月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.218 オムニバス「ロックエイジの惑星たち」

2023-12-14 00:32:11 | 日本のプログレ

水谷公生さんの70年代のお仕事、これが持っている物の最後の作品です。

1971年に発表されたオムニバスですが、参加しているメンバーが凄いです。

ジャズ系からは、稲垣次郎さん、猪俣猛さん、石川晶さん、

ロック系からは、柳田ヒロさん、水谷公生さんがそれぞれのグループで参加。

しかもこのオムニバスの為に作られた曲ばかりです。

 

やはり自分が注目するのは、水谷公生さんのベターというグループ。

(このCDを購入した目的は、柳田ヒロさんでしたが)

残念ながらメンバーの記載がないので、どういった人が参加しているか

わからないのですが、水谷さんの編曲によるビートルズナンバーの

「I WANNA BE YOUR MAN」のボーカルが結構いいなと。

誰が歌っているんだろう?

 

 

もう1曲もメロウな感じでいいんじゃないですかね。

 

 

柳田ヒロさんのグループは、マオというボーカリストをフューチャーしています。

ドイツと日本のハーフとの事。

ストリングスを思わせる演奏も存在感を引き立てていますね。

 

 

猪俣猛さんのサウンドリミテッドは、インストで参加していますが、

ジャズブラスロックというべきですか、キレのあるブラスがいいですね。

 

 

稲垣次郎さんのソウルメディアは、サミーというボーカリストが

熱演しています。なかなかの実力者かと。

 

 

石川晶さんは、当時は売れっ子スタジオドラマーでしたが、

カウントバファローズとしても有名でした。

 

 

しかしなかなか面白いオムニバスですね。

まだまだ未知のアルバムもあるとは思いますが、

何か見つかったら紹介したいです。


NO.217 チバユウスケさん追悼 トップランナー再放送

2023-12-10 00:48:02 | アラカルト

NHK総合にて、2023年12月13日(水)23:50~翌0:34に

ミッシェルガンエレファントが出演した時の「トップランナー」が

再放送されるそうです。

チバユウスケを偲びNHK"トップランナー"THEE MICHELLE GUN ELEPHANT出演回をアンコール放送

 

解散直前の出演になりますが、ミッシェルガンエレファントは、

あまりTVに出てなかったと思いますので、インタビューやライブ映像は

なかなか貴重だと思います。

(伝説の「ミュージックステーション」t.A.T.u.ドタキャン事件の時は、

初登場だったという事でしたし)

もう20年前の放送だったのですが、自分も見てなかったので、

とりあえず録画の予約は入れておきました。

一応、NHKプラスにて1週間の見逃し配信はあるようですが。

個人的には、フジロックとかのライブ映像を

まとめて放送してくれればと思いますが、まぁ無理かな。

 


NO.216 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 「LAST HEAVEN'S BOOTLEG」

2023-12-05 22:00:56 | 厳選ライブ盤

もう訃報はこれ以上ないだろうなと思っていたら、

また一人亡くなっていました。

THEE  MICHELLE GUN  ELEPHANTで活躍し、THE BIRTHDAYで活動していた

チバユウスケさんが亡くなっていた事が発表されました。

 

チバユウスケさん死去 55歳 音楽界から追悼…バンドメンバー、音楽レーベルが悲痛「天才中の天才」

 

まだ55歳。何でこんなに早く亡くなるのか。

冗談じゃねぇよっていう気持ちで一杯です。

 

チバユウスケさんの名前は知らなくても、

映画「ファースト・スラムダンク」での

オープニングで使われていた曲なら知っているという人もいるかと。

大谷翔平選手の登場曲でも使われた事もありましたね。

 

 

さてこのライブ盤ですが、解散に近い時期のライブになります。

しかしなから勢いは凄く、会場の熱気は充分に感じられます。

「ゲット・アップ・ルーシー」は、ミッシェルを聴くようになる

きっかけとなった曲です。この頃はまだ街に音楽が溢れていたなぁ。

 

 

「CISCO」もスピード感があって好きな曲です。

会場の盛り上がりがハンパなかったですね。

 

 

ミッシェルに関しては、実際にライブも見た事ありますが、

兎に角、会場の盛り上がりが凄かったイメージが強く残っています。

改めて凄いグループだったと思いますね。

NO.75でも記事を書いていますが、出来れば映像とかも見て

熱さを感じてもらえたらと思います。

 

 

じっくりライブ盤を聴くのも久しぶりだったけど、

やっぱりカッコよかったとかしか言えません。

チバユウスケさんのご冥福をお祈りします。

 


NO.215 午前四時「LIVE BOOTLEG+8」

2023-12-01 00:20:46 | 日本のロック

このアルバムがボーナストラックを加えて再発されていたなんて知らなかった。

CD化されたのが25年ぐらい前、それから10年後に紙ジャケで再発されていて

今回入手したものだ。中古でも見なかったので、入手出来てラッキーだったかな。

 

午前四時は、1980年にわずか半年しか存在しなかった幻のグループ。

ギターの川田良さんは、後にフールスに参加することになる。

特徴的なボーカルの高橋均さんは、バンド脱退後は引退したらしい。

 

午前四時は、テクニック的にはずば抜けたものはないし、

ボーカルは一本調子だし、派手な部分はないけれど、

何故か聴き入ってしまうそんな音をしている。

このアルバムは、会場で安い機材で録音されたもので、

音質は最上のものではないけれど、その分、臨場感を感じられる。

 

 

 

ジャケットも何てことはない深夜の住宅街のモノクロ写真だけれど、

何故か心惹かれるものがあります。不思議ですね。

オリジナルは全6曲ですが、未発売のスタジオ録音が2曲、

未発表のライブが6曲ボーナスで追加されています。

ボーカルの高橋さんの最後のライブだとか。

 

そして新しいボーカルになったのは、何と灰野敬二さんでした。

午前四時と灰野敬二さん、凄い組み合わせです。

灰野さんがボーカルを務めたのはわずか数回だったみたいですが、

結局バンドは解散してしまいます。

灰野さんがいた時の音源もいつか発売してほしいですね。