星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

別府温泉道名人への足あと(35)第35湯 山田温泉

2016年07月17日 23時21分15秒 | Weblog
ホリデーハウスのある内成から別府の街に降りてゆく時にいつも通る道筋には、浜脇温泉の激渋共同湯がたくさんあるように温泉本の地図に描いてあります。でも、軽自動車ですらすれ違うのに難儀するような細い道であったり、それがゆえに一方通行であったりする別府のダウンタウンの道路は、緊張感を持って脇目もふらずに注意しながら運転するのが精一杯で、その沿道に何があるのかを確認しながら走るのは10年早いというものです。ましてや公民館とか共同温泉小屋を走りながら探し当てるのは至難の業です。

そこで、とある日、この周辺の激渋温泉をまとめて制覇するために、車を朝見神社の駐車場に停めて足で稼ぐ浜脇温泉ハシゴ巡りを強行したのです。

 

車を一日停めさせて頂くので先ずは八幡様にご挨拶を済ませてから、朝見川沿いにあるはずの山田温泉を目指します。

地図と言っても略図に近い温泉本の綴じ込み地図を頼りに住宅地の中を歩きまわること約30分。どうもそれらしい建物が見当たりません。そこで、通りすがりのオジサンに尋ねると、自信たっぷりに教えてくれたのは良いんだけど・・・・・。教わったとおりの場所に温泉はありません。最後の手段は自分では動かずに温泉グッズを持ったオジサンオバサンの出現を待つことと観念したら・・・・・。地獄で仏、渡りに舟。ビンゴ!! プラスチックの風呂グッズを下げたオバサンがゆっくりゆっくりと歩を進める先に・・・山田温泉はありました。

天井が高く、やや高い位置にある窓から差し込む陽光が眩しいくらいの明るい浴室です。公園の裏手にある銭湯のような佇まいに、これまた銭湯のような高崎山の壁画がなんとも微笑ましく収まっています。浴室も新しく、朝から気持ちの良いお風呂を満喫しました。