さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんの血圧を昨日は計れませんでした

2020-09-03 23:40:19 | 出来なくなったこと
最近、いつも同じようなコメントから始まっているような気がします。

今日のブログも本当なら昨日書くつもりでした。
でも、タイトルを書いてから、疲れと眠気で「ちょっとだけ横になろう」と思ったところから当然のパターン。
目が覚めたのは、夜中の2時でした。

こんなに寝てしまったのには訳があります。
水曜日の言語リハビリから帰宅すると、僕は本当に疲れています。
この日もそうで、昼食後、PCチェックも布団に寝転がって行いました。
さっちゃんはと言うと、僕ほどは疲労を感じていないのでしょうか、家中をうろうろして何かしている様子。
布団の隣りに居てくれていれば、僕も少しは気を緩めることが出来ますが、うろうろされると、僕の緊張も緩められません。
しかも、時折近くに来ては、PCを触ろうとしたり、スリッパやサンダルを持って来たり、僕の椅子のクッションを持って来たりします。
僕が気付かないうちに、さっちゃんの枕の下にはフライパンの蓋まで置かれていました。
さらには、「出かけようよ、出かけようよ」と僕にしつこく要求するようにもなりました。

あんなこんなで、PCチェックが終わって、ゆっくり休もうにも休めるわけがありません。
そんな状況のまま、夕食準備の時間になってしまったのです。
夕食後、眠たくなるのは当たり前ですよね。


そんなことは兎も角として、本題です。
完全に出来なくなった訳ではありませんが、さっちゃんの血圧が計れなかったというお話しです。

言語リハビリを始めるまでに、リハビリルームに置かれている血圧計でその日の血圧を毎回計るんです。
ここにある血圧計は腕を筒状の部分に深く入れて、スタートボタンを押す、そんなタイプです。

さっちゃんは最近この血圧計がとっても苦手になっています。
どんな点が苦手なのかと言うと、腕を奥まで突っ込まなくてはいけないことですね。
僕がさっちゃんの腕を掴んで入れさせるんですが、最後のもう20cmくらいを入れてもらおうと、腕を引っ張ると、立ち上がっちゃうんです。
腕を前に出すだけなのに、なんで立ち上がっちゃうのか、僕にはまったく理解できません。
それじゃあと、座ってる椅子のもう少し前にお尻を移してもらおうとすると、何故か梃子でも動きません。

最近はこんなことの繰り返しです。
それでもまあまあ奥まで腕が入ったりすると、スタートボタンを押します。
変な数値が出ることもありますが、妥当な値のこともあります。
昨日はまったく駄目でした。

機械で計れなかったり計り忘れたりした時には、先生が手動ので計ってくれます。
昨日も最後に先生が計ろうとしたんですが、駄目でした。
「ちょっと締まるよ~」と、先生は言ってくれているのに、ちょっと締まり始めると、さっちゃんは凄く嫌がるんです。
昨日はチューブを掴んで引っ張ったんです。
もう一回トライしてみたんですが、今度は立ち上がったり、腕を動かしたりしました。
まともな数値は出なかったようですね。
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あれっ? 寝坊しちゃった!

2020-09-01 23:46:32 | 僕の自由時間
あれっ? しまった!
僕は慌てて跳び起きました。
寝過ごしてしまったようです。
アラームを6時半にセットしていて、5分おきに鳴りますから、3回止めてからアラームを解除したんです。
いつもそうしてから、すぐに起きて朝の用事をし始めるんです。
でもでも、2度寝しちゃったみたいです。

今日はデイサービスの日。
さっちゃんを送り出さなければなりません。
いま何時なんだろう?
これからでも間に合うのかな? 
それともひょっとして昼近くの時刻なんだろうか?

いろんな思い考えが目覚めてからの瞬間に頭の中を駆け巡りました。
飛び跳ねるように起き上がった僕は、その直後、今度は一瞬のうちにキョトンとなってしまいました。
ほんの瞬間のことでしたが、この状況がまったく理解できませんでした。
どんな状況かと言うと、僕の隣りで寝ているはずのさっちゃんの姿がないんです!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あ~あああああ、そうだった。
上記の事がらすべてが、ほんの数秒間心の迷い、強迫観念、混乱が引き起こしたことでした。

では、事実関係はどうだったかと言えば、こうです。
僕はさっちゃんを予定通りデイサービスに送り出し、PCチェックなどをしてから、ちょっと疲れて眠たかったので布団で横になったんです。
寝るつもりはなかったんですが、すぐに眠りに落ちてしまったようですね。
なんと! 目が覚めたのはもう1時でした!

こんなことって子供のころからよくありましたね。
今でもよく覚えているのは、中学生の時だったでしょうか?
その時の僕の体調やら特別な事情やらがあったんだと思いますが、そんなことは忘れてしまいました。
目覚めると、「あれっ! しまった。学校休んじゃった!」と思ったんです。
何故そう思ったのかは分かりませんが、その日の朝は目覚めずに、昼間もずうっと眠り続け、学校を休んだと思ったんですね。
もうすでに夕方でした。
「まっ、仕方ないか」
今さら悔やんでもどうしようもありません。
凄く長い時間熟睡した満足感がありました。
でも実際は、そうではなかったんです。
ほんの1、2時間眠っただけだったんです。
よほど深く熟睡したんでしょうね。
若いから出来たことでしょう。


さっちゃんの介護がらみでも似たようなことはけっこう多いです。
これは若さゆえではなくて、責任感と言うか、これやらなくちゃという目的意識が心にへばり付いているせいなんでしょうね。
こんなことが起きると、自分自身に対して「真面目な奴だな」と評価することも出来ますが、
逆に、もっと心を自由に、介護からも心は解き放たれて欲しい、と思いますね。
いつもいつも四六時中、心を縛り付けられ過ぎている気がします。
もっともっと大らかに、心を自由に解き放ち、一切を忘れられる自分になれたらいいですね。


2時間も寝てしまいましたから、その後はバタバタしていました。
スーパーへ買い物しに行き、遅い昼食、そして、入浴。
湯船にお湯をためて時間をかけて入りたかったんですが、シャワーになってしまいました。

さっちゃんが帰って来ました。
悲しそうな表情をしていました。
帰宅の順番が最後だったので、他の来所者を見送るたびに寂しくなってしまったようです。
5時から散歩に出かけました。
いつもより少し長いコースを歩き、6時に戻って来ました。
8時から夕食でしたが、さっちゃんはほとんど食べず、すぐに寝てしまいました。
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