六月便り

６月最後の日、一年の半分が過ぎてしまった…、早いものです。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　IMO-TOが月はじめに送ってくれたはがき絵。今日から夏服かぁ、と
　　　　　　　　　　　　　　思ったのに、その時からもう１か月がたったんだぁ。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　今年の梅雨はきっぱりしてなくて、九州の方は長雨豪雨、東北の方は
　　　　　　　　　　　　　　雨が降らなかったり、東京も曇天続きながら雨が降り続くでもなく、
　　　　　　　　　　　　　　今、梅雨ですよね、と思う。

　　　　
　　　　先日軽井沢のお土産等を送った時の、IMO-TOからの礼状はがき絵。
　　　　（傘が立体的で、スキャンができず）

　　　　
　　　　はがきを半分に畳んでカード状になっています。ありがとうのはがき一枚、手を
　　　　かけるものです。喜んでくれたんだ、と思いが伝わりました。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　フェンスにコクテールの赤いバラが咲き残っているのに、もう
　　　　　　　　　　　　　　サルスベリが満開です。

　　　　　　　　
　　　　　　　　夏の暑い日差しの中で燃えるように咲くものという印象が…一年たつと忘れる。
　　　　　　　　でも、もう７月ですものね。この締まりのない梅雨空が変則なんでしょうね。
　　　　　　　　
　　　　　　　　そろそろ苦手な暑さを迎え撃つ心準備をしなくては
　　　　　　　

梅雨にも負けず

不順なこの日ごろ、モノともせずに花は咲く！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　MUSUKOがくれたもとは白いバラ、春からズ～と花を咲かせています。
　　　　　　　　　　　　　　花は若干小さくなりましたが、まだ蕾が生まれています。MUSUKOの
　　　　　　　　　　　　　　感謝の気持か、母の枯れさせられない思いか、どっち？

　　　　　　　　
　　　　　　　　すっかり枯れた（根は生きていて、また来年芽を出します）オキザリスパーシーカラー
　　　　　　　　の鉢に居候したハゼラン、小さな芽を出して、花を咲かせました。パーシーカラーと
　　　　　　　　ハゼラン、季節を分けて上手に住み分けているもんです。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　こんな手狭な住みかでも、一応お水だけは貰えるし、雑草的扱いの
　　　　　　　　　　　　　　花が暮らす環境としては悪くないのかな。しかし強いネ！

　　　　　　　　
　　　　　　　　母の庭でキキョウが涼しげに咲いていました。このきっぱりとした切れ目が気持ちいい。
　　　　　　　　 星よりも星のかたちに咲く桔梗　花もめしべも五つに裂けて　　俵　万智

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　園芸種は多く出回っているけれど、野生種は絶滅危惧Ⅱ種に指定
　　　　　　　　　　　　　　されているそうです。母の庭では放任ぎみなのに、いつの間にか
　　　　　　　　　　　　　　育っている状態ですが…。

　　　　　　　　
　　　　　　　　ポン！と音がしそうな開花時、こんな風に蕾が割れるんだナ、って目撃しました。

　　　　　　　　暑くても、寒くても、雨が降っても、花は咲く時に咲くんですね。頑張ってるね！
　　　　　　　　

見栄っ張りな腰痛

６月に入って腰の具合が危なくなってきた。今までに何回か軽いぎっくり腰を経験しているので、
ギッ！と感じる瞬間がわかるようになってあわてて体制を立て直す。そして、重いものを持つこと
と、急な姿勢の変化が悪化の原因というのもわかった。ので、そろりそろりと暮らして、どうにか
危険水域を脱したと思える状態になっているけど…

今日は学生時代の仲良しグループが集まる月一回のセミナー。行かないわけにはいかないし…

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　友人たちには腰の事は言ってないので、今日に限って伊勢丹まで
　　　　　　　　　　　　　　歩いて「分けとく山」までいくことに。「分けとく山」は有名な
　　　　　　　　　　　　　　料理人・野崎洋光プロデュ―スする懐石料理の店。腰痛は出て
　　　　　　　　　　　　　　いなかったので、店に着いてからじつはと腰痛の件を打ち明ける。
　　　　　　　　　　　　　　先に言ってくれればいいのに、とは言ってくれましたが…

　　　　　　　　
　　　　　　　　広尾の本店では高級な夜メニューしかなく、ランチは出店しているデパートか
　　　　　　　　ホテルでなければ食べられない。というわけでの伊勢丹店行。一番財布に優しい
　　　　　　　　「山霞弁当」を食べてみました。

　　　　　　　　
　　　　　　　　上のお皿をとると、下の箱に煮物とお造り。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　そうそう、まず生ビールで乾杯したのでした。今日は暑かった
　　　　　　　　　　　　　　からネ、美味しかった！ 友人曰く、ビール飲むと痛み消えるわよ！

その後、伊勢丹地下の食品売り場をウロウロして（伊勢丹にはほとんど来ない―品川方面在住なので
―という友人の一人が、すご～い、おっしゃれ～、と興奮していたので！）食料をそれぞれ調達して
から、三時のティータイム。ひとしきりしゃべって（夢中で、写真撮り忘れた！）わ、もうこんな時間！
とさよならしました。

椅子から立ち上がる時の姿勢は一応気を付けていましたが、家に帰るまで腰を意識したことはなく、
完全復帰とは言えない違和感はあるけれど、いやはや明日から腰が痛い、とは言えない今日の状態
でした。友人の手前見栄を張ったと言いたいところですが、遊んでいる時、食べている時は痛くない、
ゲンキンな私の腰痛のようです。

マルメゾン

成城の住宅街にあるケーキ＆喫茶店。久しぶりにゆっくりできる日だったので、成城の三省堂に
本を探しに連れて行ってもらい、マルメゾンで三時のお茶をすることにしました（マルメゾンには
狭いけれど駐車スペースがあるので）
気候のせいでしょうか、腰の具合に注意信号、重いものを持たないようにしているので。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　ナポレオンの妃がお気に入りだった宮殿のマルメゾン城から
　　　　　　　　　　　　　　つけた店名でしょうか、おしゃれな一軒家喫茶店です。

　　　　　　　　
　　　　　　　　先客がいらっしゃいました。奥のお席に失礼しま～す！

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　マルメゾンのケーキ、好きで、時々お茶を飲みに来ていましたが、
　　　　　　　　　　　　　　このところご無沙汰でした。この砂糖入、気に入っています。
　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　チーズケーキ

　　　　　　　　
　　　　　　　　和栗のモンブラン

　　　　　　　　ケーキはオーソドックスなものが多いけど、ノーマルで安心できる味。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　どんよりの空だけど蒸し暑く、どこもクーラーがきいていて、
　　　　　　　　　　　　　　あったかい飲み物がほしくなりました。

　　　　　　　　
　　　　　　　　休むためにゆっくり飲むお茶って美味しい！それも人に淹れてもらって。

BLTCサンドイッチ

母を連れて池袋の眼医者さんと代々木の耳のお医者さんの定期検診のはしご。OTTOが車で回ってくれるので、
ランチは新宿高島屋の高野フルーツパーラーのサンドイッチときまっています。

　　　　　　　　
　　　　　　　　ランチセットＡは「ＢＬＴＣサンドイッチ」のセット。ＢＬＴＣって？と聞くと
　　　　　　　　Ｂはベーコン、Ｌはレタス、Ｔはトマト、Ⅽはチーズ、と言うお答えでした。
　　　　　　　　（ダイゴかッ！）

　　　　　　　　
　　　　　　　　ランチセットＢはサーモンと玉ねぎのサンドイッチ、レタスもトマトも挟まって
　　　　　　　　いましたよ、

　　　　　　　　Ａ、Ｂのランチはカップスープとミニサラダがワンプレートに。ほかにミニ
　　　　　　　　フルーツパフェも付いています。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　ミニフルーツパフェ。ワッフルフルーツ添えのどちらかが
　　　　　　　　　　　　　　選べます。

　　　　　　　　
　　　　　　　　母は通常のサンドイッチセットを。やっぱりローストビーフを選びました。量は
　　　　　　　　食べられないけれど肉の方がお好みです。肉食系女子です

　　　　　　　　
　　　　　　　　こちらにミニフルーツセットが付きます。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　飲み物もセットです。

　　　　　　　　　　　　　　さすがタカノ、フルーツもパンも美味しいです。
　　　　　　

　　　　　　　　

今年もモンスター襲来！

柏葉アジサイの大きな花房はいかにも重たそう…。

　　　　　　　　
　　　　　　　　園芸種の八重の花は「スノーフレーク」
　　　　　　　　真っ白な花房がモンスターのように垂れ下がっています。
　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　まるでスパンコールをびっしりと張り付けたように豪華な花数だ。外側の花びらが
　　　　　　　　段々と色を変えて渋い色合いの衣裳に着替えた姿もまた楽しめる。
　　　　　　　　カシワバアジサイ：ユキノシタ科北アメリカ原産

　　　　　　　　
　　　　　　　　ヤマホロシと言われているこの花はじつは明治時代に鑑賞用として日本に入ってきた
　　　　　　　　「蔓花茄子(ツルハナナス)」が正しく、日本に自生するヤマホロシとよく似ているの
　　　　　　　　で混同されたそうです。蔓性で茄子の花に似ているので付けられた名です。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　丈夫で、病害虫にも強く、繁殖力も旺盛なので、山も滅ぼすから
　　　　　　　　　　　　　　と言うのが名前の由来とも言われています。白、淡紫の可憐な花
　　　　　　　　　　　　　　なのに。園芸店では「ソラナム」の名でも流通しています。

　　　　　　　　
　　　　　　　　この時期に爽やかさを運んでくるような「夏椿」
　　　　　　　　椿に似た花を夏に咲かせるので、夏の椿と単純明快に名づけられてしまった。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　５枚の純白の花びらの縁には細かい鋸歯があります。
　　　　　　　　　　　　　　まるで絹で作ったような上質の花びら。一日でぽとりと
　　　　　　　　　　　　　　散ってしまうのがもったいない。

　　　　　　　　
　　　　　　　　沙羅とも呼ばれるが、インドの沙羅双樹と間違われたため。沙羅という響きが
　　　　　　　　この花に合っているけど、横取りするわけにはいかないものネ。

　　　　　　　　今日は夏日の暑さ、昼間買い物がてら花にご挨拶していたら久しぶりに汗をかいた。
　　　　　　　　白い花が涼しげ、紫陽花はうなだれ気味でした。
　　　　　　　　

カンカン娘

漢字で書くと「甘甘娘」、静岡県森町産のトウモロコシです。

　　　　　　　　
　　　　　　　　糖度が１８～２０度もある甘いトウモロコシ（だから甘々娘）、朝もぎがお店に並ぶのを
　　　　　　　　皆待っているので、午前中には売り切れるそうです。
　　　　　　　　毎年IMO-TOが注文して送ってくれます。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　いつもトウモロコシのはがき絵の送り状と共に届くのですが、この頃
　　　　　　　　　　　　　　は、はがき絵来ず！以前に貰ったはがき絵を引っ張り出してきた！

　　　　　　　　
　　　　　　　　早速茹でて（イヤ、電子レンジでチン！その方が甘味が逃げないと聞きました）
　　　　　　　　ハーモニカ食べ。みずみずしくて甘くて最高です。やっぱり茹でて丸かじりが
　　　　　　　　一番美味しい！

　　　　　
　　　　　真夏の高原で食べるともっと美味しい。

そして今日、庭の枇杷を採ったからと、お福分けをいただきました。

　　　　　　　　
　　　　　　　　ご近所の友人の実家の庭にある、大きな大きな枇杷の木、樹齢７０～８０年は
　　　　　　　　くだらないそうです。いまだにたくさんの実をつけています。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　それでも、今年は不作だとか、きれいな実を選んでくれたので
　　　　　　　　　　　　　　しょう。大きさは多少不揃いだけどとても甘くジューシーです。
　　　　　　　　　　　　　　だいたい双子ちゃんの実なんて売物にはないですものね。
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　もいですぐ食べる、って最高にぜいたくなこと！今日も口福です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

大行列、クロナッツ！

クロナッツとはクロワッサン生地で作ったドーナッツ。
生みの親であるニューヨークの「ドミニクアンセルベーカリー」が６月、表参道に日本初出店した。
クロナッツを求めて長い行列ができているそうな。
……待てよ、クロワッサンドーナツなら、母のパン教室でとっくに作ったよ！

　　　　　　　　
　　　　　　　　パイ生地だから四角に切ったけれど（丸く切ると無駄がでるんです。パイ生地だから
　　　　　　　　余った生地を丸めなおすわけにはいかないのです。手でパイ生地を作るのは大変！
　　　　　　　　無駄は出したくない！）ちゃんと真ん中も貫いたし。
　　　　　　　　アイシングをしてクランベリーを乗せてあります。

　　　　　　　　
　　　　　　　　チョコレートを上掛けして、ウオールナッツチップをかけたドーナツ。
　　　　　　　　形は少々 悪いですよ、でも、とっても美味しかったので、一度表参道のクロナッツも
　　　　　　　　参考のために食べてみたいと思いますが…何時間も並んでまではネェ。

　　　　　　　　
　　　　　　　　クロワッサンドーナツのほかに作ったパンは「ハムとコーンのパン」
　　　　　　　　面白い切れ目の入れ方、マヨネーズとマスタードで味を付けてありますから、
　　　　　　　　そりゃおいしいですよ！

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　もう一つは、わかめボール。
　　　　　　　　　　　　　　わかめを混ぜこんだシンプルな食事パン。

　　　　　　　　　　　　　　どんなに手間がかかっても焼きたてのパンを食べたら面倒も忘れる
　　　　　　　　　　　　　　口福感です。
　　　　　　　　

せっかちな花

小雨が降っているような…でも雲の切れ間から薄日が差しそうな…

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　え、もうムクゲが咲いている！カンカン照りの日差しの中で咲く
　　　　　　　　　　　　　　夏の花なのに。フライングじゃない？
　　　　　　　　　　　　　　ムクゲ：アオイ科中国、東南アジア原産

　　　　　　　　
　　　　　　　　コムラサキ（コシキブ）の花が遠慮がちに咲いています。

　　　　　　　　
　　　　　　　　小さな花はこの頃の強い雨に耐えられるだろうか？ 秋に紫の小さな実を花数分
　　　　　　　　位つける。赤や黒の実は多いけれど、紫の実は少ないという。花も実も紫。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　ギボシも梅雨のころから咲きはじめる。夏の高原の花と言うイメージだ。
　　　　　　　　　　　　　　ギボシ：キジカクシ科(ユリ科とも）日本、東アジア原産

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　近所のマンションの提供公園の植栽は自然な感じで、草花がいっぱい。ギボシの奥に
　　　　　　　　やさしいピンクの百合がまさに揺れていました。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　あちこちの庭にスカシユリが満開。

　　　　　　　　
　　　　　　　　個性的な色、ユリにしては強烈だけど、おしゃれな色。新種ですネ。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　ノウゼンカズラもこんなに育って！やはり、真夏の花のはずだけど、
　　　　　　　　　　　　　　どんよりとした梅雨空の下でひときわ鮮やか。
　　　　　　　　　　　　　　ノウゼンカズラ：ノウゼンカズラ科中国原産

　　　　　　　　　　　　　　季節時計が少々ずれているようです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

さくらんぼ

さくらんぼが送られてきました。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　今年ももぎたてのさくらんぼが食べられる　季節になった。

　　　　　　　　
　　　　　　　　箱を開けると、可愛い赤い実がキラキラと光っている。

　　　　　　　　
　　　　　　　　ルビーのような実がぎゅっとつまって押しくら饅頭！

　　　　　　　　「糸でつないで首にかけると珊瑚の首飾りのよう」と書いたのは太宰治。
　　　　　　　　晩年に書いた、この「桜桃」と言う作品に因んで、太宰治の忌日を「桜桃忌」という。
　　　　　　　　６月１９日、きのうのことである。サクランボの季節でもある。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　サクランボの収穫時期は短い。フレッシュなさくらんぼはこの時期
　　　　　　　　　　　　　　にしか味わえないから、大事な季節。高いのがちょっとツライけど。

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　眺めているだけで楽しい。

　　　　　　　　昔、「佐藤錦」なんてまだない頃、「ナポレオン」という大粒の品種があった。
　　　　　　　　その名前は憧れだった…。

　　　　　　　　札幌に住んでいる頃、積丹半島をドライブしている時、余市でサクランボ園に
　　　　　　　　であった。その時に食べたさくらんぼが思いがけず美味しかった…。

　　　　　　　　初めてパリに行ったのはマロニエの花が終わりかけた６月、マルシェで買って食べた
　　　　　　　　サクランボが驚くほど甘かった。アメリカンチェリーのように濃い赤い実だった…。

　　　　　　　　思い出のさくらんぼたちは私をさくらんぼ好きにしてくれた。郷愁という味を付けて。