月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.40 映画「戦慄せしめよ」

2022-05-10 22:46:25 | 映画

結局、GWは仕事と映画を見るだけで終わってしまった。

何とか都合をつけて見れた映画が「戦慄せしめよ」

本当は「ユナイテッドステイツVSビリーホリディ」とかも気になったけど、

残念ながら上映期間がバッティングしてしまったのでキャンセル。

 

「戦慄せしめよ」は、太鼓芸能集団鼓童の40周年記念映画です。

現代音楽家の日野浩志郎さんとタッグを組んで、今までの鼓童とは違う一面と

鼓童ならではの演奏を、本極地である佐渡の自然や建物をバックに

見る事が出来ます。

台詞はなく、鼓童の演奏を組み合わせたものになります。

時には滝をバックに、時には寒い冬の中での舞台で。

ラストは日本海の荒波の映像が流れる中で太鼓が響いていました。

 

自分にとって大太鼓は、年に一度の故郷の祭りでの印象が強いです。

字ごとに屋台と大太鼓があり、2日間にわたり町内を練り歩きます。

直径2メートルはある大太鼓は、叩くと窓ガラスが響くくらいの音でした。

そして最後には中心の神社に集まり一斉に太鼓を叩き続けます。

自分は積極的に参加はしなかったですが、それでも強烈な印象を

刻んだのでした。

そういう背景もあり、鼓童は今まであまり見る機会がなかったとはいえ、

映画を見ようという気になったのでした。

 

日野さんとのコラボは、賛否両論があろうとは思いますが、

新たな一面を見る事が出来たのではないかと思います。

でもやはり、大太鼓を両面で二人の奏者が叩きあうシーンは圧巻で、

すっかり演奏に見入ってしまいました。

 

パンフレットの撮影の苦労した点等のエピソードを読んでみていますが、

やはり太鼓の響きは生演奏で感じとりたいと改めて思いました。

コロナ過の中、中止が続いている地元の祭り、

コロナが落ち着いて開催されるようになったら、見に行ってみたいなと。

 

音と映像だけで語られる、見えないはずの音に震える/映画『戦慄せしめよ』予告編 - YouTube

 

 



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