新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

耳をすませば

2013-07-06 11:46:00 | 映画
「耳をすませば」
監督 近藤喜文
主演 (声)本名陽子

(あらすじ)
中学三年生の月島雫は、大事な夏休みだというのに、受験勉強もそこそこに毎日が本の虫。とは言え、そこはお年頃の女の子。貸出カードにいつも自分より先に名前のある「天沢聖司」という男の子のことが気になっていたりもします。

学校に忘れ物を取りに戻った時に出くわした、嫌みな男の子に立腹する雫でしたが、ある日、電車で見かけた猫を興味本意で追いかけて辿り着いた「地球屋」というアンティークショップで、店主のお爺さんと「フンボルト・フォン・ジッキンゲン男爵」という御大層な名前の猫の人形に出逢い、何故か不快な「やな奴」にも再会して、彼女の青春の一ページが幕を開くのでした…。

  ◇   ◇

夏恒例「金曜ロードショー」のジブリ特集。狂喜乱舞する娘と一緒に、楽しんでいます。
この映画は、宮崎駿監督の初期作品を支えた名アニメーター唯一の監督作品で、ジブリ作品でも上位に入る名作だと思います。

魅力は、一言で言って「初恋の甘酸っぱい想い出」。

1シーン、1カットに至るまで、全てが瑞々しさに溢れていて、ひたすら前向きで、でも自信なんかなくて、まさに十代ど真ん中。その時代がとうの昔となった大人から見れば、懐かしい郷愁に溢れ、とても、綺麗なキレイな映画です。

ところで、いつも感動で涙ぐんでるために見過ごしていたんですが、エンディングロールの背景で、物語で出てきたもう一つの恋の結末がきちんと描かれているんですね。娘から教えてもらって、初めて気が付きました。