コンフェデ2013、イタリアvs日本、4:3でした。
平日の朝7時キックオフということで録画しておいて夜に観ました。
コンフェデ的には勝たないと終わりというこの対戦、イタリア相手に前半からとばし一時は0:2とリードしたものの結局はシーソーゲームの末、4:3と敗れました。
だが破れはしたもののイタリア代表を途中、本気にさせただけの内容がありました。
日本も、時々こういうナイスゲームをするので「結構強いのかも」と思わせてしまうのが罪。
PKの判定や、攻守ともにポストやバーに嫌われたり助かったり。前半45分がまるで90分の終了間際のような展開になりました。
立ち上がりから日本代表は、消極的なブラジル戦から一転して攻めの姿勢を見せたこの試合、楽勝ムードだったイタリア代表の目を覚ますようなパスワークが続きました。いつもなら中盤でバックパスをするところ、前に前にとボールを運ぶ積極的な試合運びをみせた日本。
恐らくブラジル戦のビデオで研究していたのだろう、イタリアのMF陣は遠藤・長谷部が中盤で受けバックバスをするタイミングでボールを取りに行ったが逆を取られて思わぬ苦戦。
ラッキーな判定もあったが2点先取して優位に立つも、やはり大事なところで失点してしまった。
内田のオウンゴールは仕方あるまい、抜ければバロッテリが待ち構えていたから。どちらかと言えばこの失点は吉田が悔いるところだろう。
冒頭の写真、香川のボレーが素晴らしかった。ビデオを見ると香川は空中に上がったボールから一度も目線を切っていないことが分かる。混戦の中、ブッフォンの位置とボールのタイミングをはかり左足一閃、ナイスゴールだった。
結局、2点のリードを保てず試合を失ったことに反省点は残るが、単に試合展開だけを見ると、恐れず前に出て積極的に試合を進めた日本代表は試合後のインタビューとは裏腹にそれなりの手ごたえを感じたのだろう。勝敗でいえば負けは負け、ただ積極的な負けだったと言える。
コンフェデとしてはメキシコ戦を残すもののこれで敗退が決定した。反省すべき点は多いが今日の試合は負けて得るものあり、だったと思う。
両軍ともに消化試合となる最終のメキシコ戦で、今一度、試すべきことを確認して欲しい。
実は、今日一日、スマホを含みインターネットをほぼ遮断して試合結果を知らないように過ごしてました。
サッカーは、結果はもちろん得点や試合経過を知ってしまったら盛り上がれないからです。
ツイッターもポータルサイトも見ないように終日警戒していたのに、帰りの車中、ラジオで不意打ちを食らって「日本代表が負けた」と聞いてしまった。
あぁーあ、と一日の苦労が無駄になってしまいましたが、今日の試合、90分のビデオを見ながら負けたと知りつつ試合に没頭できました。ナイスゲームでした。