サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

そろそろイヤになる季節

2022年09月17日 08時12分25秒 | 独り言

「配属ガチャ」勤務地や職務は“運次第”の不安 ミスマッチで早期離職も

 

ガチャ。

最近良く聞く言葉。

元々は「ガチャポン」っていうお金入れてレバーを回したらカプセルに入ってる玩具的なものが出て来る自販機?のようなものから取った言葉だと思う。

ソーシャルゲームなんかで使われ始めてから一気に広まった感じやね。

ゲームではアイテムなんかがランダムに出てくるんでそう呼ばれるんだと思う。

ちなみに40年以上前のオレが小学生の頃からこういうのはあったな。

オレらの地域では「ガチャガチャ」って呼んでた。

 

まあ呼び方はともかく、どんなアイテムが出るのか、自分が思った通りにならないまったくの運任せ。

そこからゲームではなく一般的なところでも「ガチャ」って言葉が使われるように。

良く聞くのが「親ガチャ」ね。

親って自分で選べない。

子どもにとって、自分の容姿や社会的な地位、生活環境はほぼ両親で決まる。

「親ガチャでハズレ」なんて言われると、親にしてみれば本当に屈辱的だよね。

まあ世の中には本当にクソ親もおるから「親ガチャでハズレ」は時と場合によっては的を射た言葉だとは思うけど。

 

で、冒頭の記事では今度は「配属ガチャ」ですか…。

「若者の○○離れ」みたいに「○○ガチャ」って流行らせたいのか?

流行らせたいのかどうかは別にして、今年4月に入社した新入社員が半年間の研修期間や仮配属期間を終え、10月1日付で本配属先が決まるって会社も多いだろう。

そこで自分は「この会社でこんな仕事をしたい!」って希望に燃えて入ったのに、いざ配属されたら希望の部門では無かった…なんて。

そこで「配属ガチャ」なんて言うんだろうね。

 

でもね。

自分のやりたいことを最初から出来るなんて稀じゃね?

そのやりたいことするために他部門での経験が必要ならまずはそこへ配属が普通じゃね?

モノを売るメーカーなんかだと、例えば商品開発部門に行きたい!!って思っても、より良い商品開発をするためにはまずは自社商品をお客様がどんな風に使っているのか、自社商品に対しどんなことを市場では求めているのかを知るために、まずは営業部門に配属なんてのもよくあると思う。

専門用語?で「マーケットイン」ってやつやね。

ユーザーニーズも多様化している中で、

「自分が作りたいものを作る。そうすればお客は買ってくれる。」

いわゆる「プロダクトアウト」ではもう商売が出来ない時代。

そういうことを理解しないで「やりたいことと違う」なんて、そして配属ガチャ(でハズレ)みたいな軽い言葉を使う。

ちょっと違うんじゃない?って50歳を迎えたおじさんのオレは思うぞ。

 

何で今日こんなネタを書いたのかと言うと、わが社でも今年入社の新人君・新人ちゃんたちが10月1日からまたこれまでとは違う新たなミッションに就く。

結局は営業であることには変わりは無いんだけども、この時にも書いたように10月1日からちょっと専門寄りな営業になる。

今まではいわゆる「飛び込み営業」ってやつ。

新人は担当顧客が無いから当然ながら未取引先ばかりに飛び込みとなる。

取引の無い先にそう簡単に売れりゃ誰も苦労はしないって話で、ましてや何のスキルも無い新人君や新人ちゃんでは当然売れるはずもなく。

そうなると毎日会社に来るのがイヤになる、仕事で「また今日も飛び込み営業か。。。」なんて憂鬱になる。

その気持ちは十分理解する。

だってわが社ではみんなそういう時期を経験してきたんだから。

 

で、その10月1日からの新たなミッションでは「これから少しは楽できる」と思ってたのかな?

いやいや、わが社はそんなに甘くはありませんぞ。

結局ミッションは変わっても、しんどいことには変わりはない。

その事実を知った新人ちゃんは「思ってたのと違いますぅ。。。」なんて。

あ、余談ではあるがこういう愚痴を言うのはなぜか新人君ではなく新人ちゃんだけって言うね。

別に女性差別をするワケじゃないけど、やっぱり女性って頭の中では「自分が中心となって一生働いて生活の糧を得る」って意識が男性よりも薄いのかな?と。

「ええ男捕まえて結婚して少しでも楽な生活をしてやる」なんて考えがあるからこういうことを言っちゃうのかな?

入社して半年、最近は新人ちゃんと話す機会も増えた中でこういう愚痴を割と頻繁にポロっと…ではなくハッキリ言うんだよね。

オレだったらそんなこと、仲の良い同期くらいにしか言えなかったよ。

ましてや自分の親と同年齢くらいのオレみたいなおっさんに言うんだからね。

これがZ世代と言うやつか。。。

 

こういう事を言うのは帰りの電車の中とか、昼休みとか周りに他の社員が居ない中でのことだから、逆に言えば「オレになら本音を言える」と思ってのことなら嬉しいけど。

でも、新人ちゃんの漏らす愚痴に対して「そんなこと言うてもこの会社ではみんなが通った道だから我慢しかない!」みたいな一番なんの解決にもならん説教じみた回答はしないし、かと言って「だよねーしんどいよねー可哀そうだねー」なんて甘やかすことは言わないよ。

オレがこの会社で26年間働いてきて得た経験をもとに「この会社でどういうことをしたいの?そういう部門に早く行きたいのなら今からこんな資格を取っておいた方がいいよ」とか真面目にアドバイス

ま、女性ってのは他人に愚痴や不満を言うのは解決して欲しいからではなく、単に聞いてもらってストレス発散の捌け口にしたいだけってのはオレでも知っている。

愚痴をしっかり最後まで「うんうん」と聞いてあげて、最後に無難なアドバイス。

そんな良き先輩を演じるオレ

 

結局のところ今日は何を言いたいのかっつーと「配属ガチャ」なんて言いたくなる気持ちも分かる。

そんなことはオレが新人の時もそうだったし、もっと前の世代もそうだったろう。

でも、会社ってのはみんなの希望どおりにしてちゃそのうち回らなくもなるんですよ。

誰もがやりたくない営業職。

でも営業がいなかったら誰がみんなの給与の元である「ものを売って利益を上げる」んですか?って。

それでも営業がイヤだの現場作業が向いてないだの、じゃあ自分に合ってると思う希望の職種や配属があるのなら、自分で何とかするしか無いんですよ。

それをガチャだの言うてるだけなら一生このままやりたくなかった配属先で過ごすことになるんやで。

そしてそんな考えなら転職してもいい結果は無いで。

それが何の目的もやりたいことも無く就職活動をし、たまたま内定出た今の会社に入り、配属先でも特に何の向上心も無く、入社以来26年間まったく同じ仕事をしているオレからのアドバイス


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