みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

森川海

2007-05-10 22:30:43 | 海だより
 先月の新聞に書いたコラムの影響だろうか?立て続けに何か話してくれと2つの自治体関係から依頼が来た。テーマはどちらも「自然、または環境について」であった。コラムでは特に詳しく環境問題を掘り下げたわけではないのだが、その問題にかなり精通し積極的に活動しているのではと、そんなイメージで捉えられたのかも知れない。それらは自然環境を保全保護する啓発について書いたものだ。自然体験の中から身近な環境を見つめてほしいという願いと、ふるさとの森川海の素晴らしさを再確認しながらも、何か地球規模で自然が徐々にではあるが崩壊していることを訴えた。それらが目に止まったのだろうか、改めて気を引き締めているところだ。
 依頼されたテーマはまだ漠然とした大きなものだが、これから具体的に何を話していくかを整理していきたい。一つは小中学生などが対象であることから「地球カレンダー」や「29日目の恐怖」というキーワードで組み立てながら、宮古湾の海中を撮影した映像などを紹介してみたいと思う。

 それにしても自分が感じるに宮古湾の磯場も大きく変化していることは事実。昔はセーリングの合間にシュウリ貝を捕って食べたものだが、今その貝はバラストの影響でほとんど外来種のものになって食べることさえも出来ない。防潮堤の整備によっても潮の流れも変わった。地球の長い時間の中で築かれた自然なのだが、その規模で考えれば本当にあっと言う間に変化してしまった。
 せめても我々が調査活動を行っている「小魚たちのゆりかご」とも呼ばれる藻場を、守っていくことが宮古湾全体の自然を守ることにつながるのかも知れない。
 


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