京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

近所の春

2019-03-31 23:16:23 | 季節のことば
百花、次々開くけど、寒い!

              
              庭先から路地に張り出して、枝が切られていた。でも見事に満開。

              
              この桜も古いみたいですねぇ。二階まで伸びて、ベランダからお花見。

        
        かわいい八重の花桃も震え気味。

        
        マンションのフェンスに這わせている蔓性クレマチス、アーマンディですよネ。蔓がどん
        どんフェンスにからまっているようです。

              
              フェンスのトップには山盛りに花が付き、白い花がモチーフをつなげた
              ように垂れ下がってさながらレースのカーテン。

        
        寒いねぇ! まんまるノラちゃん。

        天気予報によると今日は温かくなるはずだったのに… 。
        ぽかぽかとお花見がしたい。
      

プライベート花見

2019-03-30 21:09:54 | 季節のことば
2日ほど前に、ご近所のお友達から「我が家の桜が見頃、遊びに来て~」とお花見のお誘いを受けました。

        
        樹齢は定かではないけれど、70年位ではないかと。大きく枝を広げた見事な古木です。

        
        大きな傘のような開いた枝に、たっぷりと花が付いている。

        
        古木なのに、一つ一つの花が大きい。

        
        お友達の御主人が高枝切ばさみで枝を切って、お土産にくださいました。我が家の一番
        大きな花瓶に生けて、玄関に。

        
        短い小枝は小さな花瓶に生けて、リビング、キッチン、洗面所へ。

        
        ほとんど茎の付いていない花房はお皿に浮かべるように並べて、食卓の上においています。
        家中に桜が咲きました。

        
        今日になって花瓶の中で満開になりました。

        
        リビングの棚に置いた花瓶もかわいいブーケのようになりました。

        
        この道のこの角度からだけ全容が見られます。手前はゴルフの練習場だったところが、今
        取り壊されて、更地になっているからです。もしここにマンションでも建ったら、この桜の木
        も外からは見られなくなるでしょう。

サロン・ド・ムゲ

2019-03-29 21:47:16 | 京都
老舗料亭「菊の井」が2年前に本店の傍らに建てました。一度行ってみたいと思っていたので、
食事も喫茶も予約しました。

        
        より多くの人に本物の和食を気軽に味わって貰いたい、というのがコンセプト。

        
        奥のテーブル席は団体の予約が入っているとのことで、苔の庭に面したカウンターに案内
        されました。実はこの庭向きのカウンターがお奨めと聞いていたので、むしろOKです。

        
        2段重ねの時雨弁当、お造り付。下の段には口取りから、焼物、炊き合わせ、和え物、
        酢の物、小鉢と、順々に恭しく出される懐石料理が、ギュッと詰まっています。
        ボリュームも満点、お味は保証付き、ちょっとお高くはありますが大満足です。

        
        上段は、鯛と小鮪のお造りと、長芋寒の先付。

        
        蓋椀と蓋ご飯茶碗が運ばれてきます。

        
        ご飯はうすい豆を散らした鯛めし。椀は揚げ海老真丈。

        どれも手が込んでいて美味しかった。

喫茶時間は2時45分からなので、退席することなく、ご馳走の余韻を楽しみつつ30分ほど待ちました。  
  (2時45分から喫茶を頼む人たちが予約順に案内され入店します)

        
        抹茶パフェとか、季節のパフェが美味しくインスタ映えがするそうですが、少し軽めに、
        OTTO は昔ながらのプリン。

              
              紅茶、和食器で粋に供されます。

        
        私は、何と言ってもタルトタタンが食べてみたかった! あっさりとした何ともまろやか
        な味で、いくらでも食べられそう。お茶はフルーツのハーブティー。

        ちりめん山椒、京細雨という昆布、青梅煮などを奮発して自分土産に買いました。               

はねずの梅

2019-03-28 22:01:27 | 京都
小野小町ゆかりの随心院に「はねずの梅」を見に来ました。

              
              塔頭の瓦の上高く濃いピンクの梅の花が目に入ってきます。
              
        
        これが「はねずの梅」なのかしら? 梅の花咲く時期に訪れたことがないので… 。

        
        とても可愛らしい梅です。はねずは万葉集などにもよく詠われている朱華色という濃い
        ピンク色のことです。

                            
              「はねずの梅」が咲く頃、はねず踊りが行われます。踊り手は小学生
              の女の子とのこと、毎年3月の最後の日曜日に開催されるそうです。
              はねず踊の後には白拍子の舞も見られるとか、興味がありましたが、
              はねず踊の日は混むだろうと避けました。
        
        
        随心院の境内に小野梅園があり、花が咲く3月1日~4月15日まで公開されます。
        同時に本尊の如意輪観音も公開され、初めてお姿を拝むことができました。暗くてその
        美しさは細かく見る事はできませんでしたが。

        
        随心院の門を額縁に小野梅園の「はねずの梅」を眺めて。

              
              塔頭の門の中。これは「はねずの梅」かな。

              小野梅園は今年は花付が少々悪いみたい。踊りの行われない時はまだ
              そんなに混み合っていませんでした。

第二の目的

2019-03-27 22:50:02 | 京都

今回の京都旅行の、私の目的は寂光院と長楽寺。
平家物語の建礼門院徳子についてちょっと勉強したので、その跡を訪ねて見たかったから。

        
        大原の里。『遠山にかかる白雲は、散りにし花の形見なり。… 人跡たえたる程も
        おぼしめし知られて哀れなり』 と平家物語によれば、訪れる人も無い山奥の地
        だったのです。

        
        寂光院の参道の入り口。建礼門院さまに、里人が献上した夏野菜を、侍尼の阿波内侍
        (あわのないし)に命じて塩漬にしたのがしば漬の起こり、と門前の漬物屋さんの
        パンフレットに書いてありました。「しば漬」と命名したのも建礼門院徳子だそうです。

        
        ごつごつの石段を登っていくと寂光院の山門。『西の山のふもとに、一宇(いちう) 
        の御堂あり。即ち寂光院是なり』 平家物語には、甍はやぶれ、扉ははずれ、庭には
        雑草が茂る荒れ果てた寺であったと表現されています。

        
        「池の浮草、波に漂い、錦をさらすかとあやまたる。中島の松にかかれる藤浪の、
        うら紫に咲ける色… 」と原文に登場する汀の池。藤波が絡まった松の木は、平成
        12年、本堂の火災によって焦げ、倒木の危険があったために伐採されました。
        本堂再建以降御神木としておまつりされているそうです。

        
        御庵室遺蹟。建礼門院徳子は本堂の隣に粗末な庵をたて、経を読み仏に祈る日々。
        『女院の御庵室を御覧ずれば、軒に蔦槿(つたあさがお)はいかかり、信夫まじ
        りの忘れ草… 杉の葺き目もまばらにて、時雨も霜も置く露も、もる月影にあらそ
        いて、たまるべしとも見えざりけり』 つまりぼろぼろの家で雨も霜も露も、月
        の光と争うように部屋の中に漏れてくるというのです。
        かつては華の御殿で立派な着物を着、皆にかしづかれていた徳子のあまりの落差に
        後白河法皇も供の公卿たちも皆涙で袖を濡らしたのでした。所々苔生したこの地面が、
        まるで劇場の舞台のように思われました。

        平家物語の最後、後白河法皇が徳子を尋ねる「大原御幸」の場面場面を思い出しながら
        徳子の暮らしぶりを偲んだけれど、想像はるかに超えるものだったのであろう。
        寂光院門前の漬物屋さんでしば漬を買って大原に別れを告げ、次なる目的地、長楽寺に
        向かいました。

              
              長楽寺は円山公園に沿った坂道が参道、かなりキツイ。山門から
              この石段。これだけ京都に来ていて、長楽寺にお参りした記憶が
              なかったのは見上げただけでキツそうなこ石段ゆえと想像できた。
              第一の石段を登ったところが受付、私は、ここで既に息が切れた。
              幸いなことに、この受付横の客殿で目的は達っせられました。

        
        建礼門院徳子は長楽寺で出家しました。戒を授けた印西上人に渡すお布施がなかったので、
        形見として大事に持ってきた我が子安徳天皇の直衣を自ら幡に縫っておさめたのです。
        上人はこれを泣く泣く受け取ったと言います。『長楽寺の仏前にかけられけるとぞ聞こえ
        し』 今でも長楽寺に保存されていて観られると若い友がパッドで調べてくれたので、
        ぜひ見たいと思い、坂道と階段を登ってきた。

                長楽寺の案内より
                わくわくと客殿に入ると、それは机状のガラスケースに入って
                展示されていた。覗きこんで、うん…何かおかしい !パッドや
                パンフレットに載っている幡は朱色。目の前の幡は白い。

                受付に戻ってきいてみると、あれは本物ではありません。と。
                本物は年に1回(今年は4月1日~5月10日まで)の春期特別
                展、「建礼門院御遺宝特別展」で公開するとのこと。
                800年前の本物が確かにあるんだぁ!平家の物語が歴史書に
                なったと確認できた。見られなかったけど…
                この幡はもともとあったもので、こういうものです、という幡
                の姿として展示したのでしょうね。だって、レプリカなら本物
                に近い色や布で作るだろうと思うから。

                OTTO は本堂まで行ってみると言って受付までもより多い階段を
                上って境内(山だそうです)をひと回りしてきました。君には無理
                だよ、と言われました(腰を傷めておりますので

        
        円山公園入口脇の長楽館に寄ってお疲れさんのお茶をしました。ゴージャスな室内で気分
        よく疲れ を取りました。

        
        大好きなチーズケーキ

        
        OTTO はモンブラン、現代の普通のシモジモに生まれた幸せを味わいました。

おまけ

        
        西八条第は西八条亭ともいい、平清盛が1166年ごろに造営した邸。六波羅の本拠から
        移り、平家物語に登場する祇王や仏御前の話もこの邸でのこと。現在は広大な梅小路公園
        になっている。
        1181年に清盛が病死した2日後に放火された。すぐに再建されたものの、平家が都落ち
        をする際に平家自ら火をかけ、灰塵に帰してしまった。ここもまた夢のあと。
                                          


第一の目的

2019-03-26 21:49:27 | 京都
京都に行ってきました。OTTO の目的はおMAGO ちゃんにあう事。

        
        まず京都に入り、ホテルオークラに車を入れます。ランチのために。

        
        ホテルのロビーを通り抜ける。一之舟入に面してテラスになっている、その名も
        チャイナテラス桃李。オークラ内の「桃李」は敷居が高いけれど、テラスはリーズ
        ナブル。眺めもいいし、何よりオークラの駐車場が使えるのが便利で、よく利用し
        ていたが、3月いっぱいで終了すると聞いて、その前に、とやってきたわけです。
        今度は何になるのかな。運河沿いのテラスみたいでいい風景だったのに。

        
        チャイナプレート、まずスープ。

        
        バラエテイ豊かな9品が一皿に詰まって、満足。

        
        ランチ限定の飲茶セット。

        
        飲茶セットには杏仁豆腐が付いています。

        ランチの後は街なかをうろついて、贔屓のペチカさんでお茶を飲んで、ペチカさんに
        おMAGOちゃんのために注文してあったケーキを受け取って大阪に向かいました。

        
        大坂は堂島のいつものホテル。

        
        簡単に夕食を済ませた後、専用ラウンジでワインを飲んでくつろぐひとときが
        お気に入りの時間です。

        
        ビュッフェスタイルの朝食。目の前で焼いてくれるオムレツが美味しい! 早々に
        チェックアウトして(勿体ない!)おMAGOちゃんのもとへ。何しろOTTO の第一
        目的ですから。

              
              おMAGOちゃんは遊び相手が現れたので、大興奮。大暴れをした
              あと、MUSUKOが予約してあったレストランでランチ。なんと手に
              小さなマイ箸 初めて見たのでびっくり お正月に会ってから
              3ヶ月は経っていないのに、子供の成長って早いのねぇ
              我が子の時にはご飯を食べさせるのも箸を持たせるのも必死で毎日
              格闘していたから、いちいち感動していられなかったのでしょうね。

              ゴールデンウイークのロングバケーションには東京に来る予定という
              から、どんな成長を見せてくれるのかな?
                  

春彼岸

2019-03-19 22:37:20 | 季節のことば
父のお墓参りに行ってきました。

        
        先代のご住職がお花が好きだったとか、中でも椿がお気に入りだったようで、いろんな
        椿が植えられています。

              
              古くからある椿は枝もよく伸びて、大きな花をたくさん咲かせて
              います。

        
        長寿xxとか名前が記されていたような…こんどちゃんと見て来よう。

              
              ピンクをおびた白い花びらに大きな蕊、可愛らしい花姿です。

        
        糊がたらりとこぼれてしまったような、糊こぼしのつばき。
        まだまだいろんな椿の蕾が開きかけていました。
        
        父も実家の庭に数本の椿を植えていました。こんな椿もいいなあ、なんて毎日楽し気に
        眺めていることでしょう。

        
        お墓参りの後はいつも母と一緒にランチ。結局、成城の神戸屋なってしまいましたが、
        久しぶりです。

        
        ハンバーグとサーモン

        
        ハンバーグとビーフシチュー

        
        和風ハンバーグの目玉焼き乗せ

        さて、母とOTTO と私、どれが誰の注文?

        お墓参りを済ませるとなんだかほっと一安心します。
        

春を生ける

2019-03-18 21:56:12 | 季節のことば
友人のいけばな展を観てきました。

  
  友人は、惰性で…と謙遜するけれど、何十年も学び続けた大ベテラン、今は指導者です。

        
        展覧会場の入り口には背丈より大きな八重桜やレンギョウ、一挙に春の園に招かれた
        ようです。

        
        友人の花も見事な桜でした。彼女のお人柄そのままに優しいいけばなでした。

              
              木瓜と、白い小花は雪柳でしょうか、そして白玉椿、春の始まりです。

              
              春の花たちが絢爛豪華に活けられていましたが、やっぱり桜が多く、
              一足早いお花見でした。

              やっぱり桜を生けてみたいと、みな思うのだそうです。

              小さくてもいいので、家に季節の花を飾ってみよう、と思ったこと
              でした。きっとほっとすることでしょう。

セミナーランチ

2019-03-17 22:57:57 | 美味しい♪
今月のセミナー、みんな忙しい合間をぬって、この会は優先的に都合を付けます。
なにしろ、1ヵ月分のストレスを解消できるのですから。

        
        新宿のセンタービル別館の「音音(おとおと)」 メンバーの友人が美味しかったと
        教えてくれたそうで、早速出かけてみました。この別館というのを探すのに縄張り
        内ながら少々手間取りました。オシャレな居酒屋風。

        
        土日祭日限定という「四季の彩り膳」を全員注文。先ずは一の膳。刺身とバーニャカウダ。

              
              飲み物が1杯込み。梅酒のソーダ割り。

        
        二の膳はあったか出来たて豆腐。出来たてを四角い桶で持ってきてくれます。取り分け
        てもらいました。

        
        三の膳。天ぷら、山芋の鶏饅頭、かやくご飯、赤だし、香の物

              
              デザートもセット、選べます。ぶどうのレアチーズケーキ

              
              席数が多いし、居酒屋風なので、追い立てられもせず、おしゃべり
              がとまらず、長居をしてしまいました。

              「音音」を出てセンタービル本館に戻ります。足元から見上げると
              目がくらみそう。こんなビルが居並んでいるんだ! 新宿ってスゴイ!
        

春の花は…

2019-03-16 23:35:44 | 季節のことば
梅にかわって椿が目立ち始めました。

        
        獅子咲の椿、我が花マップに印付きの花です。こんなにたくさんの花が咲いていました。

              
              中心にギュッと集まった花びらは雄しべが変化したものとか、おも
              しろい花だなぁとつくづく眺めてしまいました。

        
        花びらの重なりが端正な乙女つばき。

              
              カステラにだって桜が咲いています。ご近所友が集まって万葉集の
              勉強会。ちゃんと勉強した後は、脳の疲れ をとるティ―タイム。
              本日のお菓子です。

        
        色だけかナ、ピンク色のカステラ、桜の風味は感じられないけど… いつものプレーンな
        カステラよりカステラ生地がしっかりしているのは関係があるのかな? どっちにしても
        美味しいティータイムでした。