星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

別府温泉道名人への足あと(27)第27湯 春日温泉

2016年07月04日 21時46分26秒 | Weblog
毎年秋に仲間と一緒に出かける九州遠征ゴルフツアー、2015年度は熊本・阿蘇なので別府から車で出かける計画です。私が遠征中の3日ほどカミさんは過疎の村でバスだけが頼りの生活を送ります。そのバスが一日に3〜4本の運行なので、注意していないと身動きが取れなくなります。



というわけで、山田別荘で極楽気分に浸ったカミさんは、今日はバスの「試し乗り」をしてホリデーハウスまで帰ります。買い出した食品は私の車に積み、手ぶらで亀の井バスの内成方面行き路線バスの初体験です。私の留守の間のライフライン設営準備です。山田別荘から別府駅に向かって路地を歩くと間もなくぶつかる春日温泉の前でカミさんと別れて、私だけ引き続きハシゴ温泉です。

ここも公民館との併設ですが、公民館の玄関はあっても温泉の入口が見当たりません。建物の脇の細〜い路地に面して、なんとも言えない味を出した、薄青白いペンキの落ちかけた木戸銭入れを備えた板の壁があり、これが入り口なのです。もちろん無人ですから100円を入れてスパポートへのスタンプは自分で押します。スタンプだけ押して風呂に入らずに立ち去ることも不可能ではありませんが、そこはそれ修行の身、嘘偽りは許せません。中にはインチキをする不埒な者もいるらしいですが。

大正年間に完成した、別府駅前本町自治会が運営・管理する春日温泉は、渋さにおいてはあの市の原温泉と双璧をなす激渋温泉です。この良さはカミさんには決して分からないと思います。カミさんと別れたあとの入浴で大正解でした。