以前アンガーマネジメント講習会に出席してみた。
結果からすると、私はそんなに怒っていなかった。
他の出席者の話を聞くと、
「教えたことを全くやらない」
部下に怒り心頭の人の多いこと。
人って教えた通りにやらない生き物なんですよね。
こっちが思っている以上のことをする人って、相当頭がいい。
一挙手一投足教えたって、自分がやっている以上のことをできる人なんてまずいない。
教えられることって、
・あなたにどんな役割を期待するか
を伝えることぐらい。
「お前はダメだな!」
と言えば、その通りになる。
しっかり特性を見極めて、発展できる方向性を見つけることのほうが重要で。
不得意なことと得意なことの、得意な方を伸ばすほうが成長するんですよ。人は。
人道的にやってはいけないことは止めないといけませんが、理由をしっかりと説明することが重要です。
結局は自分が不利益を受けるんだとわかれば、そんなに悪いこともできない。
他人はやっぱり他人なので、違う欲で動いている。
金銭最優先の人もいるけれど、短期的小収入と長期的高収入のどちらがいいかと問えば、本来的には後者を選ぶ。
短期的高収入はそれなりのリスクがつきものなので、プロほど手を出さない。
なんにでも怒るというのは、短期的小損失ばかり気になって、長期的大損失や長期的高収入が見えていないのかなと。
失敗が立て続くとそういう心理状態になることも推測されますが。
煽り運転の心境とかってそんな感じかなと。
それでも怒るって感情は、生物の防御反応なので必要なんです。
犬とか猫も怒るけれど、それは必要だから怒る。
さすがに怒るときというのはあって、明らかに自分の墓穴を掘っているじゃない?そこに私も入って死んじゃいますよ?
そんな最期はまっぴらごめんです。
やめてください。
というとき。
それでも感情的にならずに諭す方向性ですけれど。
最近は頃合いを見計らって離れるようにしています。
賭麻雀好きの知り合いとは距離をおいています。
自分がお金無くしてみて、やっぱり賭け事というのは悪行だと。
昔から宝くじも競馬も賭け事全般嫌いなので、そこに足を突っ込みたくはない。
「このくらいの金額なら罪じゃない」
と言い張るけれど、その額さえ冗談では済まない立場になったときに、この賭場を警察に通報して同じことが言えるのかと。
そう思った時点で距離は置いています。
感情的に怒ってもね、逆に悪化する場合のほうが多かったり、レベルが同等になる危険もあってね。
そのツッコミ待ってましたとボケ倒す場合も多々あるので。
そのパターン化は避けたいところです。
そのコミュニケーションは人の質を下げるので。
ボケツッコミコミュニケーションってかなり多いんですよ?
それが円満なコミュニケーションみたいなね。
それは避けてますよ。
本質が見えなくなる。
真剣な議論ができないから、真実に迫ることさえできない。
本質を突き詰めたいときにボケツッコミコミュニケーションは、とてつもなく邪魔なんです。
最高に怒っている=黙して語らず
それは仕方ない対応とも言えます。