月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.245 映画「オスカー・ピーターソン」

2024-04-07 00:34:15 | 映画

平日の休みを利用して、久々に音楽映画を見てきました。

NO.230で紹介した映画ですが、近所の映画館では、まとめて上映されることに。

今日からは「フレディー・マーキュリー THE SHOW MUST GO ON」

「オスカー・ピーターソン」「ボブ・マーリー LAST LIVE IN ジャマイカ」

一日のタイムスケジュールに入っています。スクリーンが一つだけだから、

しょうがない事ですが。

その中で選んだのは、「オスカー・ピーターソン」です。

流石に3本連続で見るのは自分的には無理ですので。

 

自分はジャズは詳しくないですが、そんな中でも名前を知っている位の

アーチストですので、この機会に詳しく知ろうかと。

オスカーと言えば、驚異的とも言える早弾き。体格もいいのに、

よくあんなに指が動くものだと思います。アドリブを交えた演奏は、

聴く人を幸せにするとはよく言ったものです。

 

音楽プロデューサーのノーマン・グランツによってアメリカに進出。

(オスカーはカナダ人)数々のアーチストと共演し、知名度を上げていきます。

ビリー・ジョエルやクインシー・ジョーンズ、ハービー・ハンコックといった

著名なアーチストのインタビューを交えながら、本人のインタビューや演奏も

多く盛り込まれて、その演奏に引き込まれます。

 

後半は公民権運動に関わる話も。黒人でもあるオスカーは、

色々と差別を受けてます。今から50数年前までは、白人優遇で

黒人が差別されてきたのが信じられないですが。

そんな中、「自由への讃歌」という曲が、キング牧師に触発される形で

作られます。当時の公民権運動だけでなく、

後の世にも影響を与えることになります。

 

 

後年、この曲に歌詞が付けられることになります。

こちらはコーリー・バトラーによるピアノと、ジャッキー・リチャードソンによる演奏。

 

 

他に印象的だったのが、「ラブバラード」。

 

 

本人の演奏だけでなく、トリビュートバンドの演奏も含まれますが、

このバンドも実力者ばかりで、聴いていて気持ちのいいものです。

ドキュメンタリーですが、演奏に見入ってしまったりと

良質な映画だと思いました。選んでよかったなと。

 

そしてNO.169で紹介した「ボブ・マーリ― ONE LOVE」ですが、

2024年5月17日から公開となります。これも見たいですね。

 

 



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2 コメント

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Unknown (sayusayu_008 りりん)
2024-04-08 10:48:55
こんにちは

音楽映画っていいですよね。
私も好きなジャンルです。

「自由への讃歌」
心に沁みますね~🎶
何より楽しそうな演奏で

「ラブバラード」のピアノの旋律
映画館ではもうライブを聞いてるかのようだったでしょうね。
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Unknown (sakaki45)
2024-04-08 21:00:32
りりんさん、コメントありがとうございます。

こういったアーチストのドキュメンタリーは、そのアーチストの事を
知るためのきっかけとしてはいいなと思っています。

黒人のアーチストというと、どうしても差別の問題が出てきます。
『白人専用』とか『黒人お断り』とか書いてある表示が並んでいる映像を見ると、
どこが『自由の国』なんだと思ってみたりもします。
そんな中で、人種差別反対の立場をサポートする形で作られた
『自由への讃歌』。
アーチストらしい支援だと思います。

自分がよく行く映画館は、もう築50年近くになりますので、
最新の音響ではないですが、それでも自宅で聴くよりは、
遥かにいい音ですので、ピアノの音色も心地よかったです。
まだ見たい音楽映画が続くので、予算が足りなくなりそうです。
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