諏訪湖唯一の放水河川でもある天竜川 その「釜口水門」からすぐ南に小高い丘があり、その一帯が花岡公園となっています。
天竜川と並走する県道16号(岡谷茅野線)の天竜橋と釜口橋の途中から住宅街へと上がる急坂を登って行きます。(道幅がかなり狭いので注意して走行下さい)
上り切ったここを左に曲がった突き当りが公園入口となります。(Googleストリートビューより)(この先に上と下に駐車場あります)
花岡公園一帯は、築城は定かでないそうですが、かつて諏訪一族有賀氏の士族と伝わる花岡氏の居城でした。
天文17年(1548)小坂氏、有賀氏など諏訪西方衆が武田氏に叛き討伐されますがこの時期に花岡氏も討たれ廃城 となったそうです。
現在は、市の文化財として整備され今でも曲輪、土塁などが残っています。
眼下には諏訪湖と八ヶ岳方面の素晴らしい眺望が望めます。
御岳、石尊などメジャーどころの神名も見られましたが良くわからない神名などの石碑群
石碑の周りにも御柱が立っています。諏訪明神でしょうか?
そして、今回ここを訪れた目的地「寿命稲荷神社の“とび石”」ですが、城址公園からは位置的に、この石碑の立ち並んでいた広場の尾根沿いにあるはずでしたが藪が生い茂っていて結局散策路が見つからず、やむなく別の場所から探索する事に。
城址公園を一旦出て周囲の狭い通り沿いに地図を見ながら辺りをつけ暫く歩いてみました。
すると!来た際に登ってきた坂の途中に散策路を発見!森の茂みの中に赤い鳥居が立ち並んでいます。
不揃いな鳥居たち
狛狐一対
正一位寿命稲荷神社 祭祀:倉稲魂命
丘陵の突端に建っています。以前は、ここにも御柱が立っていたようです。
覆屋の中にお社がありました。左右の狐の置物がなんとも可愛らしい顔をしています。
とび石(写真をクリックして拡大します。)まさしく巨石の上にお社が建てられていました。
由緒が、先ほどの散策路入口反対側の坂の道路沿いに掲げてありました。“尾根伝いに行ける”とありますので、どこかで回り込めるのかも知れません。
周辺を散策中下へ伸びる参道の石段を発見
鳥居のある途中まで降りてみましたが、この手前藪が石段を覆い隠していて下まで降りられず途中で引き返しました。
参道入り口は、どうやら県道16号沿いから登れるようです。
(訪問:2021-9)
【マップ】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます