めっきり寒くなってきたので、冬用のコートをタンスから
出して晴れた日に風に当てようとしたら、何かポケットに
入ってるので出してみたら、文庫本。
たぶん、今年の2月か3月、コートを着て病院に行ったとき
に本を持って行ってポケットにしまったままだったのです
ね。
「剣客商売」は、もうシリーズ全巻を読んでいるので知ら
ない話なんてないだろうと思っていたのですが、タイトル
を見ただけでは思い出せず。
というわけで「剣客商売」。ちなみにこの『二十番斬り』
はシリーズ15巻目。次の「浮沈」で終わります。
まあ今さら説明もあれですが、いちおう。
知る人ぞ知る無外流の達人、秋山小兵衛は、還暦を過ぎ
て40も年下のおはると結婚。小兵衛の息子、大治郎も
剣客で、小さな道場の主。大治郎の妻、三冬は、老中、
田沼意次の娘(正妻ではなく女中との間に生まれた)。
さて、小兵衛さんですが、目眩に襲われます。ちなみに
この話での年齢は66歳。医者に診てもらうと「ようや
く躰の仕組みが老人に変わってきた」とのこと。
部屋で寝ていると、外から物音が。ふたりの侍がいます。
盗人がこの家の物置小屋に隠れているとのことですが、
「じゃあ御用聞きでも呼んでくるか」と言うと慌てます。
侍を追っ払った小兵衛は、物置の中にいる人物に声をか
けると、中にいたのは、かつての門人、井関助太郎。そ
して横には小さな子が。
井関は今は大身旗本の家来になっているとのことですが、
なぜ侍に追われてたのか、そして一緒にいた子はどこの
誰なのか、よほどの秘密か聞いても答えません。
このままでは危険なので、井関と子は別の場所に匿うこ
とにして、皆川石見守という旗本家がなぜ井関と小さな
子を襲おうとしてるのか、調べることに・・・
一方、大治郎の義父で最大の庇護者である老中、田沼意
次が窮地に立たされます。
小兵衛の門人で今は御用聞きをしている(四谷の弥七)
の密偵で(傘屋の徳次郎)というのがいるのですが、
怪しい侍の後を尾行しているとき、見張りに入った茶店
で何か食べるものはあるかと聞くと店の老爺が「饅頭な
らございますが、あまりおいしくありませんよ」という
のです。
しかし空腹の徳次郎はその饅頭を注文するのですが、
「なるほど、まずいね」
「そうでございましょう」
といいつつも最終的に6個もまずい饅頭を食べたのです
が、池波さんといえば文中に出てくる食べ物は「ちょい
と、その、うまいものだ」というふうに美味しそうな描
きかたをしますが、この作品を執筆しているときにまず
い饅頭でも食べたのでしょうかね。
出して晴れた日に風に当てようとしたら、何かポケットに
入ってるので出してみたら、文庫本。
たぶん、今年の2月か3月、コートを着て病院に行ったとき
に本を持って行ってポケットにしまったままだったのです
ね。
「剣客商売」は、もうシリーズ全巻を読んでいるので知ら
ない話なんてないだろうと思っていたのですが、タイトル
を見ただけでは思い出せず。
というわけで「剣客商売」。ちなみにこの『二十番斬り』
はシリーズ15巻目。次の「浮沈」で終わります。
まあ今さら説明もあれですが、いちおう。
知る人ぞ知る無外流の達人、秋山小兵衛は、還暦を過ぎ
て40も年下のおはると結婚。小兵衛の息子、大治郎も
剣客で、小さな道場の主。大治郎の妻、三冬は、老中、
田沼意次の娘(正妻ではなく女中との間に生まれた)。
さて、小兵衛さんですが、目眩に襲われます。ちなみに
この話での年齢は66歳。医者に診てもらうと「ようや
く躰の仕組みが老人に変わってきた」とのこと。
部屋で寝ていると、外から物音が。ふたりの侍がいます。
盗人がこの家の物置小屋に隠れているとのことですが、
「じゃあ御用聞きでも呼んでくるか」と言うと慌てます。
侍を追っ払った小兵衛は、物置の中にいる人物に声をか
けると、中にいたのは、かつての門人、井関助太郎。そ
して横には小さな子が。
井関は今は大身旗本の家来になっているとのことですが、
なぜ侍に追われてたのか、そして一緒にいた子はどこの
誰なのか、よほどの秘密か聞いても答えません。
このままでは危険なので、井関と子は別の場所に匿うこ
とにして、皆川石見守という旗本家がなぜ井関と小さな
子を襲おうとしてるのか、調べることに・・・
一方、大治郎の義父で最大の庇護者である老中、田沼意
次が窮地に立たされます。
小兵衛の門人で今は御用聞きをしている(四谷の弥七)
の密偵で(傘屋の徳次郎)というのがいるのですが、
怪しい侍の後を尾行しているとき、見張りに入った茶店
で何か食べるものはあるかと聞くと店の老爺が「饅頭な
らございますが、あまりおいしくありませんよ」という
のです。
しかし空腹の徳次郎はその饅頭を注文するのですが、
「なるほど、まずいね」
「そうでございましょう」
といいつつも最終的に6個もまずい饅頭を食べたのです
が、池波さんといえば文中に出てくる食べ物は「ちょい
と、その、うまいものだ」というふうに美味しそうな描
きかたをしますが、この作品を執筆しているときにまず
い饅頭でも食べたのでしょうかね。
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