「そんなの当たり前じゃん!」
ということが、起源や原則を調べると全くの間違いであるとか、当人の思い込みであったり、人から言われたことを真に受けたりして根拠がなかったりということはよくあります。
他人にそう思い込ませようとしてつく嘘の可能性もあります。
当たり前はあまり信じないことにしています。
さて、これは男性が女性に対して言うものではないということを前提に本題。
男性すべてが女性を性的欲求のはけ口にはしていない。
人としての尊厳を奪うような人間関係は性別が違えどダメですよ。
ヒトも生き物ですから、異性に対して性的欲求を持つわけです。男も女も。
ところが相手があって成り立つものですし、強引にその欲求をぶつけて引かれるということもある。
それは強引に異性に迫られても、
「それはちょっと困る」
というシーンもあってですね。
いつでもどこでもウェルカムではないですよ。
男である自分がそうなのだから、女だってそう。
いくじがないとか、勇気がないとか、そういう問題ではなく、心の準備とかいろいろあるのよ。
ある日突然、全く意識していないときに、自分に子供がいてその子供が自分に会いに来た。
なんてシチュエーションは、ちょっとゴメンであるように。
女性としても、よくわからない知らない相手の子供を身ごもれば、パニックにもなろうものよ。
「自分が必要とされている」
という感覚は人にとって一つの価値ですから、自分に存在する性的アピールをするというのもわかりますけれどね。
それがいつでも性行為OKという意味でもない。
プールや海に行って水着になるのが、それ即ち性行為でもないのよ。
アイドルなんかうまくその価値を使いこなしていると思いますけれどね。
他人を惹き寄せているという自覚をしながら自分を魅せるという技術です。
気を許している相手だからこそ無防備になるということもありますよ。
いつ相手との子供ができても構わないという状況の男女であれば、そりゃもう放っておくに限ります。
そこに部外者が介入するのは無粋というものです。
それでも結局は互いに互いを尊重できなければ、対等な人間関係を長く構築することもできませんよ。
とっちかが上でどっちかが下という関係は、結局のところうまくいかない。
表面上の上下があっても、実際は上下関係が逆なんてこともある。
ただのプライドとかじゃなくてね。
実質的な。
壁ドンという文化もありましたなぁ。
完全な優勢劣勢が見た目上存在するわけですが。
これね、壁ドンされる側が壁ドンする状況を作っていたり求めていたりしていれば、その後の展開もスムーズですよ。
いきなり見も知らぬ相手に壁ドンされても、
「は?」
となる。
意外とそれ以前の関係が重要だったり。
いや私は別に百戦錬磨のプレイボーイでも何でもなく、ただ、漫画研究会時代に「花とゆめコミックス」を読みまくった程度のオタクです。
どっちかといえば奥手だと思う。
攻めに回ったほうがいいのかなと思ったときもあったけれど、結局は向いてないしメリットも少ないことはわかりました。
人ってね、単一欲求で物事決めてないので。
その先の生活とか考えていたりしますよ。
先駆的に生きるか保守的に生きるかによっても選択は変わるし。
人を好きが嫌いかって、本能的であり社会的でもある。
それでも印象による判断は意外と当たる。
第一印象だけではなく、もうちょっと観察は必要ですが。
自分の成長もね。あるなぁ。