COVID-19が学生に与えている、何が一番悪影響かと考えると、学園祭ができないことだと思っていて。
自分たちで考えて、
自分たちで企画して、
自分たちで先導して、
自分たちで動いて、
自分たちで成し遂げて、
自分たちで成果を得る。
最大の実践教育だと思うのですよ。
逆に学園祭ができれば、他の勉強なんかやらなくてもいいんじゃないかと考えてもいる。
勉強なんか、必要だと思えばいくらでもできるのよ。
なんのために学ぶのかを心の底から理解するのが、学園祭だと思う。
体育祭ではないですよ?
他の人の立てた企画に乗るのではなくね。
それでも工業高校の体育祭では、体育そのものが死ぬほど嫌いだったので、考えましたね。
私の場合、商店街でもらってきた消火器を灰色に塗って、お湯とドライアイスをぶち込んで、洗濯機の排水ホースをつないだ上で、作業着を着て、理科部のリレーをやったけど。
ゴーストバスターズが流行っていたのでね。
ドライアイスもさ、お湯に突っ込むとすぐに周りが氷に覆われて煙が出なくなるのよね。
そうならないように、どうやったら継続的に煙を出すことができるかを考えるだけでも一大テーマになる。
ドライアイスからなぜ煙が出るか?
空気中の水蒸気が冷却されて水滴になるわけですよ。
ドライアイスを構成する二酸化炭素は、空気より重いから、粒状化した水が浮く。
であれば、湿度の高い空気を継続的に供給するほうがいいんじゃない?
お湯にドライアイスを突っ込むよりも、強制的に空気をドライアイスにぶつけたほうが煙が出るんじゃない?
とかさ、色々考えるんだけどね。
座学の勉強なんてつまらなくてさ。
どうしたら自分の目的を達成できるかを考えるほうが、よっぽどやる気になるんじゃない?
学祭で商売をしようとか考えてもさ。
催し物の企画だけでなく、
その予算と売上に対する利益とか、
どうしたらお客に楽しんでもらえるかとか、
買い出しの運搬はどうするかとか、
人員と能力はどう確保するかとか、
どう宣伝するかとか。
いろんなことを考えて実行しないと、うまくいかないわけ。
他の催し物との関係とかもね。
そんなの教えられてやったらつまらないことこの上ないって、知ってるかどうかですよ。
人にやれって言われてやる仕事がつまらなくて、自分がやりたくて、自分で試行錯誤してやった仕事はめちゃくちゃ面白い。
それを経験したらやめられないよ?