2~3ヶ月前になりますか、シリーズ1作目「新宿鮫」を読んで
衝撃を受けて、はやく次回作を読みたいと思いつつ、こんなに間
が開いてしまいました。
「新宿鮫」の基本情報としては、警視庁新宿署の一匹狼、鮫島
は歌舞伎町のヤクザも恐れる刑事で、なぜ単独で行動するかと
いうと、かつて鮫島はキャリア官僚で、地方に出向したさいに
地方の県警の汚職をやめさせようと奮闘、しかし切羽詰まった
警官に日本刀で斬りつけられるという出来事があり、さらに、
鮫島の友人が、警察上層部のスキャンダルを握ったまま死亡、
友人は死ぬ前にそのネタを鮫島に手渡していて、上層部も迂闊
に鮫島に手を出せず、都内で最も過酷な新宿署に飛ばしたのです。
さらに、年齢設定では鮫島は30代半ば~後半ですが、恋人の
晶は10以上年下で、バンドのボーカルをやっています。
というわけで2作目『毒猿』ですが、この毒猿とは、台湾人の
殺し屋で、自分を裏切った組織のトップを殺すために日本に潜伏、
毒猿の正体とは、組織のトップとは、鮫島は犯行を食い止めるこ
とができるのか、といった内容。
新宿の闇賭博をやっているという部屋の見張りに代わりの要員と
して鮫島は警視庁が借りたマンションへ。すると、一見「素人」
ではなさそうな男が出てきて、どうにも怪しいと思っていたので
すが、後に鮫島は、歌舞伎町の店から出てきたこの男を見つけ、
尾行してみると、なんとこの男がいきなり襲われたのです。
しかし、あっというまに相手を倒してしまいます。
声をかける鮫島、男は「警察は呼ばないで」とカタコトの日本語。
そして男が出した身分賞には、台北市の刑事、郭栄民という名前。
見張りをしていたときに、郭のことを台湾のヤクザと勘違いし、
一緒にいた本庁の保安課の荒木もそう思ったのですが、鮫島は郭の
身元確認を荒木にお願いしたときに、必要ないと言われたのです。
そもそも、荒木は国際捜査課にいて、何かヘマをやらかして保安課
に出向させられた(鮫島と同じく「キャリア崩れ」とも言っていた)
のですが、それが不自然で、本庁が台湾人の小さな賭場を潰そうと
いう話もおかしく、どうやら荒木は郭のことを知っているのか・・・
そこで、鮫島は郭に話を聞くことに。郭は台湾軍の精鋭部隊にいた
ことがあり、そのときの仲間だった男が除隊後に職業兇手(殺し屋)
になって、台湾ヤクザの葉威が誘拐されたときに彼の名前を教えて
しまい、そのせいで彼の恋人は惨殺されてしまったのです。
葉威は日本に来て、前から取り引きのあったヤクザの石和に匿って
もらうことに。そして、郭の話では、その男、本名を劉という、
すご腕の殺し屋「毒猿」は、葉威を追って日本にいると・・・
一方、歌舞伎町の安キャバレー「ローズの泉」で働く奈美は、ボーイ
の中国人、楊を店長の陰湿な説教から助けてあげます。しかし奈美は
中国残留孤児で、楊と関わると素性がバレることを恐れ、閉店後に
居残りを命じられた楊を見捨てて帰ろうとしますが気になって店に
戻ると、そこには店長の死体が。
楊は急いで痕跡を消し、逃げようとします。奈美は、自分のマンション
に楊を匿うことに。翌日、奈美は店に行き、安井というヤクザに楊の
居場所を訊かれますが知らないと答えます。
楊は何の目的があって日本に来たのか、そして店長を殺し、さらに
奈美に、自分を探している暴力団に電話をかけさせるのですが、その
真意とは。
久しぶりに読むことが止められなくなるくらい没頭してしまいました。
フレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」に匹敵する面白さ。
衝撃を受けて、はやく次回作を読みたいと思いつつ、こんなに間
が開いてしまいました。
「新宿鮫」の基本情報としては、警視庁新宿署の一匹狼、鮫島
は歌舞伎町のヤクザも恐れる刑事で、なぜ単独で行動するかと
いうと、かつて鮫島はキャリア官僚で、地方に出向したさいに
地方の県警の汚職をやめさせようと奮闘、しかし切羽詰まった
警官に日本刀で斬りつけられるという出来事があり、さらに、
鮫島の友人が、警察上層部のスキャンダルを握ったまま死亡、
友人は死ぬ前にそのネタを鮫島に手渡していて、上層部も迂闊
に鮫島に手を出せず、都内で最も過酷な新宿署に飛ばしたのです。
さらに、年齢設定では鮫島は30代半ば~後半ですが、恋人の
晶は10以上年下で、バンドのボーカルをやっています。
というわけで2作目『毒猿』ですが、この毒猿とは、台湾人の
殺し屋で、自分を裏切った組織のトップを殺すために日本に潜伏、
毒猿の正体とは、組織のトップとは、鮫島は犯行を食い止めるこ
とができるのか、といった内容。
新宿の闇賭博をやっているという部屋の見張りに代わりの要員と
して鮫島は警視庁が借りたマンションへ。すると、一見「素人」
ではなさそうな男が出てきて、どうにも怪しいと思っていたので
すが、後に鮫島は、歌舞伎町の店から出てきたこの男を見つけ、
尾行してみると、なんとこの男がいきなり襲われたのです。
しかし、あっというまに相手を倒してしまいます。
声をかける鮫島、男は「警察は呼ばないで」とカタコトの日本語。
そして男が出した身分賞には、台北市の刑事、郭栄民という名前。
見張りをしていたときに、郭のことを台湾のヤクザと勘違いし、
一緒にいた本庁の保安課の荒木もそう思ったのですが、鮫島は郭の
身元確認を荒木にお願いしたときに、必要ないと言われたのです。
そもそも、荒木は国際捜査課にいて、何かヘマをやらかして保安課
に出向させられた(鮫島と同じく「キャリア崩れ」とも言っていた)
のですが、それが不自然で、本庁が台湾人の小さな賭場を潰そうと
いう話もおかしく、どうやら荒木は郭のことを知っているのか・・・
そこで、鮫島は郭に話を聞くことに。郭は台湾軍の精鋭部隊にいた
ことがあり、そのときの仲間だった男が除隊後に職業兇手(殺し屋)
になって、台湾ヤクザの葉威が誘拐されたときに彼の名前を教えて
しまい、そのせいで彼の恋人は惨殺されてしまったのです。
葉威は日本に来て、前から取り引きのあったヤクザの石和に匿って
もらうことに。そして、郭の話では、その男、本名を劉という、
すご腕の殺し屋「毒猿」は、葉威を追って日本にいると・・・
一方、歌舞伎町の安キャバレー「ローズの泉」で働く奈美は、ボーイ
の中国人、楊を店長の陰湿な説教から助けてあげます。しかし奈美は
中国残留孤児で、楊と関わると素性がバレることを恐れ、閉店後に
居残りを命じられた楊を見捨てて帰ろうとしますが気になって店に
戻ると、そこには店長の死体が。
楊は急いで痕跡を消し、逃げようとします。奈美は、自分のマンション
に楊を匿うことに。翌日、奈美は店に行き、安井というヤクザに楊の
居場所を訊かれますが知らないと答えます。
楊は何の目的があって日本に来たのか、そして店長を殺し、さらに
奈美に、自分を探している暴力団に電話をかけさせるのですが、その
真意とは。
久しぶりに読むことが止められなくなるくらい没頭してしまいました。
フレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」に匹敵する面白さ。