ジャックスの音源に関しては、40周年記念ボックスを入手出来れば、
タクトレコードから発売されたシングルや未発表のシングル音源、
バイタリスフォークビレッジに出演時のラジオ音源等を網羅出来ますが、
公式扱い以外の音源も多少ありますので、書いていこうかと思います。
・アンダーグランド音楽祭(1968.3.27 大阪サンケイホール)
「ベストオブソリッドVOL1」に全3曲収録。
複数のアーチストが出演したイベントのため、全3曲のみで
15分にも満たない短い音源ですが、
水橋春夫さんが演奏していて、しかも正規に録音されていて音質も良く、
演奏も素晴らしいので、是非聴いてもらいたいCDですが、
残念ながら現在は入手は困難です。
なお、五つの赤い風船のライブにゲスト出演した早川義夫さんの音源も
2曲ほど収録されています。
「腹貸し女」音源(1968.2.3 目黒スタジオ)
「ジャックスの世界」録音以前に、若松孝二監督の「腹貸し女」という映画のサントラ音源を
録音しています。映画自体は、エログロナンセンス的なものですが、
早川さんも少々出演しているようです。昔、ビデオで発売されていたと思いましたが、
入手はしませんでした。
音源としては、「リアリゼイション」、「リメインズ」等、タイトルや曲数を変えて
発売されてきましたが、「若松孝二傑作選 腹貸し女」が決定版と言えます。
タクトレコード盤のシングルの録音の前に収録されたもので、
サントラとはいえ、ここでしか聴けない曲もあり、これも貴重な音源かと。
1969年3月から4月にかけて、高石事務所主催で短期集中的に開かれたイベントが
「あんぐら音楽祭」ですが、ジャックス関係もいくつか音源が残されています。
1969年3月21日の大阪厚生年金会館でのジャックスショウは、
ジャックスCDBOXに2枚組で収録されています。未だこのBOXでしか
聴けない音源となっています。単独での再発希望ですね。
1969年3月26日のオープニングコンサートは、
「あんぐら音楽祭」で一部聴く事が出来ます。
キティレコードが販売権を持っていた時に発売された音源で、その後は再発されていません。
DISC1がオープニングコンサートで、DISC2が3月22日の渋谷公会堂と4月1日の大阪サンケイホールでの
プロテストソング大会の音源となります。
オープニングコンサートからは2曲、プロテストソング大会は3曲収録されています。
プロテストソング大会の方には、浜口庫之助さんを皮肉った「ロールオーバー庫之助」が収録されています。
「ジャックスの奇蹟」には歌詞の一部とタイトルを変更してますので、オリジナルの歌詞は貴重です。
ちなみに岡林信康さんのアルバム「見るまえに跳べ」には、オリジナルのままで収録されています。
今思えば、ジャックスの作品をはっぴいえんどが演奏して岡林さんが歌うという、
何だかとんでもないことになっていますね。
この時の演奏は、更に追加で「ニューロックの夜明け URC編」に「明日なき世界」が収録されています。
流石に「ロールオーバー庫之助」は収録されませんでしたね。
3月31日の東京厚生年金会館でのジャックスショウは、「からっぽの世界」1曲のみですが、
80年代に自主製作でのシングルで発表されています。流石に入手は難しいですね。
まあ、こんな感じでしょうか。とりあえずジャックス関係は一段落で。
休みの国の音源が入手出来たら、何か書こうとは思いますが。
後は、90年代に復活して以降の早川義夫さんの関連で何か書くかもです。
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