月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.70 ゴールデンカップス「スーパーライブセッション」

2022-08-04 00:21:39 | 日本のロック

パワーハウスを聴いた後は、やはり兄貴分である

ゴールデンカップスの音源も聴きたくなりますね。

ゴールデンカップスと言えば、「長い髪の少女」や

「いとしのジザベル」といった曲を大半の人が思い浮かべると思いますが、

ライブでは、ヒット曲は殆ど歌う事はなく、

もっぱら洋楽のカバーを主にやっていました。

当時、活動の拠点だった横浜は、本牧に米軍基地があった関係もあり、

他よりはアメリカの音楽を聴きやすい環境だったので、

必然と洋楽に興味を持つようになったようで、

メンバーは早い時期にホワイトブルースに傾倒していたようです。

 

「ブルースメッセージ」というブルースを集めたアルバムの後に

発売されたのが、「スーパーライブセッション」です。

崇拝しているポール・バターフィールドやクリームの曲を

独自のアレンジで演奏していて、ドノヴァンの「魔女の季節」や

ゼムの「グロリア」では、10分近いインプロビゼーションを

聴かせてくれます。そして最後の方で、

パワーハウスの陳信輝さんや柳ジョージさんをゲストに呼んで

これぞスーパーセッションと言える即興演奏をしてくれて

会場を盛り上げました。

 

この時ギターを弾いていたエディ・藩さんは、このライブの後に脱退、

ギターにはルイズルイス加部さんが入り、

レッド・ツェッペリンやディープ・パープル等、

ハードロックの方に傾倒することになります。

 

クリームの「アイム・ソー・グラッド」を演奏する当時の映像。

まぁよく残っていたと思います。初めて見た時は衝撃的でした。



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