魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

「コクリコ坂から」を観て思ったこと。

2011-09-03 14:44:39 | 本・映画・テレビのこと

ジブリの映画が好きです。

先日、久々に夫に子供を預けて1人で「コクリコ坂から」を観ました。

どうしても、観たくなった。暗闇で、1人で観たかった。本当は、夫と観たかった。

でもまず無理だし、夫は興味なさそうだったから。

「アリエッティ」は観れなかった。「ポニョ」は娘が産まれる前、夫と姪と観たなあ

「コクリコ坂」は良かったです。画が荒かったように感じましたが、人が人を好きになるあの感じ、とっても胸を打たれました。

気になって、好きになって、一緒に居られて。避けられて、なんで?って悲しくなって

これから先があるのか、分からなくて、未来も見えなくて。

切ない気持ち。

かつて、こういう気持ち、味わったことがあるなあ、と。

相手は夫でした。

主人公が好きになる男子はとても誠実で。ここは夫と違うところ(笑)

海ちゃんが、たとえ叶わなくてもずっと好きです、と心を捧げるのに値する人でした。

だからあっさり終わってしまいましたが、とても心に響く映画でした。

以前東京で「ハウル」を映画館で観た時に思い出したのは、のちに夫になった彼のことでした。

そういう人と結婚できたのになあ、ととても残念でもあり。

 

家出から、夫はとても娘に優しくなりました。

(でも昨日娘がおもちゃが意のままにならなくて、大きな声を上げたら「うるさい!」と怒鳴ってましたが)

娘はたまに甲高い声を出します。それは周りの2歳児なら、自分の思い通りにならなかったり、ハイテンションになったりするとよくあること。

そんな時、近くのママは耳がキーンとします「うるさいな~」と言ってしまうこともありますが、大抵は笑いに持っていき、こちょこちょをして「なんだよ~!耳が痛いよ~!」などと言って笑わせます。

夫とは

「娘を第一にすること」

「娘には『ダメ』と言わずにちゃんと注意すること」

「娘の前で口論しない」

「口論しそうになったらその場から離れること」

「精神的に自立する」

など幾つか決め事をしました。そして一ヶ月、やってみようと。

夫は今のところ、とても大人しくしています。娘が失敗しても「自分が悪かった」と言うようになってます。

(でもいつも土下座の後はそうなんですけどね

わたしの方は、なるべく夫には優しく接するように心がけては居ますが、夜中の1時に、ベランダにあるビニールプールの水を流し始めたり、休みの日に台風が来てるのに4回も洗濯したりされると、ついつい声がとがってしまいます反省。

「夫が基本的に嫌い」

そういう気持ちが強くて。

でも、表面上は穏やかに過ぎているので、段々気持ちも和らいできました。

ずっとしまってあったコーヒーメーカーで、夫が好きなコーヒーを入れたり(わたしはコーヒー飲まないので)、部屋を片付けるために収納家具を組み立てたり。

夫はわたし達が留守の間に、自分の持ち物を大幅に処分してました。別々だった寝室ですが、自分のベッドを主寝室に移動して、今は娘がゴロゴロしながら寝ています。

「発言小町」というサイトをご存知ですか?

そこに「コレクションを妻に捨てられました」というトピがあって、趣味の骨格標本を(愛犬の骨も含む。一番大きいのがグリズリー、灰色熊という本格的なボーン・コレクター)、妊娠中の妻が勝手に捨ててしまった、殴りたい、離婚したい、という穏やかでないトピで、目が離せません。

「発言小町」はドラマかと思うほど、多彩なトピが上がっていて、すごい興味深いです

夫も、このボーン・コレクターの方と共通点がありました。「3LDKの部屋のひとつを、自分の好きに使って何が悪い」という考えでした。「俺の家なんだから、俺が好きに使う」と言ってました。

でも、自分の好きなものに囲まれて暮らすほど、うちは広くありません。

広い家を購入するほどの資金も稼いでません。

娘を第一に考えて、背の高い家具は一部屋にまとめ、地震に備えたい。

狭い家なら狭いなりに、家族みんなで気持ち良く過ごせるようにして欲しい。わたしはそう思います。

「自分が第一」ではなく「娘が第一」という考えに変えて欲しい。

夫にそう望んでいます。

 

 

 

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