ツアー最後に訪れたのは、岐阜県瑞浪市日吉町にある鬼岩公園です。
ここは、観光地で温泉宿もあるのですが巨石愛好家にとっては、知る人ぞ知る意外な穴場スポットでもあります。
下呂から国道41号線をJR高山本線と飛騨川を並走しながらひたすら南下。
途中ずっと並走していた飛騨川の流れとお別れをし国道21号中山道に突き当たった先東へ走ること1時間半。
中山道が南へ大きくヘアピンカーブを描く場所に鬼岩公園があります。
鬼岩公園へは、ホテルが立ち並ぶ先に入口がありますが各ホテルの宿泊者専用となるので駐車は、中山道沿いにあるドライブインに停めここから歩いていきます。
【鬼岩公園】
飛騨木曽川国定公園の一角をなし、風雪に洗われた花崗岩の巨岩・怪岩が、周辺の緑と美しいコントラストを織りなす様はまさに絶景です。春の桜、初夏のツツジ、夏の清流、秋の紅葉と四季を通じて自然を満喫することができます。
鬼岩という名は、およそ800年ほど昔、この岩山に関の太郎という鬼人が住み、近郷近在の住人や東山道を山越えする旅人に悪業の限りを尽くしたので、後白河法皇の命を受けた纐纈源吾によって誅伐されたという伝説にちなんでおり、『恐ろしや次月の里の鬼すすき』の古句が今も伝えられています。鬼人が住んでいたという鬼の岩屋をはじめ、太郎岩・まな板岩・鋏岩・源吾岩・首洗池などの名が伝説と共に残っています。
鬼岩公園内には温泉情緒あふれる旅館が建ち並び、付近には料理店・お土産品店があります。この温泉は、その昔、黄甫元勲大禅師が全国御巡釈の際、傷ついた白鷲の湯あみを見て発見されたと言い伝えられています。(引用:瑞浪市観光案内より )
鬼岩という名は、およそ800年ほど昔、この岩山に関の太郎という鬼人が住み、近郷近在の住人や東山道を山越えする旅人に悪業の限りを尽くしたので、後白河法皇の命を受けた纐纈源吾によって誅伐されたという伝説にちなんでおり、『恐ろしや次月の里の鬼すすき』の古句が今も伝えられています。鬼人が住んでいたという鬼の岩屋をはじめ、太郎岩・まな板岩・鋏岩・源吾岩・首洗池などの名が伝説と共に残っています。
鬼岩公園内には温泉情緒あふれる旅館が建ち並び、付近には料理店・お土産品店があります。この温泉は、その昔、黄甫元勲大禅師が全国御巡釈の際、傷ついた白鷲の湯あみを見て発見されたと言い伝えられています。(引用:瑞浪市観光案内より )
鬼岩と付近地 歴史の御案内(クリックして拡大)
園内マップ(クリックして拡大) ※現地で配布されているチラシより転載
☞関連リンク:パンフ・散策マップ(PDF)
散策コースは、渓谷・岩巡りコース、白岩展望台巡りコース、蓮華岩・烏帽子岩巡りコースの3コースに分かれています。
園内は、かなり広いので全てを観て回るのはけっこう大変です。
また、階段や一部滑りやすい岩場もありますのでトレッキングシューズなど、事前にそれなりの準備が必要です。
お勧めは、ズバリ!行きは「蓮華岩・烏帽子岩巡りコース」帰りは「渓谷・岩巡りコース」でしょうか。
松野湖まで散策すると片道だけでたっぷり1時間近くはかかりますので、余裕をもって散策する事をお勧めします。
園内入ってすぐにある 鬼岩弁天夫婦滝
いよいよ散策開始です。
鬼岩
興味深い割れ方の巨石
散策路の両脇には名称のない多くの巨石が連なっています。
ここの巨石はこのような節理したものが目立ちます。
巨大な岩の群れ!左側のUFO型巨石が興味深いです。
頂上まではもうすぐです。
松野湖が見えます。
頂上に到着です。
蓮華岩 ここから見る景色は絶景です。
頂上よりの絶景パノラマ(クリックして拡大)
鬼の一刀岩 鬼滅の刃ブームにあやかり人気スポットになっているとか。
岩にエッジがあるものと削られ滑らかになっているものが共存しているのも興味深いところです。
散策路に巨石が迫り出しています。
予想していた通りやはり杯状穴のある巨石がありました。
洞窟発見!!
御智那岩 こういうベタ感一杯の案内書き 嫌いではありません(^^;
もみじ橋
ここから本日のハイライトの探索路になります。
ここは、最強のマイナスイオンを体験出来るパワースポットとの触れ込みです。
帰路は良く整備されていて歩きやすいです。
巨石好きには溜まらない散策コースです。
「関の太郎」窟屋到着です。
鬼人岩屋由来記(クリックして拡大)
この他、立ち入り禁止区域内に入れる期間、土日限定有料の「岩穴くぐりガイドツアー」なるものがあるそうです。立梯子を降りたり巨石の麓を歩けたりと面白そうな企画ガイドツアーがあるそうです。
両脇は切り立った断崖です。「良くこんな谷底を散策路にしたなぁ」と、感心してしまいます。
元は、全て一枚岩から形成されています。
鬼岩公園内の巨石群が形成されるまでの解説です。簡潔で分かりやすいです。
果たして、現在見る事が出来るこの姿になるまで、一体どれほどの年月が経っているのでしょう。考えれば考えるほど気が遠くなります。
渓谷・岩巡りコースは上りだと少々きつそうです。帰路の降りて来るコースにした方がベストかと思います。
無事にスタート地点まで戻って参りました。
散策開始が11:30ごろ 終了時点で14:00ごろでした。
我々は、途中松野湖で昼食を摂ったり写真撮影をしたりと時間的には、正味2時間半を有しましたが、松野湖まで行かず園内の散策だけでしたら1時間半もあれば、余裕で巡って来られると思われます。
朝からかなりの距離を歩いて来ましたが、マイナスイオンのおかげでしょうか。疲れもそこそこで、すがすがしい気分で旅の終わりを迎えることが出来ました。
正直なところ確かに頂上まで行けば絶景な眺望と累々とした巨石には、圧倒されます。しかし、観光目的の温泉地と考えると果たして巨石にどれだけ魅力を感じ興味を抱く人がいるのかこの先少々疑問ではあります。
実際、廃ホテルとなっているところもあっただけに、以前紹介した広島の「のうが高原」のように忘れられた場所とならないよう切に祈るばかりです。
☞関連記事:鬼岩温泉観光ナビ
【マップ】
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