日本のロックのジャケットの中でも村八分の「ライブ」と並んで
特に好きなのが頭脳警察のセカンドです。インパクトの強さでいうと
ファーストの方がありますが、あれは半分反則みたいなものでしょう。
準備されていたファーストがレコード会社の判断で発売中止、
急遽準備されたのがこのセカンドです。
しかしながら、このセカンドも発売後すぐに発禁処分になったのでした。
(余談ながら、オリジナル盤の帯には「ファーストのないセカンドアルバム」
の表記があります。)
革命3部作と言われるものの中から、「銃をとれ」から始まり、
メドレーで「マラブンタ・バレー」に続くのですが、
これが非常にカッコいいです。
そしてヘルマン・ヘッセの詩に曲を付けた名曲、「さようなら世界夫人よ」、
内田裕也さんのお気に入りの「コミック雑誌なんか要らない」、
内なるもやもやした感情を綴った感じの大曲、「それでも私は」と
名曲のオンパレードで、聴き入ってしまいます。
レコードにおけるB面も、コミカルながら結婚式稼業を批判している
「いとこの結婚式」(何故かシングルも発売されていました)、
意味深な歌詞の「暗闇の人生」等、こちらも聴き入ってしまいます。
何が引っかかって当時は発禁になったんでしょうね?
やはり「銃をとれ」がよくないのか?
それとも歌詞にマリファナがあったからなのか?
80年代初めにレコードが再発売されていますから、些細な理由かもですね。
ちなみに、なぎら健壱さんは某お宝鑑定番組にこの頭脳警察セカンドを
持って行って鑑定してもらっていましたね。
セカンド発売から50年近く経ってから、PANTAとトシは
再び赤レンガ倉庫でジャケットを撮影しライブアルバムを出しています。
うん、かなり年をとってしまったなぁ。でもライブがあればまた見たいです。
PANTAの具合が悪いのが気になりますが。
それにしても書きたいことを優先していたら、
頭脳警察の記事が殆どなかったのに気が付きました。
少しずつ増やしていこう…。
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