魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

心の栄養・ドラマ「最高の離婚」

2013-02-07 02:09:51 | 本・映画・テレビのこと

面白いとママ友の話題となっている「最高の離婚」

遅まきながら観てみました

途中からなので、分からない点もあるのですが、「カーネーション」に出演していたオノマチさんと綾野さんが出ているではないですかそして真木ようこさんも

いや~オノマチさんの演技、すごかった

「ご飯食べてレジでお金払うでしょ。家でご飯食べて『ご馳走さま』『美味しかった』がなかったら食い逃げだよ。」

「仕事じゃないの、喜んで欲しいからやってるの」

などなど、うんうんと全国の主婦がうなずいているであろうセリフが次々と

そしてあの喧嘩の具合も、本当によく分かる

好きになって、結婚出来て、子供が出来たら変わるのかなって思って、でもいらないって言われて、それでも好きで・・・と心情を吐露するオノマチさん。

それに対し旦那は「じゃあ子供つくろう、式もしよう」って・・・そうじゃないって声が出てしまいましたよ

女は気持ちを分かって欲しい、聞いて欲しい、それに対して男は解決法を出してくる・・・これ典型的ですよね。

そうじゃない、そもそももう遅いの、もう気持ちが冷めたの、あなたに求めるものは何もないの、冷めたら戻らないのってことですよね。

「あなたが好きなのは自分なの」

と叫んだ時、一緒に観ていた夫を見たら・・・衝撃を受けてましたよ・・・自分の事だってわかったんじゃないでしょうか~?

(セリフはうろ覚えで意訳、みたいなものなので、相違がありましたらお許しください

ぐっと引き付けられたドラマでした。継続視聴決定です

先日受講したコーチング講座で、とても印象に残ることばがありました。

「身体の栄養と同じく、心の栄養も与えなければ衰弱してしまう」

なんとなく、感じていたことですがズバリ言われた感じがしました。

「身体は栄養を与えなければ、目に見えて周りの人にもわかる。でも心の栄養は見えにくい。だからちゃんと自分で栄養を与えてあげなくてはいけないのです」

と先生は仰っていました。

オノマチさんが言っていた「美味しかった」という旦那さんのひと言も、心の栄養ですよね。

趣味を持ったり、好きなことをしたらり・・・そういうこともありますが、ありがとうの言葉も、こころを潤してくれると思います。

ひとは心の栄養を摂らなければならない。

一昔前だったら嫁が自由にするなんてもってのほか、なんて「八重の桜」でも言ってますが(わたしには会津の嫁は無理だ~しかしあんつぁまのボディは眼福だった~)、やっぱりどんなひとにも必要で、摂らないとならないものなんですね。

ということを高く掲げて、映画「ストロベリーナイト」の菊田に会いに行って来たいと思いマッスル

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人を理解する努力。

2013-02-07 01:31:25 | 夫のこと

その晩、夫が帰宅してから、話をしてみました

彼女と旦那さんのことを大まかに話し、自分でもとても考えたこと。

彼女の話を聞いて、自分が傲慢だったと思ったこと。

「わたしも完璧な人間ではないから、受け入れて理解する努力をしないとと思う」

と言いました。夫は

「じゃあ離婚届破棄して」

と言いましたが、それはうやむやにしましたあれは「保険」ですから。

まあそこに話をもっていくところが、夫の「ないわ~」と思う部分なのですが

まだまだ油断は出来ません。

夫に「リツコは自分を特別だと思ってる」とも言われました。話をしていく過程で。でもそれは違います。

「わたしは自分をそんな風に思ったことはない。でももしなにか違うのだとしたら、それは状況に不満があったら、変える努力を死に物狂いでやってきたことだと思う」

と返しました。

大学受験、姉をサポートしての学生生活、神戸の地震で被災したこと、待遇・状況への不満からの転職、その時やりたいことが実現できる会社に就職できたこと。

そして今は仕事をするにあたって、育児生活からのリハビリもかねて資格取得の勉強をしています。

仕事再開のとっかかりになれば、という気持ちと、頭を切り替えていけるか、という自分を試す意味で。

もしこれに合格したら、次に取りたい資格があるのでそれの取得にはずみをつけたいという挑戦です。

しかし思った以上に勉強する時間がとれず、子供が寝てからしかできませんね、やっぱり

その上、せっかく勉強する時間、と思っていると夫が帰宅して夕飯の支度・後片付けなどなど・・・。夫は次々話しかけてくるので、いい加減一喝する場面もしばしば焦ります

先日、ネットで40歳男性の年収・業界別順位というものを見たのですが、見事に夫の業界最下位

地方の会社なんて書いてある年収の8割にも満たないです。大体の平均の6割。

つまりわたしが4割を稼ぎ出さないと厳しい経済事情です

本当に申し訳ないけど仕事において転職してスキルアップと収入アップをはかってきた私は「あなたはその年までなんで資格を取るなり転職するなり手を打ってこなかったの?!」って思ってしまいます

その埋め合わせをするのは他ならぬわたしであり、わたしを働かせる気は満々です、夫

わたしは働くのは好きだし、働きに出るのは全くイヤではありません。でも暴力振るう夫の埋め合わせのために働くのはイヤです

生活を切り詰めれば、働かなくてもいいかもしれません。でも夫は「新しくブルーレイレコーダーが欲しい」「りおにipad買ってあげたい」とか、物欲はキリがないですわたしに臨時収入がある、なんていえばあてにする人です。

以前、臨時収入があったとき「繰り上げ返済よろしくね」と言われたことがあります。

そしたらさ~、こっちの公務員さんとか銀行勤務の女性で産休取れるような人と結婚すればよかったじゃないの~と思います。わざわざわたしが仕事辞めて来させることなかったじゃん・・・。

あとは母親と妹に2日に1回はメールするのも、わたしからすると「ないわ~」ですね。

なんかふと気付いてしまったんです。彼女の話を聞いてから。旦那さんが縁もゆかりもない土地に、結婚のため転職して生活していく中のストレスがあった、と聞いてから。

「わたしも、ずっと一人だったんだな」

と。両親にも会えず、実家にも帰れず、年に2回ほど姉と弟に会えるけど、ずっと寂しかった。

最初から、他の人に送ったコピペメールで釣って、前の彼女が来ていたうちに嘘ついて呼んで、義母に「孫置いて出て行け」と言われたり、殴られたり暴言吐かれたり。そのなかで育児して。

頼りになる人、味方なんていなくて。

ずっとそんな中で結婚してから5年暮らしてたんだ、って。

そしたらすごく悲しくなってしまって。

寂しいとか、認められなかった。気付かないようにしていたんだって。

それで夫に

「一ヶ月に2回は実家に帰って親に愚痴って甘えて休んで、妹も近くに住んでて、自分が居ないのに『遊びに来い』なんて気軽に呼んで、わたしがいないのにわたしが勝手に自分の弟呼んであなたとご飯食べてって言ってるんだよ、わかる

と言いました。例えを出さないと、というか自分の身に置き換えて話さないと分からない人なので。

「パパにわたしの気持ちなんて分からないよ!」と。

わたしは寂しいです。

夫が味方じゃないから。わたしを一番の家族と思ってないから。夫が支えでも、頼りでもないから。

でもそれはわたしも同じではないか?

そうも思います。

だから、これから仕切りなおしなんです。

やっと現状を認められた。

わたしは夫を信頼していない。夫もきっとそう。

だからまたイチから積み直しです。

ひとって、優しくあたたかい関係になれたら、ずっとずっと幸せな毎日が続くと思いませんか?

コーチング講座を受けたのですが「何を言われたか」ではなく「誰が言ったか」が重要なんですって。

信頼している人の言葉は聞ける。信頼している人に話すのは安心する。

夫にはないわ~

だから、「理解する努力を継続する」

これは結婚式の際に誓ったことばでもありました

 

 

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「自分だって完璧な人間ではない」

2013-02-07 01:15:43 | 夫のこと

次の日、彼女と娘ちゃんと久しぶりに会いました

公共の遊び場で会ったので、子供たちが遊びまわるなか、あっちいったりこっちいったり、話も途切れ途切れだったりしましたが彼女は

「昨日話したので、なんかすっきりした

と明るかったです。

旦那さんがどういう人で、どんなことがあったか、少し話してもらえました。

ご家族は暴力的な方ではなく、旦那さんも過去に暴力を振るったことはなく、ただ怒ると家族と2年ほど口をきかなかったことがあり、根に持つというか、忘れないタイプだとか。

そしてこう言っていたそうです。

「俺も完璧な人間ではないから、そんなに言えないかもしれないが、お前のそのだらしない生き方に嫌気がさした。もう無理だ」と。

それで彼女は実家に帰れ、と言われ、でも実家には帰れずしばらくホテルに泊まったとか。切ない・・・

多分殴るきっかけとなったのが「自分が考えて対策をして買ってやったのに、なんでお前は忘れるんだ」という怒りが噴き出したのだろうな・・・と思います。

でもそれも「自分がやってやったのに」ということに焦点が当てられているような気がするんですよね。

「自分がやってやったことが無にされた、頭にきた」と。

彼の怒る理由は分かるのだけど・・・わたしはやはり「殴られるような悪いことをしたわけではない」って思います。

彼女は旦那さんを悪く言いません。わたしに話してすっきりしたようです

2人で「こういう子供連れで遊びに来ているママたちを見ていると、『なんで自分はこんなに揉めているんだろう、こんな想いをしているママなんていないんだろうな』って気持ちになるよね」と話しました。

そう、みんな子供を可愛がって、幸せそうで、なんの心配もなくて・・・そうわたしたちの目には映るのです。

でも、わたしも彼女も、実は同じ問題を抱えていた。人間って分からないものですよね

わたしは、彼女と別れたあとに、いろいろな考えが頭に去来しました。

「自分だって完璧な人間ではない」

旦那さんが言った言葉。そして思いました。旦那さんはわたしだ、と。そして彼女は夫だ、と。

いろいろな違いはありますが、旦那さんの言っていることなど、とても理解出来たのです、不思議なことに。

わたしは夫のことをとても責めた。「なんでそうなの?なんで出来ないの?なんで普通じゃないの?」と。

でも、わたしは言えるような完璧な人間か?

そう思った時に、何かが変わったのです。

そして彼女と旦那さんのこと、わたしと夫のことをずっと考えていました。

夫と話さなければ、と思いました、つよく。

続きます。

 

 

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ひとと真剣につきあったことはある?

2013-02-07 00:33:28 | 夫のこと

津波警報、解除されたみたいですねよかった

雪や地震など、ちょっと心配な事が続きますので、備えをしっかりして生活しようと思います。

寒い時期の地震は本当に切ないです。

関西の1月は、東日本よりは寒くなかったですがあたたかいものを食べられない&あたたかいお風呂に入れないつらさはひとしおでした

どうか大きな地震が来ませんように。

阪神の地震に遭ってから、なぜか地震があった時刻には目が覚めてしまうということがずっと続いていたのですが、ここのところの妊娠・出産・育児での細切れ睡眠で、気が付いたらなくなっていました。

しかし未だに当時の写真を観る事は出来ないです。

震災当時、わたしは大学生だったのですが、わたしの仲の良い友達が、卒業を前にして大学入学当時から付き合っていた彼から振られてしまいました

彼からの熱烈なアプローチで始まった交際は、大学を卒業して家業を継ぐ彼とのその後の生活まで考えたお付き合いをしていて、彼らの結婚をうたがってもみませんでした。

だって交際期間中、彼らが会わなかったのは彼が県外の合宿に行っていた時以外、一日もなかったのですから。

でも、彼が卒業間際、後輩の女性と浮気をして、そのまま破局に至りました。

彼女は彼としか付き合った事がなく、「彼がいない生活なんて考えられない」と憔悴しており、わたしも「なぜ?」という想いがあり・・・彼とは友達としても付き合っていましたので、貸していた本を返してもらうことを口実に、一度会いました。

「なんで?あんなに仲良かったじゃない」というわたしに対して彼が言ったのが

「りっちゃんは、ひとと真剣につきあったことはあるか?」

という言葉でした。

当時、わたしは彼はいたのですがまったく淡白な関係で、彼氏がいた方がいい、という考えでちょうど良い男子を見つけ、院試のために一ヶ月に一度会うくらいの彼氏がいました。

とても真剣につきあっているとは言えませんが

「真剣かは分からないが、真剣に取り組みたいと思っているひとはいるよ」

と答えました。彼は

「りっちゃんも、ひとと真剣につきあったら、分かると思う」

とだけ言い、深くは話しませんでした。彼女のことを悪く言うこともなく。

その言葉が、わたしのなかでずっと残っていました。

そして最近、その言葉がわたしのなかで甦った出来事がありました。

それは、育児サークルのメンバーで、年末から連絡が取れないママがいて、わたしが様子伺いのメールをしてみた事から始まりました。

最近、周りのママたちのおめでた続きだったので、もしかして・・・?なんて思っていたのです。

「連絡ないけど、お元気ですか?」

というメールをしてから、しばらくたって、そのママから着信がありました

その日はちょうど夫と娘が義理実家に行っている日でした。

「元気?心配したのだけど、大丈夫?」

「ちょっと取り込んでて、サークルに行くこととか考えられなかったの、ごめんなさい」

「もしかして、二人目とか?

「いや、もうその反対の事。離婚騒動だったの」

とのこと。びっくりしちゃって・・・でも分かるー、うちも夏、そうだったよ。そんな時はサークルどこじゃないよね。

わたしもちょっと夫との事を話しました。

そしたら彼女も「同じ!」という感じで話を始めました。

話を聞いてみると、彼女のだらしなさに旦那さんが激怒し、もう一緒にやっていけない、と言われてしまったと。

でも彼女のだらしなさって聞けば「電機のスイッチを切り忘れた」とか「調味料のふたを閉め忘れた」とか「携帯忘れた」とか、そんなことでした。

まあひとによって許せないことはいろいろと違うので・・・

で、さらに「うちは夫が神経質でね」などと話していくうちに、「これ、内緒にしておいて欲しいんだけど」と前置きがあり、

「殴られた」

と。

ああ、やっぱり・・・そう思いました。

二度目で、平手で叩かれ、倒され、蹴られそうになった、と。

「うちもだよ」

とわたしは、うちも二度あって、8月にあった、今度やったら離婚だと離婚届書いてもらったよ、と言いました。

「何が理由だったの?」と聞いたら「友達の家に携帯電話を忘れちゃったの。わたしがしょっちゅう携帯忘れるから、旦那がボディバッグに入れて忘れないようにって買ってくれたんだけど、それを外して私がかばんのとこに置いとけば良かったんだけどね」と。

「でもさ、携帯忘れたからって、殴られることはないと思うんだよね、わたしは」

と思わず言ってしまいました。でも、仕方ない、自分が悪いんだ、と彼女は言います。そして

「私、発達障害みたいなんだ。だから、旦那はそれを治そうとしてくれて10年以上付き合って、私のこういうところを分かった上で結婚したんだ。

だから旦那に会うまで本当に生きづらかったのが、こうやって普通に友達が出来て話せるようになったんだ。

旦那はずっと我慢してきたけど、もう付き合いきれないって言われて」

意外な話が出てきました

彼女の娘ちゃんも、うちの娘と同じくらいやんちゃ。それで彼女の娘ちゃんも発達障害かもって思っていて、心配になったと。

わたしは自分の娘が発達障害かもって思っていろいろ調べていて、夫のおかしなところが思い当たり、遺伝の可能性を知って腑に落ちたこと。

彼女は自分のことを考えてくれているのはとても分かるから、離婚は全く考えてない。

ただ2人目も欲しかったけど、こんな状態なので最近お下がりにと取っておいた赤ちゃんのものを全部処分したと。

旦那さんが自分のことを考えてくれているのはよく分かるので、「洗脳されてるのかもしれないけど」自分が悪いと思っている。(もちろん旦那さんもそう言う)

旦那さんは仕事も住む所も変えて、結婚してくれた。そのストレスがあるとも思う。

ただどこで怒りのスイッチが入るのか分からない。だから怯えてしまう。怒らないときは優しい・・・

彼女の話を聞いていて、わたしには、彼女の気持ちも、不思議と旦那さんの気持ちも分かってしまったような・・・。

ただ「暴力はいけない」ですよ

いかなる場合も、暴力はいけない。それをきちんと教育しないといけない。基本がそこ。それをハッキリしないと、今問題の体罰も暴力事件も、いつまでたってもなくなる訳はない。

わたしも、「暴力」という一線を超える気持ちは分かりました、夫との生活の中で。

だからこそ、日常に「暴力」を入れてはいけない、と思います。

彼女も「これが娘に向けられたらこわいな、と思う」とは言っていました。

娘ちゃんの目の前で、だったので「どうしてパパはそんなに怒るの?」と言っていたそうです。

少し長い電話になりましたが、わたしも自分のことを話したら、

「会いたい、会って話したい」

と彼女からの申し出。急遽、次の日に会うことになりました。

続きます。

 

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