さっちゃんと僕は沢登り、岩登りのザイルパートナーでした。
20年ほど前にさっちゃんが雪の愛鷹山で大怪我してからはハードな登山はしてません。
でも、簡単な沢登りや岩登りのゲレンデで練習したりは続けてました。
易しい沢登りも三年ほど前からは難しくなって、その後は沢歩き程度しかできなくなりました。
ですから、さっちゃんのクライミング感覚、岩場でのバランス感覚は急激に衰えて行っています。
僕だって数ヵ月、岩や滝に触ってなければ岩を登るのが怖くなってしまいますから、さっちゃんだって同じはず。
案の定、一昨日のさっちゃんは実に下手くそになってました。
苦労してました。
不安そうでした。
だけど、そうであっても楽しそうでしたね。
一度なんか、混雑しているゲレンデの他のパーティーのザイルが邪魔になって、
自分のザイルと交差してしまって、さっちゃんも混乱してしまって、どうしようもなくなっちゃいました。
僕がすぐそばまで行って何とかしましたが、
さっちゃんは自分がそんな醜態を晒したことを本当に恥ずかしがってました。
でも、そんな恥ずかしかったことはすぐに忘れてしまい、
クライミングをした楽しさだけが後まで残ったみたいですから
良かった! 良かった!
さっちゃんがクライミングを楽しむ姿を見て、
僕自身の気持ちもすごく啓発されます。
というのは、
世間一般には危険と思われている、クライミングという遊び=スポーツを
認知症で高齢者のさっちゃんが楽しんでもいいんだということ。
同じように目や耳や手や足や脳や、人の体のどんな場所が不自由な人だってクライミングを楽しんでいいんだ!
僕自身の眠っている寛容さを引き出してくれるさっちゃんです。
▲かっこよく登って行くさっちゃんの姿!
20年ほど前にさっちゃんが雪の愛鷹山で大怪我してからはハードな登山はしてません。
でも、簡単な沢登りや岩登りのゲレンデで練習したりは続けてました。
易しい沢登りも三年ほど前からは難しくなって、その後は沢歩き程度しかできなくなりました。
ですから、さっちゃんのクライミング感覚、岩場でのバランス感覚は急激に衰えて行っています。
僕だって数ヵ月、岩や滝に触ってなければ岩を登るのが怖くなってしまいますから、さっちゃんだって同じはず。
案の定、一昨日のさっちゃんは実に下手くそになってました。
苦労してました。
不安そうでした。
だけど、そうであっても楽しそうでしたね。
一度なんか、混雑しているゲレンデの他のパーティーのザイルが邪魔になって、
自分のザイルと交差してしまって、さっちゃんも混乱してしまって、どうしようもなくなっちゃいました。
僕がすぐそばまで行って何とかしましたが、
さっちゃんは自分がそんな醜態を晒したことを本当に恥ずかしがってました。
でも、そんな恥ずかしかったことはすぐに忘れてしまい、
クライミングをした楽しさだけが後まで残ったみたいですから
良かった! 良かった!
さっちゃんがクライミングを楽しむ姿を見て、
僕自身の気持ちもすごく啓発されます。
というのは、
世間一般には危険と思われている、クライミングという遊び=スポーツを
認知症で高齢者のさっちゃんが楽しんでもいいんだということ。
同じように目や耳や手や足や脳や、人の体のどんな場所が不自由な人だってクライミングを楽しんでいいんだ!
僕自身の眠っている寛容さを引き出してくれるさっちゃんです。
▲かっこよく登って行くさっちゃんの姿!