「岩手タイムス」は「校本宮澤賢治全集 第十四巻 年譜」にも参考資料として出ていない(721頁 参考文献 新聞 )。昆も昭和11年以降しか見ていないとある。(以下写真を拡大して見て頂きたい)
「書簡 280 母木 光あて」に、「花巻町相生町 岩手タイムス 佐藤紅歌」が載っているが賢治解説に付き全てを網羅している上記本「年譜」に「岩手タイムス」の項目が見られない。残念。色々と推測も出来るが推測ではしょうがない。
清見が発行人名であるが、社長は平野で、副社長に「箱庄」(醤油屋&金融)の二代目社長箱崎圭助であった。箱崎は敗戦後に町長に立候補して北山愛郎に敗れた。紅歌家も箱崎家も孫の代になっているが、もしかしたなら「岩手タイムス」や他の新聞も有るやもしれない。
「稗貫郡の郷土紙」は、紅歌の生年月日等の誤記不明なところもあるが、色々と楽しく読める。
つづく