早く見たいと思いながら、近くの映画館に来たのがやっと今日になりました。
出来れば遠征して最新の装備の映画館で見たかったのですが都合が付かず、
築40年以上のいつもの映画館で鑑賞。それでも自宅の設備よりは
当然ながらずっとレベルが高いので楽しみです。
90年から91年にかけて行われた、ロイヤルアルバートホールでの
公演は、実に42回にもわたります。
日によって、ロックナイト、ブルースナイト、オーケストラナイトと
バラエティに富んだ内容となっていました。
91年10月に、それらの中から選ばれた音源が「24ナイツ」という
アルバムにまとめられましたが、その時はクラプトンが事故で息子を
亡くしていて、選曲はプロデューサーに任されました。
それから30年以上経過して、新たに選曲されて、
ロック、ブルース、オーケストラ、それぞれ2枚組+映像の形で
商品化、もちろんセットにしたデラックス版もありますね。
この映画は、それに先駆け製作されたものです。
殆どが未発表のものになります。
オープニングは、「いとしのレイラ」の後半部分から。
何故か「24ナイツ」には収録されていなかったですね。
後半のインスト部分のオーケストラバージョン、意外と違和感がないです。
ロックセットは、少ない人数のものとホーン等を加えた
大編成のものがあります。どちらも一流のミュージシャンによりますね。
曲によっては、フィル・コリンズも参加しています。
「アイ・ショット・ザ・シェリフ」は、今までとは違うアレンジで新鮮です。
ブルースセットは、他と比べて地味になるかと思っていましたが、
ゲストのアルバート・コリンズとバディ・ガイのインパクトが強い事。
クラプトンも敬愛するミュージシャンとの共演で嬉しそうなのが印象的でした。
個人的には、やはりオーケストラセットが一番の注目ですね。
最初に流れた「クロスロード」も全く別の曲みたいな感じに仕上がっています。
意外に良かったのが、クラプトンが初めて書いたというサントラ曲の
「エッジ・オブ・ダークネス」。サントラだけあって、オーケストラとの
相性もいい感じでした。そして「ワンダフル・トゥナイト」の
オーケストラバージョンは、劇場で聴きたいと思っていただけに感動的です。
オーケストラと共演しても、クラプトンのギターソロは、しっかりあるのは
好印象でした。クリームの曲もアレンジをしっかりやればオーケストラとも
合う事がわかりました。いい曲はやっぱりいいものですね。
全体的に見て、余分な解説を入れず、違和感がないように編集してあったのは
良かったですね。こうなると公開していない部分も見たくなります。
余談ですがチラシを探してみたら、興味のある音楽映画がチラホラと。
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル トラヴェリンバンド
そして前回紹介したリバイバル69~伝説のロックフェス~も公開時期は未定ですが、
公開予定はあるとの事。これは嬉しいですね。
映画の方ではそれ以外だと、「アイ・ショット・ザ・シェリフ」でも
フィル・コリンズがドラム叩いていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=9FBu2rVuXGI
フィル・コリンズは映画ではそれ程、目立ってはなかったですね。
それでも、「天国への扉」に参加しているのはレアだと思います。
「Knockin' On Heavens Door~天国への扉」でしょうか
https://www.youtube.com/watch?v=J41NClfPyO8
シンプルな4人だけの演奏、とてもいいですね。