キャブレター調整を再度行いました。
アイドル回転数が高い=燃料が濃い
と思っていましたが逆で、燃料が薄かったため理論空燃比に近づいて高回転になっていたようです。
かつて散々学んだ原動機工学を思い出しながら。
空気:燃料=14.7:1
が理論的な燃焼のための質量比なのですが、この比率だと効率が良すぎてオーバーヒートになる。
プラグが白いと燃料が薄いというのはこのためで。
この理論空燃比はガソリンに含まれる水素Hや炭素Cが酸素Oと完全結合して、水H2Oや二酸化炭素CO2を生成する化学式によって求まるのですが、検算はしないです。
昔やったなぁ。
昨今のリーンバーンエンジンでは、超希薄燃焼や高圧縮比、高出力点火プラグ、給排気抵抗低減、機械抵抗低減などで更に効率を稼ぐという荒業を成し遂げていますが、キャブレターでできるのは燃料濃いめ(リッチ)にしてあえて効率を下げ、温度上昇を防ぐという対応。
更に高効率にするんだったら、エンジン回転数や気温などをマッピングした電子制御インジェクションと、完全な点火タイミングをぶちかませばいいんですが、あら不思議、これって最新カブ買えば標準で付いてきます。
これがつまらないからキャブレターで頑張っているのにね。
カブの点火タイミングはCDIぐらいかな?
イリジウムプラグで強力な火花を飛ばすぐらいはできるけど、ヘビーデューティーなカブには一番安いNGKプラグで十分です。
冬に向けて勝手にリーンバーンになっていくので、調整しながらですね。