京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

まだあげ初めし

2006-10-30 23:44:30 | 季節のことば
10月30日は「初恋の日」だそうです

  まだあげ初めし前髪の
  林檎のもとに見えしとき
  前にさしたる花櫛の
  花ある君と思ひけり

  やさしく白き手をのべて
  林檎をわれにあたへしは
  薄紅の秋の実に
  人こひ初めしはじめなり
      ・
      ・
           島崎藤村「初恋」

明治29年、藤村は「文学界」46号に「こひぐさ」の一編として
    「初恋」を発表したのが、10月30日でした。
    藤村にゆかりの中棚荘が、この日を記念して「初恋の日」を制定したそうです。

      

石狩の都の外の君が家 林檎の花の散りてやあらむ   石川啄木

 

 

 

君かへす朝の敷石さくさくと 雪よ林檎の香のごとくふれ  北原白秋

  ところで、上の6組の林檎、本物はどれでしょう

      

何層もあなたの愛に包まれて アップルパイのリンゴになろう   俵 万智

スイートポテトを作りました
  スイートポテト in リンゴとでもいいましょうか
  すっぽりとあなたの愛を包み込む スイートポテトの器になろうな~んちゃって

日本で食用のリンゴが栽培されたのは明治時代になってからです。
  赤い色、丸い形、可愛い花、日本人の好みにピッタリ、急速に日本に浸透しました。
  藤村の初恋、啄木の初恋、白秋の初恋
  深まり行く秋の夜、あなたの初恋を思い出して、心を温めるのもいいものです

本物のリンゴは上左と中右だけです。見抜かれてましたあ



石蕗(つわぶき)

2006-10-29 22:25:56 | 季節のことば
石の蕗と書いてつわぶき
蕗に似た葉に艶があるので、「艶葉蕗」がつわぶきになったという。
フキと言っても日本原産のキク科です
母の庭も深まる秋に様変わりしつつあります

      

石蕗の反る花びらに日の照れば 和みし心ひと日保たん  尾崎佐永子

 

 

石蕗の茎をつくだ煮にしたものが、キャラブキ。
  春、巻いた葉がまだほどけきらない頃、九州に住む祖母は
  この若い茎をつんで、東京では珍しいだろうからと、よく送ってくれた。
  皮を剥き、茹でてアク抜きをし、油揚げと甘辛く炒め煮にすると
  美味しい蕗より柔らかく、風味があります

  石蕗はふぐの毒も消すと江戸の昔から言われていました。
  葉も茎も漢方薬の原料になります。
  九州地方では石蕗をよく食べるそうです。

  色の少なくなってきた庭に石蕗の黄色い花が凛と咲き出すと、
  今は亡き祖母を思い出します。

垣根際にいつの間にか根付いた小菊も色とりどりに咲きだしました。

 

      
      大鉢の小菊も今を盛りと咲き揃って、
      今日はうららかな菊日和でした
      しみじみと秋にひたっています



はがき絵個展 by IMOーTO

2006-10-28 23:38:45 | ギャラリー
IMO-TOは数年前から「はがき絵」を勉強しています
「はがき絵」というのははがきに描ける位の小さな絵という意味で
絵手紙とは違うのだそうです。
手紙として、絵として送られてきたものが、だいぶたまりましたので、
「京ギャラリー」にて個展を開くことにしました。

      
      コスモス

 
夜空を仰いで                落ち葉のしおり

          
          露草は月草

 
里の秋                   薔薇が咲いた

    
    薔薇いろいろ・セットにして

少しづつウデをあげつつあり、ささやかなご褒美と激励を込めて
  公開してみました
  スキャンがきれいに出ず写真に撮りました。本物の方がずっときれい
  言っておきましょう
  でも絵が描けるというのはいいもんですね



秋の拾いもの

2006-10-27 22:50:07 | 季節のことば
公園で、草取りをしているおじさんが、抜いた草を一山に放り溜めてている。
ふとみると、白いちっちゃな点々がみえる。花かしら、とその白い点をひっぱってみると、
ズリズリと草がひきずられて出てきた
5~6本の細い茎に根をつけた草だった

      
      見たことがある雑草、でも花を見たのは初めて


ふわふわと綿のようなものは花?

       
      ぴんぴんと猫の髭のようにでているのは芒(のぎ)でしょうか?


植物図鑑を丹念に調べたところ、「毛縮み笹(ケチヂミザサ)」に行き着きました
イネ科葉が笹の葉に似て、縁がフリルのように
縮れている。茎に毛が多いのを「ケチヂミザサ」、
毛のないものを「コチヂミザサ」という。
へえぇ~な草でした。

もう一つ、刈り取った草のなかから宝物が

      
      ヘクソカズラの実です


もうすぐ金色に輝き出すところだったのに…
バッサバッサと刈られていましたが、またズリズリと一番長そうな蔓を
引きずり出していただいてきました

     
     虫食いや汚れた実は落として、さっと水洗い
     くるりとまとめてリースに。
     思いがけない秋を拾ってしまいました

実家の近くの駐車場のフェンス一面にからまっていたヘクソカズラ。
  金色の実がつくのを密かに楽しみにしていたのに、10月に入ってすぐのころ、
  すっかり刈り取られていました。
  種を採ろうと待ち望んで時々見に行っていた烏瓜のフェンスも
  街の中はダメですね

       

ウバユリの種殻

2006-10-26 23:25:20 | ちょっと立ち話
ウバユリの実は三室に分かれていて、鯨のひげのような桟の中に
インデックスのように薄い種がならんでいます。

       
       良くわかる画像ですね。
       以下、ウバユリの写真は「たこさんの秋吉台日記」から
       お借りしました
       たこさんのHPを開いて植物名索引からウバユリを
       探してください。植物図鑑のようですよ


IMO-TOが妙高高原のクラフトのお店で見つけました
プレゼントしてくれるつもりで買ったそうですが、
送りたいけど心配なのでと、とりあえず写真だけ送られてきました。


IMO-TO は材料が何なのか分からなかったそうです

            
            ウバユリの種の殻と教えてもらいましたが、
            実はウバユリも初めて知り、感激したとのこと
            (真ん中の小さな花は造花)
            
私もこんな立派な種殻は初めて見ました

      
      大きなリースもありました。
      いったいいくつくらいの殻を使ってあるのでしょう


 
ウバユリの花              ウバユリの実

ウバユリはユリ科日本原産
  山地の湿った草地や林の中に多く生育しています。
  花が咲く頃、葉(=歯)が枯れてなくなるので姥(うば)百合と名づけられたと
  いうのが通説です。ちょっと失礼な名づけ方だなあ…
  
  種を立派に社会に送り出したあともなお、こんなに美しいのに




秋たけなわ

2006-10-25 22:58:09 | 季節のことば
たけなわ・「酣」とも「闌」とも書きます。
  ほんの短期間しか続かない状態をさして言う。
  それで、最盛期・ピークというということになります。

      
       鶏頭
       昔はホントに鶏のとさかみたいで、
       花とはおもえない粗野なイメージでしたが、
       今は園芸種がたくさんでて、色も姿も可愛くなりました
       万葉時代には「韓藍(からあい)」(韓から来た藍)と言われ
       染料として使われていました。

      
      ピラカンサスも色づいてきました。
       小鳥が狙っています。



以前にもしたヘブンリーブルー
 今まさにたけなわです。
 西洋と冠が付くとはいえ、アサガオですから、夏の花と思っていました。
 実は、8月ごろから咲き始めて11月まで咲くそうです。
 母のこのごろの電話は、「今日は11個も咲いているわよ」と
 花の数の報告から始まります。

            
            今年6月、浅間高原の園芸牧場で買った
             2本の苗が、よく育ちました

      
      種を採って、来年はブルーのカーテンにしよう
        
               

パンで野球

2006-10-24 22:04:38 | ちょっと立ち話
パンの木村家で見つけました。
期間限定の野球セットパンです

     
     バットとグローブとボールが一袋に


ボールの中は苺クリーム どうせならまん丸くしてほしかったなあ

     
     バットの中はチョコレート。パン生地は黒糖でしょうか。
     バットの形に真直ぐ作るのは難しいんでしょうね手作りでしょうから。
     グリップの先がリアルでいいネ


グローブ。中身は想像通りクリーム。
いつものクリームパンをちょっとだけ形を変えたら、グローブになっちゃった

小さな子供がいたら喜ぶだろうなあと思いつつ、
期間限定につられて思わず買っちゃった



白い色は

2006-10-23 22:13:45 | ちょっと立ち話
白は混じりけがないこと。明るいこと。明らかなこと。潔いこと。

心が洗われるような、神代植物公園の白い薔薇を集めてみました

      
      ジョン・F・ケネディ


ガーデンパーティ

      
        ガーデンパーティ


フレンチレース

      
      ピース


チャイコフスキー

      
      白鳳

一口に白と言っても、クリームががった白、ピンクがかった白…
白は何色にもなりうる色の原点。
白い花はこちらの心次第でいろんな色に見えるのかもしれない。
もともと白の原義は「絹」の白だという

液晶の画面に映る花をいっぱい見ているうちに、白い花に惹かれるようになった
ごく普通に美しい、清らかと思えるので、わが精神状態は良好と自己診断

   
     

薔薇スター

2006-10-22 23:38:38 | ちょっと立ち話
ビップな薔薇たちにうっとり

          
          ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ

  
スーパースター       クイーン・エリザベス    聖火

          
          プリンセス・ド・モナコ

  
マリア・カラス        ブルームーン       ヘレン・トローベル

          
          乾杯

なんとネームバリューのある名を持つ薔薇たちなのでしょう
さすがに名に恥じない美しさと威厳の漂う薔薇の勢揃いです



秋の薔薇の花束

2006-10-21 23:27:50 | 季節のことば
神代植物公園に秋薔薇を見に行ってきました

        
        見ごろです。ほのかな甘い香りに包まれています。
        春の薔薇と違う品種がたくさんあり、再びの感動です


     
     バラ園のお土産売店で、切薔薇をOTTOが買ってプレゼントしてくれました

     今日、やっと300号を達成したからです

     コメントをくだっさたり見てるわよと励まして下さる方々のおかげです。
     毎日、愉しいことを一つだけでも探そうと心がけてアンテナを磨いています。

 
シャキーラ                  名前はわからないとのこと

 
チェリーブランデー              アップルティー

 
小ぶりだけれど、花びらがよく巻いているいい薔薇のようです
野の花も素朴で可憐でいいなあと思っていましたが、
薔薇はやっぱり絢爛豪華ですね

花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた
 ひとそれぞれに好みはあるけど どれもみんなきれいだね
       ・ 
       ・
301号は神代植物公園の薔薇の紹介を。また1号づつつなげていきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします