ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

多目的最適化

2017-07-16 20:13:59 | 日記
学生時代からの研究テーマが、「多目的最適化」

今現在、地球上の最強の生物はヒトであると言える。

「いや、ウイルスこそ最強だ」
「ヒアリだよ!」

とか異論はあるにせよ。

逆説的に、
「地球上で最強の生物はヒト以外である」
とすると、
「じゃあそれはなんだ?言ってみろ?」

ということになる。


単目的最適化はとても簡単にできる。

単一尺度で物事を測り、一番優れているものの特徴を捉えればいい。

・学校での成績
・ある競技での優勝
・最高の売上

それを目指すことに良い悪いを言いたくはないが、それに伴うリスクのほうが高い場合、

やめる

という選択肢を忘れてはならないと思う。

・勉強で目を悪くして、姿勢が悪くなる
・無理に鍛えたがために、身体を損傷
・売上だけを考えて、家庭不和


多目的最適化理論では、解は一意に定まらない。
人生を生きるにあたっても、


健康
養育
物質欲
食欲
睡眠欲
性欲

等など複数の要求を満たさねばならない。

どちらかが満たされて、どちらかが犠牲になるのでは、

人生の質

は良くならない。


意地悪な質問かもしれないけれど、工学において、
「最適化しました」
という人に、
「それはどのような目的と手法によって、何について何%それぞれ最適化したの?」
と聞くことがある。

仮に3目的最適化を行ったとしても、全てが100%の最適化というのは、そうそうない。

すべてを満たす質は、そう簡単に達成されないことを知っている。

精度
使いごこち
重さ
耐久性
価格
安全性
つくりやすさ
互換性
修理のしやすさ
美しさ

等などの複合的価値が工業製品においても求められる。
1部品でできたものだけでも相当作り込まなくてはならないのに、千点、一万点といった部品数になると、膨大な組み合わせができる。

でも、個々の部品に基礎工学でちゃんと魂を入れれば、そう難しくもない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする