ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

頭の良さ

2023-05-20 20:51:04 | Culture
頭の良さって、何かを知っているというよりも、物事をいかに整理できているかということだと思います。

知っていても、整理できていなければ役に立たない。


例えば、静電気は絶縁体に発生する。
導電体に触れると、蓄えられた電子が放出される。
これが、バチッとなる原因。

この関係が理解できていれば、導電性の高い服を着れば静電気が溜まらないことになるのだけど、知らなければ絶縁性が高く、電子の遊離性が高い、化学繊維の服を着続けてしまう。

水と塩分が混ざった汗は、電子を通しやすいが、純粋な水や塩だけでは電子は通りにくい。


物事や情報が整理できているかが頭の良さだとすると、自分の頭が良いのか疑問に思う。

毎日情報はアップデートされるし、混乱が増える。

自分が物事を散らかさなくても、誰かがぐちゃぐちゃにする。

そもそも、自然はカオス化する方向に向かう性質を持つ。

だから、新しい知識を仕入れるとともに、その整理をしないと使い物にならない。

知識や経験は新しい現象に対する解決策のヒントを与えてくれるけれど、完璧な答えではない。

人は多種多様だし、嘘も信じる。
それを理解してコントロールする理論もあるけれど。

アサーティブコミュニケーションや傾聴は、コミュニケーションの手法だけれど、うまく使えばマインドコントロールや組織のコントロールの手段にもなる。


物事の整理は、その道のプロになればなるほど、類型化されて深くなって細分化されていく。

細かく分類されると、個々の現象は非常にシンプルな理論になる。

ある物事を見て、なんだか複雑でよくわからないと思ううちは、素人なんだと思っています。

未だにそう感じる物事もあるので、まだ自分は何も知らないと思っているのですが。

しかし世の中には自分が整理できている情報以下の、混乱した情報で物事を判断する人もいて、それで間違えていたりするので、そうならないように予防線を張っておく必要もあるわけで。

簡単に間違えないように、わかりやすく物事を整理しておくのですよ。

ただ、これをやりすぎると、そもそも現実社会は、(誰かによって)すでに整理されているのが通常だと勘違いしてしまう。

いや、それを整理して片付けているのは私なのよ。

最初に物事を行う開拓者は、そもそも何も整理されていない未開の土地を切り開く必要があって、様々なことを知ってやらなくてはならない。

ある程度開拓されると、その道に最適化適応された人が生まれてくる。

その道では、最高のスペックを出すことができる。

でも、その道の成り立ちや成り立たせ方を知らないと、ある程度で頭打ちになる。


日本の会社組織は、ほとんどその状態なんだよなぁ。
学校の文化祭の延長で仕事をしていたりする。

しかし、その仕事の原点となる金本位制や資本主義経済や政治がどのように成り立っていて、どのように成立できたか知らないと、頭打ちになる。

日本のサラリーマンの殆どがその壁にぶち当たって、諦めて定年まで働く。


抜け出さないとね。
そのためにはもっと勉強しないと。
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