ジブリの映画が好きです。
先日、久々に夫に子供を預けて1人で「コクリコ坂から」を観ました。
どうしても、観たくなった。暗闇で、1人で観たかった。本当は、夫と観たかった。
でもまず無理だし、夫は興味なさそうだったから。
「アリエッティ」は観れなかった。「ポニョ」は娘が産まれる前、夫と姪と観たなあ
「コクリコ坂」は良かったです。画が荒かったように感じましたが、人が人を好きになるあの感じ、とっても胸を打たれました。
気になって、好きになって、一緒に居られて。避けられて、なんで?って悲しくなって
これから先があるのか、分からなくて、未来も見えなくて。
切ない気持ち。
かつて、こういう気持ち、味わったことがあるなあ、と。
相手は夫でした。
主人公が好きになる男子はとても誠実で。ここは夫と違うところ(笑)
海ちゃんが、たとえ叶わなくてもずっと好きです、と心を捧げるのに値する人でした。
だからあっさり終わってしまいましたが、とても心に響く映画でした。
以前東京で「ハウル」を映画館で観た時に思い出したのは、のちに夫になった彼のことでした。
そういう人と結婚できたのになあ、ととても残念でもあり。
家出から、夫はとても娘に優しくなりました。
(でも昨日娘がおもちゃが意のままにならなくて、大きな声を上げたら「うるさい!」と怒鳴ってましたが)
娘はたまに甲高い声を出します。それは周りの2歳児なら、自分の思い通りにならなかったり、ハイテンションになったりするとよくあること。
そんな時、近くのママは耳がキーンとします「うるさいな~」と言ってしまうこともありますが、大抵は笑いに持っていき、こちょこちょをして「なんだよ~!耳が痛いよ~!」などと言って笑わせます。
夫とは
「娘を第一にすること」
「娘には『ダメ』と言わずにちゃんと注意すること」
「娘の前で口論しない」
「口論しそうになったらその場から離れること」
「精神的に自立する」
など幾つか決め事をしました。そして一ヶ月、やってみようと。
夫は今のところ、とても大人しくしています。娘が失敗しても「自分が悪かった」と言うようになってます。
(でもいつも土下座の後はそうなんですけどね)
わたしの方は、なるべく夫には優しく接するように心がけては居ますが、夜中の1時に、ベランダにあるビニールプールの水を流し始めたり、休みの日に台風が来てるのに4回も洗濯したりされると、ついつい声がとがってしまいます反省。
「夫が基本的に嫌い」
そういう気持ちが強くて。
でも、表面上は穏やかに過ぎているので、段々気持ちも和らいできました。
ずっとしまってあったコーヒーメーカーで、夫が好きなコーヒーを入れたり(わたしはコーヒー飲まないので)、部屋を片付けるために収納家具を組み立てたり。
夫はわたし達が留守の間に、自分の持ち物を大幅に処分してました。別々だった寝室ですが、自分のベッドを主寝室に移動して、今は娘がゴロゴロしながら寝ています。
「発言小町」というサイトをご存知ですか?
そこに「コレクションを妻に捨てられました」というトピがあって、趣味の骨格標本を(愛犬の骨も含む。一番大きいのがグリズリー、灰色熊という本格的なボーン・コレクター)、妊娠中の妻が勝手に捨ててしまった、殴りたい、離婚したい、という穏やかでないトピで、目が離せません。
「発言小町」はドラマかと思うほど、多彩なトピが上がっていて、すごい興味深いです
夫も、このボーン・コレクターの方と共通点がありました。「3LDKの部屋のひとつを、自分の好きに使って何が悪い」という考えでした。「俺の家なんだから、俺が好きに使う」と言ってました。
でも、自分の好きなものに囲まれて暮らすほど、うちは広くありません。
広い家を購入するほどの資金も稼いでません。
娘を第一に考えて、背の高い家具は一部屋にまとめ、地震に備えたい。
狭い家なら狭いなりに、家族みんなで気持ち良く過ごせるようにして欲しい。わたしはそう思います。
「自分が第一」ではなく「娘が第一」という考えに変えて欲しい。
夫にそう望んでいます。
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