひとつのテーマが、後白河法皇との「双六」の勝負でした。

終生、清盛に立ちはだかった松田さん演じる後白河法皇。

彼もずっと日陰で生きる身であったのが、どんでん返しで権力の座につき、最愛の妃・滋子を得、そして亡くす。

清盛をおとしめ、追いこみ、長い双六が続く。

彼もまた、孤独であった。

しかし平氏の血が流れていなかった清盛は、己の力で家族を得、最期は家族に囲まれて死んでいく。

終生仕えてくれた鱸丸、盛国もいて。

この大河は主従関係が色濃く描かれていました。そのなかで元・漁師であった盛国は、清盛が何をしても、ひたすらついて行く。盛国の最期は鎌倉に連行されて、一言も発しないまま餓死

上川さんはセリフではなく、所作や視線で演技をしていて、それがまた素晴らしかった

この大河は、大河ドラマらしくない、昼ドラやBLの要素もびしばしを出てきて・・・もうおなかいっぱいでした。

前半はもう天皇家のドロドロ・・・孫の嫁と通じていて、その子供のことを「あなたには叔父にあたるので、叔父子って呼べばいいでしょう」とか言っちゃったり・・・

この時代、男色も普通だったのだそうですが、貴族に襲われる清盛の弟とか・・・「これ、いいのか?NHK・・・」という場面もあり・・・。

しかしきめ細かな脚本で、前半に出てきたセリフ、小道具が後半に「ここでつながるのか・・・」ということが数え切れなくて・・・本当にすごいドラマでした。

そして清盛が・・・10代から60代まで演じた松山さんは、総集編を観たら「ええ、この人が同じ人なの」って思うくらいの変化・・・。

私が一番衝撃だったのが、かつて白川院が母・舞子を殺したように、清盛も仏御前を殺せ!と命じ、それを盛国が「やめーい!」と止めたあと、唸り始め・・・

助けてくれ・・・暗闇の中じゃ・・・のぼってものぼっても、光が見えぬ・・・

この世の頂点に立った権力者は、みなこんな思いをしていたのではないか・・・?と思いました。

良い世の中を作ろうと必死に頂に立つために友も、身内も犠牲にして、やっとのことで立った頂点は、一人ぼっちの暗闇だった・・・。

そこに源氏挙兵の知らせ。みるみるうちに目に光を取り戻し、武士の魂を取り戻した清盛。

素晴らしかったです

まあそのあとがあるんですけどね・・・。それもまたすごい展開で・・・。

清盛の最期は、人はみな、思いを残して、やり遂げられなかった志を遺して死んでいく。それを懸命に生き切った。それが清盛、あなただ、という親友の西行のことばに涙する清盛。

わたしの中で、「一族の栄華だけをきわめて権力を振るった悪人」というイメージだった清盛。

でも自分の存在を問い、武士の世の到来を願い、一族を大事にし、一生涯を生き切った人、そう伝わりました。

清盛のことはいくら語っても語りきれないけど、周りがどんどん脱落して、語る事ができる人もいないけれど、ツイッターで実況してくれたたくさんの清盛ファンのみなさんと、楽しく最後まで観る事ができました

ありがとうございました

「八重の桜」は初回、とても良かったです。清盛とは違った良さで、子役もハンパなく可愛く、あんちゃんは男前、象山塾イケメンパラダイスできっと視聴率は良いと思います。

清盛は・・・なんだろう、自分の生き方に影響がある・・・というか、自分の軸は何か、考えさせられるドラマでした。

ただのドラマではなかった気がします。血肉が通った登場人物から、目が離せなかった。

観なかった方は、機会があったら観てみてください

とりとめのない感想、失礼しました

特に政子、その生涯を再来年、「北条政子」杏主演で大河ドラマやってください

彼女の恋心から動いた歴史、尼将軍となった彼女が頼朝の死後、なぜ源氏が滅びたか、血生臭い歴史となっていったかが知りたい。

「平清盛」を作り上げたキャスト、スタッフさん、本当にありがとうございました

一年間、特に後半、本当に楽しませていただきました。心から御礼申し上げます。

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ドラマ最終回いろいろ

2013-01-08 11:41:13 | 本・映画・テレビのこと

年末、観ていたドラマが次々と最終回を迎えました

「ゴーイング・マイホーム」、「結婚しない」、「高校入試」、そして「平清盛」を観ていたのですが。

「ゴーイング・マイホーム」と「清盛」は低視聴率でニュースになっていました

私的にはこのふたつがとても良かったのだけど、今回の選挙でも思ったのですがつくづく自分がニッチというかマニアックというか・・・

(原発ゼロ、で新年を迎えられたら最高だったんですがね・・・結果見て涙が出たのは初めての選挙でした。)

でも良いものは良かった

ちょっとドラマについての感想を。

「ゴーイング」はなんというかじーんというかしみじみというか。良いドラマでした。

最後は主人公の父の死がきましたが、それがお涙頂戴というのじゃなく、誰にでも来る「親の死」であって・・・。

あくまで日常の延長として描かれているのはすごいな、と。

そこにいたけど、もういない。でもそれぞれのなかにはずっといる・・・。

なんか死が自然であたたかなものと感じました

「後悔するのはそこに愛があったから」

というセリフがあったのですが、旦那さんが出て行ってしまい、やっと探し当てて再会したのに

「でもおれ、後悔してないんだ」

と言われてしまった。

「親父ともっとたくさん話しておけばよかった」

と後悔する主人公に、妻がこのセリフを言う。

一人娘の萌ちゃんも、友達の突然の死や、目に見えない小人について、変にごまかしたり隠したりせず、戸惑いも疑問も持ち続けている、そんな女の子で、私の一人娘も、こんな風になって欲しいな・・・なんて思いました。

久々のドラマ出演の山口智子さん、変わらない姿、すっと伸びた背筋、芯がある心、さばさばした持ち味、やっぱり好きな女優さんです

映画を観ているような連続ドラマでした。

 

「結婚しない」

意外な結末でした、私には。ちょっととびとびになってしまった回もあったのですが、全編通しての天海さんの男前さがたまらないドラマでしたね

菅野美穂さんも可愛かった35歳にしては覚悟なさ過ぎ、認識甘過ぎでしたが、だからまだ結婚していないわけで、リアルではありました。

FNS歌謡祭でヒロイン2人が出演したときになんかこけてしまったかした菅野さんが「なんちゅうタイミング」と言っていたのが可愛くてこの人、可愛いひとなんだろうなあ、でもすごい演技の女優さんですごいなあ、と。

天海さんはマツコさんとトーク番組に出た時に「天海さんにぴったりな理想の男性像」というのを書き出していたのだけど、最後はマツコさんが「もう毎日風呂に入ってればいいわよ」と言ったのが爆笑

出来すぎたお2人には、そのまま突っ走ってすごいものをたくさん見せて欲しいと思います

「ギルティ」で悲しい結末だったふたりが結ばれたのは良かったし、私には源義朝でもあった玉木さん。いろんな姿を見せてくれました☆

 

「高校入試」

さすが湊かなえさん脚本毎週「モヤッ」とさせていただきました

「杏子ちゃんみたいな先生がいたら毎日学校行くの楽しいだろうな~」なんて思って見てました。

しかし「先生」と呼ばれる仕事は、大変ですね想いがないと出来ないし、やってはいけない仕事だと思います。

先生も人間です・・・そして入試の際は必ず受験番号を書いてから

エンディングで流れる歌も良かったです

清盛は次回へ

 

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