コンフェデ2013、第3戦、メキシコvs日本を録画で観た。
メキシコ2:1日本、結果、日本代表はコンフェデ3連敗となりました。
立ち上がりはイタリア戦を思わせるような攻撃的な展開でしたが、後半2失点、岡崎が1点返すも反撃途絶え敗戦となりました。
この試合唯一の得点シーン。でも遠藤から岡崎のパス、これはオフサイドではないでしょうか。
逆サイドからのクロスを遠藤がダイレクトで落とした場面。
マイナス方向、もしくは真横へのパスならばオンサイドですが、スローを繰り返し観た限りこれはやっぱり前へのパスじゃないかと・・・。
このシーン、どこかデジャブ。
1998年フランスワールドカップのジャマイカ戦。ここまでアルゼンチンとクロアチアに2敗していた日本代表は、初のW杯出場という立場でなんとか一つでも成果を見出したいところだった。
既に決勝トーナメント進出は絶たれていたものの、初のW杯出場での初勝利、いや初勝ち点、だめなら最低でも1ゴールという土壇場で、ゴンちゃんが決めた唯一の得点シーンとダブります。
コンフェデ2013ブラジル。
初戦ブラジルになすすべなく3:0、次戦イタリアにはいい戦いを見せるものの2連敗、残す最終戦で大会唯一の勝ち点を狙うも結局は勝ち点0。
このゴールだって、オフサイドの判定であってもおかしくないシーンだったと思う。
そして何より残念だったのが、この試合、ザッケローニ監督が見せた選手交替。
負けてる展開からDFラインの選手交代。3バックにして両サイドを上げる攻撃的意図だったのだろうが、交替した選手同士が「どのフォーメーション?」と確認しあうような交替。
吉田、内田は確かに疲労があったのだろうが途中から投入するなら先発させておいて、疲労度を見ながら下げるべきではないか。
更に長友の負傷に急遽中村を投入したが当初用意していたのはDFの酒井。負けている展開で交替選手が全部DFってどういうつもりなんだろう。色々試したいのかそれとも勝ちたいのか、どっち着かずの交替になってしまったように思う。
極端な話、コンフェデの3試合は結果を捨てでも試すべき事は試すべきで、途中からわずかな勝ち点を求めても意味が無いように思うのだが。
結果、ブラジルなら10回やって1回勝てるか、調子がイマイチのイタリアなら5回に1回、メキシコであっても3回に1度の勝利がやっと、という感じの世界ランキングがはっきりした大会でした。
これがW杯本番なら、3試合とも貝のように蓋を閉ざし、引き分け引き分け1:0の勝ち点5狙いが精一杯だったのではないでしょうか。
まだW杯まで1年あることが救い。