晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

レイ・ブラッドベリ 『黒いカーニバル』

2011-04-25 | 海外作家 ハ
だいぶ前にブラッドベリの「火星年代記」を読み、
しょうじきSFというジャンルはあまり好き好んで
読むタイプではなかったのですが、こりゃバツグン
に面白いぞ、と思ったものであります(確かに「
火星年代記」はSFの記念碑的作品と評されていま
すね)。

この『黒いカーニバル』というのは短編が収録されて
いて、デビュー作の短編集からと、あとは未収録の
作品をいくつかをまとめた構成となっていています。

移動遊園地が来てから、この小さな町に見かけない子ども
の泥棒が家々のお金を盗みまわっていて、それがどうやら
“あの遊園地”の観覧車が怪しいと目をつけたピーターと
ハンクというふたりの少年は、夜中に忍び込んで、とうとう
その「カラクリ」を見つける・・・これは表題作の『黒い
観覧車』ですが、他にも、子どものころに好きだった戦争
ごっこを大人になってもまだその感覚で、ホンモノの戦争
で戦地に趣き、実弾飛び交う中、戦争ごっこのつもりで
ばったばったと敵を撃ってゆく、「バーン!お前は死んだ!」
という作品だったり、他にもSFの枠にとらわれない、
これはホラー?これはファンタジー?サスペンス?などなど
のラインナップ。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 垣根涼介 『君たちに明日は... | トップ | 浅田次郎 『きんぴか』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海外作家 ハ」カテゴリの最新記事