原作:藤沢周平
脚本:池田政之
演出:河毛俊作
出演
牧 文四郎…片岡愛之助 お福…相田翔子
小和田逸平…松村雄基 島崎与之助…野田晋市
牧 助左衛門…高橋長英 登世…星由里子 他
11日夜の部を観てきました。久々の1階席
やっぱり舞台が近いですね。
「蝉しぐれ」は、私のとても大好きな本の一冊です
一昨年、映画で染五郎さんの蝉しぐれを見て、感動感動
その後、何回も原作を読みました。
何回読んでも、清々しい物語です。
さて、今回は舞台化ということで、どんな演出になるのか、とても楽しみにしていました。
文四郎に愛之助さん、お福に相田翔子ちゃん、小和田逸平に松村雄基さんという役者さん達もとても楽しみでした。
見終わっての感想… やっぱり実に清々しい
子供時代から大人になるまで、ずっと同じ役者さんが演じるというのは無理があるんじゃないかと思っていましたが、とんでもない。
愛之助さん、翔子ちゃん、松村さん、野田さん、みんなとても幼く可愛らしく、全然違和感がありませんでした。
そして大人になるに連れて、声の調子も変わり顔つきも変わり、成長過程も楽しめるという、役者さんの力を感じさせられる舞台でした。
文四郎が父の遺骸を荷車に乗せて引っ張る途中、お福が一人飛び出してくる場面は、ボロボロ涙が出ました
何も言葉に出さなくても伝わる場面。
舞台が涙でにじんでいました
欅御殿からお福様と子供を連れ出す場面は緊迫感がありました。
立ちまわりも大迫力。愛之助さん、かっこよかったです
犬飼兵馬との一騎打ちはスローモーションになっていて、ムムムとこちらもかなり力が入りました(笑)
舞台はやはり人物像がはっきり浮かび上がります。
最後のお福様との再会で、お福様が「文四郎さんの御子が私の子で、私の子が文四郎さんの御子であるような道はなかったのでしょうか」の問いに、文四郎が答える「それが出来なかったこと、それがし生涯の悔いとしております」のセリフは力強かったです。
お福様もかなり感情的になってたし、やはり2人とも後悔はあるのでしょう。
でも「珍しくもない縁(えにし)」。
2人ともその縁をしっかり受け止めているから、こんなに最後は清々しさが残るのだと思います。
やはり蝉しぐれは傑作です
脚本:池田政之
演出:河毛俊作
出演
牧 文四郎…片岡愛之助 お福…相田翔子
小和田逸平…松村雄基 島崎与之助…野田晋市
牧 助左衛門…高橋長英 登世…星由里子 他
11日夜の部を観てきました。久々の1階席
やっぱり舞台が近いですね。
「蝉しぐれ」は、私のとても大好きな本の一冊です
一昨年、映画で染五郎さんの蝉しぐれを見て、感動感動
その後、何回も原作を読みました。
何回読んでも、清々しい物語です。
さて、今回は舞台化ということで、どんな演出になるのか、とても楽しみにしていました。
文四郎に愛之助さん、お福に相田翔子ちゃん、小和田逸平に松村雄基さんという役者さん達もとても楽しみでした。
見終わっての感想… やっぱり実に清々しい
子供時代から大人になるまで、ずっと同じ役者さんが演じるというのは無理があるんじゃないかと思っていましたが、とんでもない。
愛之助さん、翔子ちゃん、松村さん、野田さん、みんなとても幼く可愛らしく、全然違和感がありませんでした。
そして大人になるに連れて、声の調子も変わり顔つきも変わり、成長過程も楽しめるという、役者さんの力を感じさせられる舞台でした。
文四郎が父の遺骸を荷車に乗せて引っ張る途中、お福が一人飛び出してくる場面は、ボロボロ涙が出ました
何も言葉に出さなくても伝わる場面。
舞台が涙でにじんでいました
欅御殿からお福様と子供を連れ出す場面は緊迫感がありました。
立ちまわりも大迫力。愛之助さん、かっこよかったです
犬飼兵馬との一騎打ちはスローモーションになっていて、ムムムとこちらもかなり力が入りました(笑)
舞台はやはり人物像がはっきり浮かび上がります。
最後のお福様との再会で、お福様が「文四郎さんの御子が私の子で、私の子が文四郎さんの御子であるような道はなかったのでしょうか」の問いに、文四郎が答える「それが出来なかったこと、それがし生涯の悔いとしております」のセリフは力強かったです。
お福様もかなり感情的になってたし、やはり2人とも後悔はあるのでしょう。
でも「珍しくもない縁(えにし)」。
2人ともその縁をしっかり受け止めているから、こんなに最後は清々しさが残るのだと思います。
やはり蝉しぐれは傑作です
愛之助の文四郎、翔子ちゃんのお福でしたら、是非見てみたいですね。
しかし、女性が「蝉時雨」に感動されるのは、心動かされますね。
藤沢周平は、思い切り男の立場で理想的な女性としてお福を描いていますね。
でも女性から見てそんな女は居ないよーと思っているのではないでしょうか?(失礼しましたかね)
蝉しぐれと憑き神(笑)
お芝居ってほとんど見たことがないからいつもついスルーしちゃう…
この前テレビで愛之助さん見ましたが、あんなに細かったっけ?
15日に拝見しました。
映像メディアで決定版に近いものがあり,その決定版を超える武士の一分も記憶に新しいのに…と,親心モードで案じていましたが,立派な舞台でした。
原作や映画と異なるラストが,舞台のお二人に似つかわしく涼しかった。
中高年ご夫婦や男性にご観劇していただきたいです。
舞台にするにはホントに難しいと思いますし、
正直少し詰め込み過ぎた感も否めないところですが、
やはりストーリーの素晴らしさっていうのは強味ですね。
キャストは良いし、清々しい雰囲気も損なわれず
とても温かい舞台でした。
「こんな女性いないでしょ」という気持ちは読んでいて湧かなかったですよ。
藤沢作品は、読み出すと止まらなくなるくらいどっぷりはまってしまいます。
私も気持ちはその時代にタイムスリップしてるのかもしれません。
まきちゃんへ
そうそう、私も「憑き神」気になってるの。
まきちゃん、映画は見たのかな?
愛之助さん、確かに細くなったよね。
7月は急遽海老蔵さんの代役がまわってきたし、この蝉しぐれのお稽古もあったし、やっぱり大変だったんじゃないかなぁ。
上方の期待の星
応援してあげて下さい
とみ様
映像だと、様々な場面、美しい風景など、撮って後から編集できますが、舞台はそうはいきませんから、とても難しいと思います。
でも役者さんそれぞれの個性がとても感じられて、皆さん印象に残っています。
与之助役の野田さんも、いい味出してましたよね。
ハヌルさんへ
本当に原作で読んだ清々しさが損なわれていなかったことに拍手を送りたいと思います
何回か上演していくうちに、色々手直しされていい物になっていくというのが舞台なんでしょうね。
ハヌルさんも1回目と2回目では、少し変化があったと書いてらっしゃいましたし。
また、再演をして欲しいですね