密かな夢

深夜アニメなどを録画しているBlu-rayディスクのブックレット120枚入りが3冊目に突入している。

昔だったら壁一面VHSビデオテープでうず高く積まれていることだろう。

技術の進化とは恐ろしく、2番組同時録画も1台のレコーダーでできるし、それを別々にディスクに落とせる。

それはまた当然のごとく数%も見られていない。

いやさ、たとえ見ていたとしてもなにか作業中にBGMとして流しているため、手の混んだ作画も、カメラアングルも、エフェクトも、背景美術も楽しんでいるわけではない。

主にセリフとSEとテーマ曲ぐらいしか記憶にない。


無駄といえば無駄なのですよ。

この先何年生きるかわからないけれど、この大量の映像記録を見る暇はあるのか？いやないだろう。

じっくりと腰を落ち着けて見るにしても、存外に体力を使うものだ。

一話30分、1期12話として、約6時間。

そのディスクが120×3=360枚。

6×360=2160時間。


案外わかりにくい。


1日1枚のBlu-rayディスクを見る仕事として、一月に20枚を見られるとする。

360÷20=18ヶ月。

あー、1年半の仕事ですな。


相当な仕事量ではないか！？


見ている最中にも増えていくエンドレスゲーム。

まさに円環の理。


老後の楽しみにとっておけるとも思えない。


あれだ。

YouTubeでダイジェストを作って流すビジネスがこれからのビジネスコンテンツになると予測できる。

「15分でわかるシュタインズ・ゲート」
とか。

つまらんぞ？それはそれで。


特に有効な解決策は今のところ思いつかず。