魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

挨拶ウィーク。

2007-09-18 16:41:14 | 結婚できるかな編
ひょんなことから母との電話で、実家に彼を連れていくことになってしまった。

わたしの両親がいるのは、今は東北だ。片道3時間かかるんすよ…

実は九月半ばに友達の結婚式が彼のいるところであるのです
それに出席するために彼のうちに行って、そこでも2連休を過ごす予定。
その時彼が「うちに遊びにきなよ。うちの両親に会って、俺の育った所を見てほしい」と言ってくれたのです。

両親に会う…。

これは…

重い。重みがある。

会ったら…先に進むだろう。

ぼちぼち「一緒にいてくれ」から「結婚しよう」という言葉が、彼の口から出て来ていた。

今までわたしは付き合った人を親に紹介したことは、大学生の時と前の彼だけ。
他はひたかくしにしていた。

その訳は…なんとうちの母は「結婚するまで肉体関係を持ってはいけません」という、恐ろしい考えの持ち主…

昭和か?戦前か?

そのため、うちのきょうだいたちは見事な二面性と、嘘を身に付けた

「付き合う前にお母さんに会わせなさい!」
…おいおい、付き合う前に親に会う男がどこにいるのよ?

「本当に大事に思っている子には、男は手を出さないものよ!」
…いや、中学生じゃないんですから…。

そう、わたしが結婚できなかった訳は、母にも原因がある。
ぶっつぶされまくった、20代であった。

そして今。

うまくいわなければいけない。

「実は偶然再会して、今電話で話しているんだけどお家に遊びに来いって言われてるんだよね」

「ふーん、いいんじゃない?行ってみたら?」

おお、大丈夫だった

しかし、彼女は甘くない。
次の日「やっぱり普通はもらいに来るもんなんだから、彼がまずこっちに来るべきよ

あ~出たよ…。豹変の術。母は言っていることをすぐ変える。こちらは彼女に確認し、進めているのに、お構いなしに次の日の気分で変える。

まあそのことを彼に伝えたら「もっともだと思う。じゃあ俺が行くよ」

ええ~~~~遠いですよ?ほんとうに。

ふたり、日帰りの予定で両親に伝えた。

そしたら。また。次の日。
「ちゃんとあんたが前の日に来て、相手のことを父に説明すべきだ」

だったら言ってよ、もっと前にさ~~~~

仕事が…というと「仕事なんてどうにでもなるでしょうどっちが大事なのよ

いや、どうにでもならないよ…。

その上「せっかく来たんだから、泊まっていきなさいよ」
え…寒いからやです。
「じゃあ結果がどうだったか先延ばしになるけど」
脅しですか

さらに「彼もせっかく遠くから来たんだから温泉に泊まってもらえば」
のっけから一泊ですか~~~
キツイ…耐えられるのか?

彼に伝えたら「うーんそれはキツイけど、言う通りにしよう。よろしくお願いしますとお伝えして」とのこと。
いいやつ…。

そしてわたしたちは、わたしの両親に会ったあと、一日置いて、彼の両親に会うという、ご挨拶ウィークを過ごすことになるのです。

しかしこの母の必殺「豹変」は、以後わたしたちをものすごく悩ますことになるとは、本当に実感として気づいていなかったのでした…
コメント (2)
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