月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.211 映画「リバイバル69 伝説のロックフェス」

2023-11-13 00:48:04 | 映画

本当に今年はミュージシャンが多く亡くなっています。

先日もHEATHさんが亡くなったと思っていたら、

大橋純子さんも亡くなったとの報道が。気分が滅入ります。

そんな今年ですが、ローリングストーンズが久々のアルバムで

現役をアピールしたり、ビートルズが最後と言われる新曲を出したりと

嬉しいニュースもあったりします。

しかも54年ぶりの全英シングルチャート1位とか。

 

そんな中、今回の映画を見に行くことになりました。

「トロント・ロックンロール・リバイバル」というイベントの

ドキュメントで、プラスティック・オノ・バンドの

実質デビューライブが行われた重要なイベントでもあります。

ジョン・レノンが単独での行動をした事で、

ビートルズの解散が見えてくる事になります。

この時の演奏は、「平和の祈りをこめて」というアルバムで聴けますが、

後半のオノ・ヨーコさんの色が強い前衛的な演奏は、

なかなか理解しずらかったでしょう。

 

このイベントについては、あまり詳しく知らなかったのですが、

チャック・ベリーやリトル・リチャード、ボ・ディドリーといった

ロック創成期のレジェンドが登場したり、

シカゴやアリス・クーパーが参加していたりと見どころは多いですね。

ただレジェンドと言われた人達もこの当時は時代遅れとされていたようで、

当初はチケットがまるで売れなかったと。ここからどう逆転していくのか?

その辺りのエピソードは、なかなか面白く、見入ってしまいました。

今では考えられない破天荒さだと。

当時、人気だったドアーズまで参加させることに成功し

(残念ながら撮影は拒否されたとかで演奏シーンがないのが残念)

でもそれでもダメで、ギリギリになってジョンを参加させる事が出来たのは

奇跡に近いかも。そして当日、ドタキャンになりそうな所はハラハラさせます。

 

演奏シーンは、もっとじっくりと見れればよかったですが、

エピソード自体が面白いので、退屈さは感じなかったですね。

何より、チャック・ベリーやリトル・リチャードのレジェンド達の

カッコよさを再確認出来たのがよかったです。

 

 

余談ですが、ビートルズ関連の番組では、NHK総合にて

11月16日(木)午後10時~午後10時45分に

THE COVERS ザ・ビートルズナイト が放送されますね。

見てみようかな。

 



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