4CAM好き。

ハーレーのドラッグレースや日々の出来事?

シャシダイ パワー測定 ハーレー スポーツスター

2015-07-28 00:36:53 | 自分の XLH883改
久しぶりに自分のバイクを整備
今シーズンはシャシダイ導入等で出場できてなかったDRAG RACE
来月の笠岡で復帰予定で
出るならそれなりの結果を残したいので(シャシダイもあるし!!)
色々試しました。
目標は110馬力!!少なくとも105は欲しい。
去年の福島の使用は。90馬力 トルク10.5 
と1560ccもあるのに全然駄目でしたので
去年作った1200ccスポーツヘッドへ交換(ポート加工や・ビッグバルブ等加工ヘッド)

このヘッドは富士と仙台DRAG GAMESで使用した物
富士では焼きつき・・・
DRAG GAMESは一応優勝したけど全然タイム出なかったヘッド(この時は1530cc)
あまり良い印象が無いけど
現在・ピストンはこのヘッド用にオーダーしたCPピストンが組まれてるので
圧縮比も上がるしS&Sヘッドでパワー出てないのでこちらに期待してテスト
そしたらなんと!!
80馬力でトルクが9キロ 遅いはずです。
ここには書ききれないほど色々粘りましたが・あまり変わらず・・・
こうなったらカム交換!!
600リフトのカムを入れたら90馬力にもどった!?
なんとなくパワーが出ない原因が分かってきたけど
このヘッドで粘るより・S&Sへ戻した方が良いじゃないかと思い


もどした!!カム以外は。
そしてパワーチェック!!
また90馬力!?トルクは上がって11.5
またまたここには書ききれないほど色々ヤッタが変わらず・・・(94馬力位まで出たが)
以前から気になってたマフラーを作り変える事に。

3STEPの独立菅!!
早速テスト
97馬力 マフラーを変えただけで上がった!!
ここからジェッティング等で・104馬力まで出たが目標は110
ここで奥の手。
ノートパソコンをMSDへ接続
MAPの書き換えとテストを繰り返し
110.4馬力トルク12.5キロ
目標クリア!!

去年は速くしようと思ってやった事が全部裏目に出たが
この事で色々勉強になりました・後はレースで結果を出すだけです。


ECUの書き換えは必要?シャシダイでのチューニングは必要?

2015-07-09 01:49:54 | TC96/103/110
インジェクションのハーレー
マフラーやエアークリーナーを変えたらECUの書き換えはやるべき?
さらにシャーシダイナモ(シャシダイ)でチューニングをした方が良いのか?
どうしてシャシダイに乗せるのか?
今回フルノーマルのヘリテイジのマフラー交換+エアークリナー交換+チューニング依頼がありましたので
シャシダイでのチューニングが必要かそうではないのか?検証して見たいと思います。

使用する車両は・2010年式 TC96 FLSTC(ヘリテイジソフテイル)
車検継続したばかりで・もちろん整備済み
走行距離は3万キロのノーマルなヘリテイジです。

パワーとトルクが現状どれ位なのか計測します。
計測する回転数は 1000RPMから5400RPM/エンジン温度100℃付近に限定(4速全開で計測です。)
使用するシャシダイは MDマスタング
          ・リターダー付き(後輪に負荷を掛けて実走に近い状態で計測出来ます。)
          ・ウェザーステーション(気温・湿度・気圧を読み取り計測誤差を無くします。)
          と最新式のダイノメーターです!!

さて現状は? 49.5馬力 トルク9.4・・・・・・・・(赤がパワー・青トルク)
空燃比のグラフ(オレンジ フロント・緑 リア)
低回転薄くて、中~高回転が滅茶苦茶濃いのと前後のズレが有ります。

次は・このままエアークリーナーをハイフローの物に交換したらどうなるか計測します。

純正を外して アクセル全開でバタフライが全開か確認
ちゃんと全開になってる事を確認できましたので
エアークリーナーの交換します。
使用するのはS&Sのステルスにカバーはエアーストリーム。

計測結果は?

58.9馬力!! トルク10.0
9.4馬力も上がりました!!トルクも上がってます!!が
当たり前ですが、全体的に空燃比は薄い方向へ

次は、マフラーを交換して計測です。

使用するのはクロームワークスの3インチテーパードスリップオン

結果は69.4馬力 トルク10.9!! ストックから比べると20馬力も上がりました。
空燃比はさらに薄い方向へ

次はECUを書き換えます。
スクリーミンイーグルのスーパーチューナーを使って純正ECUに
この車両推奨のMAP・そのままのデータを入れて計測

66.5馬力? トルク10.6
パワーダウンです!?
ここで分かった事が!!書き換えはしなくて良し!!
では無く  空燃比のグラフを見てください(オレンジと緑の線。)
また濃い方向へ
コレは多分ですけどメーカー側の安全策だと思います。
エアクリやマフラーを交換するとガソリンは薄くなります
この時薄すぎたら壊れます・なので濃い方向へふってあるのだと思います。
ここで問題なのはアイドリングから2000回転付近まで(ここから先は特にチューニングせずにエアクリとマフラーを交換してる方。)
排ガス規制などでココは安全マージンが取れませんので
エアクリやマフラーを交換するとかなり薄く危険な状態になってます
低回転時なのですぐに壊れる事はなくてもダメージが蓄積していきます!!
なので書き換えは必要です!!
でも基本データを入れただけだと、これも安全マージンを取っているのでパワーダウン
さらにストックのMAPもそうですが前後の空燃比のズレが問題です。

基本データを入れた時のアイドリングの空燃比
フロント13.7 リアが15.5とかなりズレてます
抜けの良いマフラーを入れると特にズレます
このズレは高回転までずぅ~とズレたままですので
ここでシャシダイ必要です!!
ここからがチューナーの腕です!!が
どの様にチューニングするかは秘密
基本データを作り変える事約10時間

74.9馬力トルク12.1
空年比のグラフは済みません秘密がありますので見せれません。

ストックのグラフと重ねると・・・
パワーもトルクもですが・何よりアイドリングの安定と低速走行時のギクシャクが取れ
スムーズに走れます!!

シャシダイでの書き換え(チューニング)は必要です。
ノーマルの時のグラフを見てもらっても分かる様に
純正エアクリとマフラーでも改善の余地ありです。

キャブ車3台のチューニング

2015-07-05 00:08:40 | スポーツスター

一台目はなんとパンヘッド 51年FLです。
この辺の車両だとシャシダイへ乗せる方は少ないので貴重な経験をさせてもらいました!!
マグネット点火・HSR42が取り付けられたパン
何馬力出てるか気になる方は多いと思いますが
皆さんが予想してるより低出力なのです・・・

チューニング前 19HP/3474 トルク5.5/2379
19馬力!!
トルクは回転が上がれば上がるほど落ちると言う結果。
チューニング後 28.4HP/3866 トルク6.0/1995
約1.5倍に!!
一番パワーが出たジェッティングでは無く・安定して28馬力出るジェッティングにしました。
ちなみに一番出た時は32馬力・エンジン温度の変化でパワーが安定しなかったので
安定してる方を選びました。
後・オーナーさんに別物と感想を頂きました!!

2台目は2000年1200S

S&S Eキャブ+サンダージェット メーカー不明テーパードマフラー
エンジンはストックで点火はダイナS ツインプラグは羽目殺しでシングル化

チューニング前 61.1HP/5159 トルク9.9/1801
チューニング後 65.6HP/5144 トルク10.1/3873
高回転で4.5馬力パワーUPできました。
でもマフラーの特性でしょうか ピークが5千回転前半で出てます。
もう少し抜けの良いマフラーでピークをあと1000RPM上げれれば70馬力オーバー出るはずです。

3台目は2003年XL883

純正CVキャブ 純正加工エキパイ+汎用テーパードマフラー ストックエンジン 点火もストック。

チューニング前 47HP/5481 トルク6.4/5036
チューニング後 50.8HP/5501 トルク6.8/5359
パワー・トルク共に一回り上がりました!!
MAX5500回転で計測しましたが・もう少し回せばパワーも出る感じです。

以上・思うほどパワーって出てないです。
機会が有ったら・愛車のパワーチェックしてみて。